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新台に頼らない低貸専門店物語…4カ月後編

大阪・ナンバにマルハンの全館禁煙ホールがオープンして1カ月が経過した。4円コーナーでは機種によっては大きく稼働を落としているコースもある。



昨年12月に新規オープンしたホールは当初は1円コーナーの比率は2割程度だったが、あまりにも4円の稼働が取れないために全台1円にして再スタートを切ったところ、息を吹き返した。



大手、中堅で強いといわれたホールですら4円の集客には困難をきたしている。



1円、5スロの低玉貸しで新台に頼らないホールの4カ月後の状況が明らかになった。



230台の小型ホールが、3月はついに過去最高の頭数を記録したが、4月1日はそれをも塗り替え130人に達した。この数字はグランドオープン初日をも上回ることとなった。



「ド~ンとお客様が急速に増えることはありません。お客様が5人増えるのに2カ月ぐらいはかかりますが、今のところ右肩上がりで少しずつ増えてきています」(同ホール責任者)



3月の機械入れ替え費用は新台の半額程度。古くても検定前の使える機械を丹念に探し出してきては、月2回ほどの入れ替えを行っている。



入れ替えるといっても数台なので、チラシを使うことを止めてタウンメールに切り替えた。これもコスト削減の一環だ。



「新聞の折込チラシは束になって見つかりにくいが、タウンメールなら捨てるにしても必ず目を通すので、チラシより訴求効果は高い。タウンメールの内容はお店の紹介だけで、機械の入れ替え案内も書いていないし、タウンメールを持参すれば景品が貰える、とも書いていないのに、少なくとも3人のお客様がタウンメールを持参してこられました」というように多少の効果はあったようだ。



最近導入したハネ海の稼働が高い。台数は2台だが1人のお客さんが毎日のように来店して朝から晩まで打っている。



「1日の大当たり回数が100回は優に超える。恐らく当たる回数を楽しみにしているものと思われます。そのお客様は以前は1/55確率のデジテンを打っていました。出玉よりも大当たり回数を求めるお客様もいらっしゃるということ」と分析する。



この店はメリハリの利いた釘にはしていない。いつ行っても同じ釘、というのが特徴で、そういう釘が好きなお客さんがジワジワ増えてきている。



最近の土日の傾向としては朝、開店前に15人前後のお客さんが並ぶようになった。これまでには見られなかった大きな変化だ。



「ネクタイ姿のお客様はまずいない地域ですが、最近はネクタイのお客様もポツリ、ポツリと姿を見かけるようになりました。昼間は2~4時がパチンコのピークで、夜はスロットのお客様が増える傾向にあります」



次なる新たな戦略も頭の中では描かれている様子だ。





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