パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

先着50店に来店ポイントシステムを無償で提供

世の中、わけあり商品が人気を集めている。割れたせんべいやツメの折れたカニ、パッケージの箱が潰れただけで、中身は何ら問題ない商品などがそれ。



わけがあるから安いのだが、理由さえ分かれば納得してお客は買っていく。



そんなわけあり商品がパチンコ業界にも登場した。



会員管理システムの中で、比較的廉価で行えるのが、来店ポイントシステムだ。貯玉を絡めない分、初期導入費は来店ポイントの端末だけで120万円ほど。

来店ポイントだけでも顧客管理は十分にできる。ポイントを貯めることが来店促進にもつながり、来店回数に応じたDMを絡めることで集客効果を高めることもできる。



今回のわけあり商品は、この来店ポイントシステムだ。



このご時世で、閉店するホールも増えている。その結果、その店で導入されていたポイント端末機が帰ってきている、という。



わけあり商品とはこの帰ってきた来店ポイント端末。中古でもメンテナンスはしっかり行っているので、使用上の問題はない。



今回はその端末を先着50ホールに無料で提供する会社が現れた。それが第三者型会員管理のメリネットだ。



ただし、第三者管理なのでパートナーシップ契約の月額3万円という費用は発生する。しかし、中古とはいえ導入コストはかからない。



面倒な会員名簿の入力、修正作業はもとよりDMの作成~郵送まで代行してくれる。



「何千万円もする高価な会員システムを入れても使いこなしていないホールさんもいらっしゃいます。得意先の中には80人しか会員さんがいらっしゃらないホールがありますが、それでも毎日50人はカードを通しています。来店ポイントも一つの道具。要は使う人が使い方をどう工夫するか」(草山課長)



貯まったポイントはメリネット主催による賞品イベントで交換できる。最近の人気はお米。山形産コシヒカリなのでリピーターも多い。





問合せ先/㈱メリテック メリネット課・担当:草山/06-6630-7555

ホール関係者にお願い

何時も御高覧を頂きまして誠にありがとうございます。

今回のエントリーは、【諸事情からコメントをお受け出来ません】事を予めご了承願います。



今回のシリーズ「山は動く?…番外編 全国紙からの取材」の続編は中止とさせて頂きます。



本当に申し訳ありません。



シリースは2回分の寄稿を書き上げて、営業1号さんに送信済みだった。

今回の内容は、本当にお伝えしたい事が多く、非常に長編大作だった。

この原稿が無駄になったショックは、書いた私が一番ショックだった。



中止の理由は、H記者からの申し出があったから。



H記者の気持ちが変化したのは、4月27日のコメント。



「なぜ不毛な議論を蒸し返す、もっと自信を持って主張すれば、擬人化しなくともいいのではないでしょうか」を読んで。



実はこのコメントに対してH記者のコメントが入っていましたが、営業1号さん・H記者・私で協議の上、見合わせることにした。



その代わりとして本日のエントリーをアップしている。



H記者はある思いから、ホール業界に有益な情報をパチンコ日報に公開する予定だった。



それは現段階では、新聞に掲載するものでは無い事=つまり新聞読者には現段階では興味がない内容であるし、社会性に乏しい内容であるため。



しかし、ホール業界にとっては有益な情報が含まれていた。

その関係から、掲載許可を頂戴したのですが、上記のコメントが入り、H記者の気持ちは一変した。



このコメントを入れた人の考え方はほんの一部で、ほとんどの読者は違う考え方を持っていることは、私も営業1号さんも理解をしている。それはH記者も同じ。



しかし、H記者はこう憤る。



「擬人化だと言う単語に隠された意味は、私(H記者)の存在を否定するものであり、こういう考えの方が他にもいると想像出来るので、今回の情報開示は見合わせたい」



せっかくH記者が情報を開示しても、その後荒れる事も予測出来るし、H記者には何も得るものが無く、嫌な気分だけが残る事が予測される、ということ。



H記者はさらにこう続ける。



「元店長がどうして擬人化しなくてはならないのか? そんな意味は無いのは大半の人は理解しているはずだ。しかしね~」



「元店長さんは、このブログで商売もしていない。そんな場合、擬人化をしてまで、寄稿する意味があるのか?」



つまりこの先に、私がH記者の情報を書くと、一部の人は、その内容は元店長(私)が擬人化した作り話だと受け取る人がいる。



それをH記者は「許せない」と。これはH記者への冒涜にもなる。



これ以上の経緯は控えるが、ネットでのブログは、この様な誤解が生まれる土壌がある。人気ブログの常◯山◯さんは、ブログ上で「~情報は各自でご確認下さい~」と書いている。これはネット上では当たり前のこと。



