月1回、200円未満の飲料、菓子、日用品などを提供することが認められた。この総付景品市場をビジネスチャンスとばかりに、参入を狙っている会社も登場している。
飲料や菓子は今時もらってうれしくないが、生活必需品で必ず買って家に常備しているようなものが喜ばれる。そういうアイテムは考えればいくらでもある。
配布は月1回に決められたが、本来、総付景品を配るシチュエーションはグランドオープン時や正月だろう。
「警察は広告宣伝規制で、広告の隠語にも特にやかましく、隠語は許さない、といっているのに、総付景品が月1回認められた、ということはこれはある意味、隠語のお墨付きを与えたようなもの。毎月特定の日に配ることでその日は出しますよ、という合図にもなってくる。イベント告知ができなくなった分、きっと総付景品を隠語で使うホールが現れるはず」とはホール関係者の弁。
隠語といえば、最近、ロールケーキなどの景品フェアをチラシに載せているホールがちょこちょこ現れているが、ナゼケーキなのか?
「スイーツは甘い。つまり、この日は甘いですよ、という一種の隠語ですよ」と裏読みする業界関係者もいる。
最近はマダムシンコのマダムブリュレがスイーツ界では大人気だ。これを景品で扱うホールも少なくないが、チラシに載せて、マダムシンコ側からクレームが来たケースもあるのでご注意を。
「うちは、チラシには載せませんでしたが、百貨店に出店している店舗に予約を入れて50個買いました。予約は30個までなんですが、それをなんとか50個にしてもらいました。会社からは50個は売れないから30個にしろ、といわれましたが売れる確信があったので、反対を押し切って50個注文しました。10時の開店と同時に百貨店に取りに行きましたが、開店早々で食品フロアはまだ閑散としているのに、マダムシンコの店だけは行列ですからね。絶対売れる、と改めて実感しました。午後から店頭に並べて、夕方までには完売でした。うちはあくまでも景品で喜んでいただきたいためです」というホールもある。
総付景品のガイドラインでとばっちりを食ったのが、店外でのティッシュ配り。11月1日以降は制限がなかったものが週1回に変わった。
「チラシだけでは誰も受け取ってくれない、と女の子が悲鳴を上げています。今まではティッシュだからパチンコに興味のない人も受け取ってくれたけど、チラシだけでは誰も受け取ってくれません。これは大きな痛手です。サラ金は3000~4000枚配って客が1人くればいいほうだといわれていますが、パチンコの場合はそれよりは効率がよかった」と途方にくれるホール関係者も。
総付景品を巡って悲喜こもごもの世界がある。
※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。