パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

ハネモノはお客の顔を見て営業しないと失敗する

4円パチンコ再生の手がかりとして、ハネモノが注目されている。5月29日に開催されたパチ元会では、このハネモノについて、勉強会を開いた。



現役のホール営業部長でもあるCRAナカムラ氏は、自店でも積極的にハナモノを導入している。その立場でハネモノの今と未来について語った。



冒頭、「今のハネモノが昔のハネモノのように輝きを取り戻せるかといえば、答えは『NO』」といきなり冷や水を浴びせるような話から始まった。



その理由はこうだ。



「当時の客層と今の客層は違う。一発機があった時代にハネモノがあったが、ハネモノで遊びたい客は絶滅している。復活するのは難しい」



今の若いユーザーにはあまり馴染みはないが、30年ほど前は、セブン機、ハネモノ、権利モノ、一発機、普通機、アレンジボール、と店内の機種構成はバラエティーに富み、セブン機に次いで人気を誇っていたのがハネモノだった。



ところが、業界もユーザーも射幸性が高い、セブン機にどんどんシフト。ハネモノよりも売り上げが上がることから、ホールが売り上げが上がらないハネモノをどんどん撤去してセブン機コーナーを増殖させた。結果的に業界自らがハネモノで遊びたいユーザーをどんどん駆逐して、より射幸性を求めるユーザーを育成した。



そのツケが現在のパチンコ業界の姿だ。



CRAナカムラ氏のいうように、ハネモノで遊びたい、という客層は業界が駆逐して行ったため、ハネモノファンがどれだけいるかは不明だが、今、ハネモノを打っている客層をこう見ている。



「プロもどきが小遣い稼ぎ、と割り切って打っている。油玉も使われていた。彼らに利益を吸い取られているだけなら、客の数字はホールのプラスになっていない。いかに常連客に遊んでもらうか。常連客が4円で遊ぶためのハネモノでなければダメ。客の顔を見ていないとハネモノを導入するメリットはない。ハネモノが4円客の逃げ場にはならない」と警鐘を鳴らす。



元々、ハネモノは釘調整も手間暇がかかる割には、儲からない。だから、ホールがハネモノを見捨てていった経緯がある。



半年ぐらいは利益なしの覚悟で使わないと、「ハネモノのピークは今年一杯で終わる」と予測する。



甘く使うとプロに狙われるわけだから、非常に使いづらい機械ともいえる。



かといってハネモノを1円コーナーに導入するのは本末転倒。そもそも4円復活のためのハネモノである。



「数値管理とお客様管理が何より重要になる。安易な気持ちでハネモノを導入するとすべる」と断言する。







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領収書発行の後日談

「領収書をもらえますか?」



「何かあったんですか? お客様で2人目なんですけど」と店員は訝った。



そりゃ、そうだろう。



パチンコ店で領収書を要求するお客もいないし、領収書を発行すること自体が業界にはないので、社員も領収書対応の教育などは受けていない。



しかし、2人目ということは、恐らく日報の読者が実験したものと思われる。



業界関係者が都内のホールを8軒ほど回って、領収書対応について調べてみた。



結果的にスムーズに領収書を発行するホールは1軒もなかった。予想通りといえば予想通りだ。



「上司に聞きます」



「現場では分かりません」



「ちょっとお時間をいただくことになりますが…」



飛び込みで回ったが領収書を出すほうが宝くじに当たる確率のようなものだ。



気さくに話が聞ける店長のホールに向かった。



「10年このホールで働いていますが、領収書を求められたことは一度もありません。そもそも会社で決まりがない。会社の指示がないので、どうやって出していいか分からない。特殊な業界ですからね。普通の業界並みに見てもらえないのは、領収書も発行できないところにあるのかも知れませんね」



ホールの事務所にはもちろん領収書はある。



ただ、それは取引業者用に切るためのもので、お客用ではない。



「そもそもお客様がいくら使ったかが分からない。いずれにしても警察に聞かなければ領収書のことは分かりません」



領収書は税務署の管轄で、警察とは関係がないはずだが、警察に領収書のことを聞いても明確な答えが出るはずもないように思える。



元、大手商社マンのAさんは20年以上前、海外からのお客さんの接待にパチンコを使っていた。



「領収書を書いてくれ、といったら自己申告金額で簡単に領収書を書いてくれたよ。もっともそこはいつも海外からのお客さんを連れて行っていたなじみの店だったこともあるけど、簡単に書いてくれたな」と述懐する。



