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モンハン狂騒の結末

導入から2週目に入ったモンハンの中古機相場価格が平均で21万円まで下落している(4月3日現在)。



モンハンの販売方法を巡って、全日遊連が当該メーカーと販社に対して要望書を送るほど激怒した。



トップ週で大量導入したのは資金力のある大手だったが、無理した中小もあった。



定価40万円として、トップ導入したホールの中には、台数値引きなどを含めると最高で7万円の値引きになるので、33万円ぐらいで買えた。35万円で販売しても書類代を含めてトントンで転売できると踏んだ。



中古価格が上昇していたらその差益はもっと大きくなる。



この思惑も大きく外れることになった。



「機械のデキとニーズを考えたら、モンハンは買いではなかった。私が担当しているホールさんには1台も買わないように指示しました。付き合ってはいけない最たる機械でした。そもそも販売方法が間違っている」(某コンサル)と切り捨てる。



辛いという観測は導入の初期段階から流れていた。



「DMや展示会で買わないほうがおかしい、という雰囲気を作っていましたが、私は買わないと決めていました。GW明けに10万円台まで下がったらその時買うつもりでした」(ホール責任者)



早期導入したホールも長期間使えない機械と判断すると、高値転売もできないので、ベタピンで回収に走る。ますますお客のニーズに合った使い方ができなくなる。



適正台数をオーバーすると、たとえいい機械でも結果は見えている。



弱小店の中には無理して新台を数台契約したが、中古相場の値下がりが激しいので、4月末の導入前に機械代だけでも早くもロスになっている。QW明けまで辛抱すれば1/4の価格で買えた。



買わないほうがおかしい、と煽るような営業で物議を醸した結果が、ホールの期待を大きく裏切ることになった。



実は一番心が痛んでいるのがフィールズの営業マンだったりする。特に販売ノルマがきつかった支店の営業マンは売った反動もきつい。



売るときも心が痛かったが、売った後の結果はもっと心が痛む。



日工組、日電協が作成した営業担当のための独禁法のコンプライアンスマニュアルには、独禁法違反の恐れがある場合や疑問に感じた場合は、会社の法務関係者や組合に問い合わせしてください、と書かれている。



今回の一件で自主退社する営業マンも少なくなかったようだ。



会社の販売方法に我慢できなくなった営業マンが退社していく。







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