「今年発売されたパチンコ機で面白い機械がありましたか?今週からタロウが稼働していますが、展示会で見て、どうして買うのか分かりません。次のAKB欲しさの機歴のつもりで買っているのでしょうが、欲しくもない機械を買わされる販売方法をそろそろ断ち切らなければ、ますます業界からお客さんが消える。うちは1パチ専門なので安い中古しか入れられないので、機械代回収のために釘を閉めることはないが、今や4円の新台は稼働があるうちに回収するために導入しているようなもの」と現場からは不安視する声が聞こえてくる。
結局、4円の稼働が低迷しているので、どこで利益を抜くかというと稼働があるうちに抜ける新台へ走るために、機械寿命がますます短くなる、という悪循環に陥っている。
加えて、機械をよく吟味する時間を与えないメーカーの販売方法にも問題がある。
「展示会では強制基板で面白い演出のところだけを見せるような売り方で、平常時の状態が見えない。スロットで言えば設定1の状態がどれだけつまらないかは、展示会では分からない。展示会の日には完売しているようなケースも少なくない。吟味する時間も与えない売り方も問題がある」と憤る。
それでなくても4パチの稼働低下に拍車がかかる中で、一物一価の徹底指導だ。
現状ではどうしても好調なスロットの5枚交換に合わせてしまうので、パチンコは25玉を選択してしまう。
一物一価を徹底している福岡では5枚、25玉が主流になってきたため、等価営業ではどうしてもパチンコの釘が閉まるために、業界を挙げて客離れにせっせと勤しんでいる結果になっている。
これを打破しようとすれば、2フロアー構成のホールなどは営業許可を別々に取るしかない。
それで成功しているのが、とある県の理事長の店。
1階がパチンコで、2階がスロット。スロットは5枚でパチンコは35玉交換で営業しているが稼働は好調。
「パチンコは駐車場があれば常連になりたい釘です。調整が下手なのか、確変の時に玉が増える。確変中は90~95%以内で調整するのが普通ですから、35玉交換ではいい釘」
等価ではそうした遊ばせる釘にすることはできない。
業界が生きていくためには、スロットは5枚で、パチンコは30~42がベターである。
警察が指導する手軽に安く遊ばせる大衆娯楽を追求するのであれば、射幸心を煽る一物一価はその真逆の位置にある。

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