つまり、私が書く内容は擬人化されたものかどうかは、読者の判断の自由。

しかし、その情報が擬人化されていなければ、寄稿者の先の人の存在を否定する事に等しい。



この様な流れから、H記者から掲載を見合わせたいと申し出があった。



何度も書くがこれに対してのコメントは、ご遠慮願いたい(H記者からの申し出)。



さて、この件に関係して下記の寄稿をする。



H記者は、パチンコ業界に対して様々な取材活動をしている。今はスクープを追い求めている段階。



H記者が現在得ている情報は、新聞上では記事に値しない内容でも、ホール業界にとっては有益な情報があった。



それはパチンコ業界誌では書けない内容。パチンコ業界誌は、広告収入が命。当然クライアント向きの記事しか書けない。



でも新聞記者は、パチンコ業界誌の様に気兼ねする必要はない。



H記者は、パチンコ業界の各ブログを読み漁った。当然、ホール、メーカー、設備業者、組合関係者などへも取材している。



本当にパチンコ業界は、換金合法化を望んでいるのか?



本当にカジノ議連は、今秋の国会にカジノ法案(パチンコ業法案)を提出するのか?



パチンコの換金が合法化された時に、パチンコ業界はどんな姿になるのか?



などなど。



私が以前寄稿したシリーズで、パチンコ換金が合法化されたとして、30年後の業界の姿を書いた。



H記者の情報は、私が書いたこと以外に、未来を予想するものが含まれていたことはいうまでもない。



H記者の話で印象に残った言葉がこれ。



「パチンコ業界でのガラパゴスは、現場(お客さん)に一番近いホールだ!」



ホール業界を取材すると、パチンコの将来像や換金合法化後の情報レベルが、他の部門に比べて非常に低い、という。



ホール関係者の情報源は、ネットからのものが多く、パチンコ関係者のブログから得て居る内容が非常に多いようだ。



H記者は「これはホール業界にとって致命傷」と指摘する(この意味は分かりますよね)。



だからH記者は、自分の取材に影響がない情報を私に提供してくれたのだろう(今回の件で、私にも道理的な守秘義務が発生してしまった)。



あるホール関係者を取材していた時、カジノ法案提出を非常に気にしていたそうだ。



その人の情報は全てネットから。



「Hさん、パチンコブログで人気ブログがありますから、ぜひ読んでください」といわれた。



その人はそのブログを盲信していた。



ホール関係者を取材していると、これと同じようなケースに何度も遭遇した。



それに関係した話を、私は4月27日の寄稿本文で紹介している。



⇒【H記者曰く「元店長さんの寄稿内容を賛美するコメントが数多くありますが、それも危険で、元店長さんの寄稿を参考に自分のものにする姿勢が重要だ」と指摘する。】



私がわざわざこの一文を書いた意味をほとんどの読者は理解しているだろう。



しかし、ホールで現場に近い人は、ガラパゴス状態に陥っているケースが多く、その結果、ネット情報に依存する傾向が強い、というのがH記者が感じていることでもある。



H記者はいう。



「ネット上では、ブログ主の考えが語られているが、そのブログの中には、ブログ主の主観が大半を占める場合が存在する。この傾向は、パチンコ業界に限らずに、どの分野でも同じ」



H記者はパチンコ業界しか知らない人が、パチンコ業界のブログを盲信している現状に、本当に驚いている。



ホール業界の情報は、特殊な業界のために普通には拾えない。そのため、情報偏重現象が起きる。



その現象はブログ主の発言を継続的に検証すれば、疑問が出てくる面を打ち消していると分析する。



こんな状態が続くと業界にとって危険である。



H記者はその危険性として、大手ホールと弱小ホールの認識レベルの差を感じている。



「中小ホールの関係者の大半は、ノープランにも見えてしまう」と憂慮する。



パチンコ業法が成立した時、ホール業は資金調達は、今よりも容易くなるだろう。中小ホールも、銀行融資を得やすくなる。



しかし、上場ホールの資金調達力には勝てない。



最後にH記者はこう締めくくった。



「ブログは、間違ったら削除したり、訂正ができるもの。だからその内容を盲信してはいけない。削除や訂正が多いブログは、読者の読解力が大切である。ホール業界、特に現場のガラパゴス状態の改善が急務」



私はH記者の指摘を自分の肝に命じた。







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