パチンコ日報

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土地争奪戦

地方の郊外で再開発計画が進んでいる。目玉は大型ショッピングモールの出店だ。地域の活性化のために県が大いに乗り気で、箱は3セク方式で建てるようだ。



この大型再開発情報を聞きつけたホームセンターや格安輸入家具チェーンもこの地域に出店する動きが出ている。



不動産情報はパチンコ業界へも当然入って来る。



さっそく、出店希望のホール企業が2社ほど名乗りを上げ、土地の争奪戦が始まっている。



地権者は地元の農家が大半だ。



土地は買い取りでも賃貸でもOK、という条件を出しているが暗礁に乗り上げている。



「地元のためになる業種なら喜んで貸すが、パチンコ屋に土地を貸したとなれば末代までの恥になる」(農家)という理由である。



田舎の農家の人たちにはパチンコにいいイメージを持っていないようで、ホール企業には土地を貸さない、という農家は一軒や二軒ではない。



ホール側も条件を出した。



実勢価格の倍で買い取る案を出した。



2億5000万円~3億円とすれば、5億円である。賃貸なら年間2000万円ほどの賃借料が入る。



さすがにこんないい条件を出されると農家の人も心も揺れ始めた。



しかも交渉に赴いた時に現ナマを差し出したことから、その噂は近所の農家に一気に広まった。



「やっぱりパチンコ屋凄い」



「やっぱりパチンコ屋はえげつない」と賛否両論が渦巻いている。



ショッピングモールが着工するのは2年後。大規模再開発なので完成するまで少し時間はかかる。



ショッピングモールが完成すれば、その周辺には前述したようにロードサイド型の量販店も次々に出店してくる。



町が拓けて土地の値段が値上がりすることは間違いない。こんなおいしい情報を地元の不動産屋が見逃すはずもない。



土地が上がることを見越して、内緒でせっせと土地を買い漁っている。



金儲けが上手な人のところには、一般人が知り得ないような情報を持っているものだ。



数年後にはどこのホール企業が進出を果たしたかは、いずれ明らかになる。農家が意地を通さなければの話だ。



この地域ではすでに全国チェーンが営業している。



ここで高コストで出店した場合、既存の大手に太刀打ちできるのか気になるところである。





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