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正月営業という概念を捨てる覚悟

「ことしの正月営業は過去5年間で最高の稼働だった」と話すのは都内ホールの店長。



どうすれば、そんなに高稼働だったのかというと意外と簡単な話だった。



年末から釘を開け始め、正月も正月営業にしないで、通常よりも開けたので元旦から客足が途絶えることはなかった。



そんなことができたのもホールの体力があるからだった。ほぼ無借金経営だ、という。



なぜ、正月営業を止めたのか、といと普段パチンコをしない人が正月ぐらいはパチンコを打つことがあるので、そういうお客さんにパチンコの楽しさを味わってもらうためだった。



パチンコは等価ながらスタートは回した。ただ、TYを5~15%調整することで帳尻を合わせた。



店長は回せばお客さんが来ることを改めて認識した、という。



その一方で、こんな話もある。



これも都内の話。



おばあちゃんが久しぶりに行きつけのホールへ行った。このおばあちゃん、数年前から娘さんが住むハワイで暮らしている。たまに日本に帰ってきてはいるが、ホールへ行くのは5年ぶりぐらいだった。



おばあちゃんは顔馴染みだった店員にこう愚痴った。



「今のパチンコはこんなに回らないの? びっくりしたわ。前は1000円で18~20回は回ったのに、15回も回らないじゃないの。これじゃ、やる気も起こらないわ」



そこで、店員はこう苦しい弁明をした。



「おばあちゃんが来ていた頃は3.3円交換だったんですが、今は4円等価に変更になったので…」 



店員はすぐにこのことを店長に報告した。



お年寄りでも1000円スタートをしっかりチェックしていることに驚くと共に、スタートは最低ラインを維持しないことには逃げることを改めて痛感した。



より、丁寧な釘が求められる。



そのためには安易に風車で逃がさないことだ。それがスランプが起きる原因だ。



それ以上に思ったことは、やはり等価交換は間違いだった、ということだ。



無借金経営のホールなんかそうそうあるものではないが、正月営業を止めてびっしり客を付けたホールもある。



そろそろGW、盆、正月営業という考え方を捨てる時期に差し掛かって来ている。



摂津の1.2.3は正月に泉ピン子の来店を決行した。普通に考えれば、正月に芸能人を呼ぶ必要はないと思われるが、めったにパチンコを打たない人でも正月ぐらいパチンコでも打ってみようと考える。その来店動機につながると思えば納得できる。









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