パチンコ日報

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月刊ヒーローズ雑感

「ヒーローズは置きますよね。村上もとか先生の作品もありますし、AKBの生写真も付いているからファンは絶対欲しいですよね」とフィールズの営業マンが11月に創刊する月刊漫画雑誌ヒーローズの営業に来たのは10月初旬のことだった。



定価は200円。最低10冊から。半年契約が基本だった。定価でも1万2000円。仕入れはその半額ぐらい。たいした金額でもないが応対した店長は即座に断った。



「これだけ分厚い漫画が200円ですよ。これを置かないほうがおかしいですよ。私が客なら絶対取りますよ」と反論する営業マン。



店長にすればたいした儲けにならないことに手を取られるのも面倒だが、担当営業マンが持ってきた話に腹が立っていたことも否めない。



この営業マンが「絶対デキがいい」と太鼓判を押した「金と銀」、「風の用心棒」、「プロポーズ大作戦」などがことごとくこけ、その侘びもなく、「ストリートファイター4」と漫画の話を持ってきたからだ。



ヒーローズに関しても営業マンはノルマがあるのか、

「じゃ、半年分私が持ちますから」と申し出たことが店長の怒りに火をつけた。



「お金を出せばなんでも解決できると思っているのか。仕事を舐めるな!」と怒鳴りつけた。営業マンが自腹を切ったところで6000円ほどだ。



フィールズが小学館クリエイティブと共同で創刊した月刊「ヒーローズ」が11月1日に発売された。



事前にAKB48を使ったテレビコマーシャルも流した。販路は全国のセブンイレブンとホールの限定販売。





ヒーローズは新人漫画家を発掘することも目的の一つで、ヒーローズ漫画大賞に選ばれると賞金300万円がもらえる。



ヒーローズで漫画家デビューした暁には、アニメ、ゲーム化への道が待っており、将来的にはパチンコ、パチスロのキャラクターになる。



フィールズにすれば、出尽くした感のあるアニメキャラクターを新人から発掘することで、安く遊技機のキャラクターに使えるメリットがある。



新人漫画家も読者からの人気投票でその道が大きく開かれる。



14店舗のチェーン店を持つホールでは、旗艦店に試験的に導入してみた。



「結構、客持ちがいいですよ。連載ですからまた次を読みたくなる。パチンコの景品で雑誌系のものが今までにいくつか出ていましたが、その中でも一番評判はいいですよ。お客さんが投票した漫画がパチンコやスロットのキャラクターになる楽しみもありますから」



買取の場合はラックが付くが、委託の場合はラックが付かない。



保険をかけて委託を選んだホールの店長はこう話す。



「4日目にしてようやく1冊出ました。すぐ近隣にはセブンイレブンが3軒もあるのでプレミアム感もない。エンドユーザーにヒーローズの趣旨である新人漫画家を育てるとか、それがヒットすればパチンコのキャラクターになる、という狙いが伝わっていないから。フィールズはやることが3年早い」



プロの編集者の目はまた違う。



「小学館なので期待していたが、創刊号にしてはお粗末。新人といいながらタッチが新人ではない。韓国人作家が初登場などの話題はあるが、本当に売る気があるのか、と思った」と手厳しい。



フィールズにすれば漫画が売れることよりも、新たなキャラクターが育つかどうかの方が関心が高いはずだ。



子供のころから漫画は読まないが、このエントリーのために小学生以来、久方ぶりに漫画を買うために、セブンイレブンに走った。



フィールズは確かパチンコ人口を4500万人にするプロジェクトがあったはずなのだが、そっちはどうなったんやら。





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