パチンコ日報

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エイプリールフールネタの実現に向けて

4月1日のエントリー「今夏、夢のようなパチンコ機が登場!」はエイプリルフールネタだったが、これに近い形で企画が進んでいた。今から4~5年前のことだった。



機械代を安くするために、あるプロジェクトが水面下で進められていた。そのプロジェクトの打診を受けたメーカーもあるので、担当者は「あのことか」と思っているはずだ。



内容は大手居酒屋チェーンとのコラボで、そのチェーンのCMに出ていたタレントを使って居酒屋の名前を冠したパチンコ機を開発することだった。



液晶演出のストーリーはパチンコを打っているうちに、一杯やりたくなるというもの。パチンコに勝ったらそのカネで近くにある同社の居酒屋へ足を運んでもらう、というような筋書きがこのパチンコ機には隠されていた。



メーカーは版権を使用するために莫大な使用料を払わなければいけないが、このコラボ企画は逆に居酒屋チェーンからコマーシャル代が貰える、という画期的なビジネスモデルでもあった。



それによってメーカーは機械代を安く提供できるメリットもあった。



居酒屋チェーンからはGOサインは出ていたので、この企画がメーカーに持ち込まれたが、結果的には実現することはなかった。



今回のエイプリールフールネタは、ホール関係者の期待も大きかった。



知り合いのホール関係者からもさっそく電話があった。



「このアイデアは絶対いい。6万台限定で各店5台なら全店に入る。素晴らしい考え方のメーカーですよ。こっそりどこのメーカーか教えてくださいよ」



「エイプリールフールですが」



「????」



「最後まで読まれましたか?」



「宝くじのところまでは読んだよ」



「その下、黄色い文字で書いているでしょ」



「ちょっと待って。えっ、なんや…」



「コメントは読んでますか?」



「コメントまではまだ読んでいなかった」



元店長の所にも、2等1億円の宝くじを巡って「本当は当選しているんだろ。で、どこのメーカーに投資したのか教えろ」と電話が入っている。



パチンコ機に一般企業の広告を流すという考えは、前述の居酒屋チェーン以外にもまだあった。



今から10年ほど前にもそんな動きはあった。当時のホール軒数は1万7000店舗台でパチンコホールが一つの広告媒体となる、と考え企業にアプローチしたが、当時は「企業イメージの低下につながる」という理由で却下された。



しかし、時代は確実に変化している。



名前のある歌手、タレントが次々にキャラクターとして登場しているようにイメージが悪くなるという心配もない。



メーカーも版権代を払うのではなく、広告料を頂き、それをホールに還元する、という発想に切り替えて、今回のコラボ企画を是非とも実現してもらいたいものである。



これは実現すればホールにとってもメリットがあるだけでなく、業界のイメージを変えることにもつながる。



ウソから出たまこと。



メーカー企画開発者から「参考にさせてもらいます」とのコメントも入っている。



現実に向かいますように。



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