パチンコ日報

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パチンコも20歳からにしたら…

「後、5年もすれば監督官庁の課長補佐は、まったくパチンコをやったことのないキャリアが就任する時代になるのでは? パチンコを知らないトップが塩・コショウの加減を間違うたびに業界は右往左往することになる」と危惧するのはある組合の理事長。



不満のボルテージは徐々に上がっていく。



「メーカーには長く遊べる機械を作れといいながら、ハネモノのように遊べる機械が出てこないのは、検定基準の見直しが必要になってくるのに、それもしないで遊べる機械を作れというのは矛盾している。もっともCPUの容量を広げると悪さをする、と信頼のないメーカー団体にも問題はあるが」



パチンコ・スロットのUPUは30年以上経っても未だに8ビットの「Z80」がメイン基板に搭載されている。80年代中頃までのパソコンやゲーム機に使われていたが、コンピュータの世界で30年以上も前のマイクロプロセッサーを使っていること自体が化石時代のようでもある。



「当たり、はずれを制御するぐらいなので8ビットの容量でも十分といえば、十分。ただ、メーカーとしては当然大容量のCPUにしてもらうように、これまで陳情しているが、CR機導入の時ですら、それは受け入れられなかった。保通協の検査体制が8ビットの解析能力しかないので、これは今後も変わりそうもない。64ビットになったら解析するだけで何年かかるか分からなくなる」(メーカー関係者)



出玉性能に影響しない映像や音などの演出用回路は、パチンコ、スロットともサブ基板を使っている。



出玉性能に関係のない演出回路なので、保通協にサブ基盤の設計図や回路図を提出する必要はない。



サブ基板は保通協の検査対象外、という盲点をついたのがARTやタイマー機能だった。これでは行政とメーカーの信頼関係が構築できるわけもない。



検査がないことをしいことに、サブ基板に何かを仕込むメーカーが存在する状況で、CPUの容量を大きくして情報処理能力を高めると、次は何をしでかすか分からない。



メーカーにすれば、ユーザーニーズに応えるべくそんな裏技を使ってくるわけだが、この辺は広告規制逃れるするホールと体質は変わらない。



理事長の独り言にもどろう。



「風営法を改正してパチンコは20歳になってからできるようにすればいい。酒とタバコは20歳から。18歳からできるので、青少年の健全育成を阻害するということにもなる。パチンコも20歳からにして、その代わり規制を緩和してもらう」



大衆娯楽からちょっと遠ざかっていく気がしないでもない。



大衆娯楽といいながら実態がギャンブルとなっているので、20歳以上にするのも間違いではない。





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