まだ、パッキー、パニーカードが全国共通の頃、1度だけ領収書を書いたことがある、という業界人も出てきた。



「ETCカードは全部履歴が出る。レシートも発行できる。これを応用すればパチンコ店でもユニットでレシートが発行できるようにするのは、技術的には可能なはず。ただ、それが接待用なのか自分の遊び用なのかの区別がつかないことが問題になる」



いわれてみれば、その通りだ。



そもそも領収書の件は接待用に経費で落としたいので、領収書を求められたわけで、領収書を乱発していたら脱税の幇助につながる可能性も出てくる。



外れ馬券が経費として認められた大阪地裁の判決を不服とした、大阪地検は控訴する方針だ。







ちなみに、問い合わせをしていた大手は、「お客様からの領収書発行の依頼があった場合は、必ず発行します。ただし、現場ではなく本社経理部からの発行となります」との回答が寄せられた。



対応するようになったんだと思って、本社の相談室に領収書の件で電話を入れてみた。すると「現場で聞いてください」。



チェーン店に電話して対応に出た店長は「領収書?うちではお出しできません」とキッパリ。



対応の周知徹底は一切図られていないことが分かった。





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換金所を教えてはいけないことが新規客の開拓を阻害する

どんな業種でも共通することだが、客からの質問があれば、それに答えることは当たり前といえば、当たり前。当然といえば当然なのだが、サービス業でもあるパチンコで、それができないことがある。



ホールは答えたくても答えられない。



もし、答えようものなら指示処分の対象にもなるというのだから、不思議な業界だ。



客からの質問にホールが答えられない…



もう、お分かりのことだと思うが、それは景品交換所の場所だ。



警察の建前としては換金を認めていない以上、換金にまつわることは一切タブー視されている。



お客から景品交換所の場所を聞かれても、社員は「教えてはいけない」と教育されてわけだからこんな不親切な業界もない。



初めてパチンコをする人にすれば、換金はやはり悪いことでもしているのか、と後ろめたい気分にさせる。



「業界人は換金所を教えないことが常識になっているが、こんな常識がまかり通っている業界だから、新規顧客が増えない。知っているのに、教えないのはおかしい」とパチンコ初心者のAさんは憤る。



業界では当たり前になって疑問にも思わないことが、こうして新規顧客を増やすことを阻害している遠因にもなっている。



ダイナムが日本での上場のネックになっていた換金問題を抱えながらも香港市場で上場した。



ダイナムはこの換金問題については、景品交換所、卸問屋とパチンコホールは、資本的、人的関係をいっさい持たない独立した業態であると説明。



そのため、ホールの外に出た景品は、客がどう扱おうがホール運営者は関知しない。



加えて、卸問屋は数多くの景品交換所から景品を買い取り、ダイナム以外の店舗にも卸しているため、景品の還流はないとした。



上場が承認された、ということはこの説明を納得した、ということでもあろう。



こんな時代にいつまでもホールが換金場所を教えない、というのも時代錯誤だ。



換金に関してホールが提供した特殊景品をホールが買い取ることは禁止されているが、第三者が買い取る分には「ただちに違法とはいえない」との警察庁の見解から3店方式が存続している。



見知らぬ旅先でパチンコを気軽に打つ気にならない人の中には、換金所をホールが教えてくれないから、ということを理由に挙げるライトユーザーもいる。









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MAX比率をコントロールできない現状がお客を減らす

一定差玉に達したら…に対するア太郎さんのコメントである。中盤から業界が今現在抱えている問題として、MAX機に焦点を絞る。MAX機の比率を業界でルール決めしなければいけないところまで追い込まれているのに、それができない、する気もない組合。



組合よ立ち上がれ。



以下本文





貸玉を0円にすることが可能かわかりませんが、仮に可能として客を制限することは難しく全員平等、誰でも打てる環境が求められると思います。



玉の価値がゼロ円なので景品交換が出来ませんが、利益ゼロならば貸玉料金を通常通り頂いて出率100%のBOXを作った方が・・?



まあ出率100%でも大半が負けますがw



甘デジならまずまず勝率も良く活気出そうですね。



さらに交換率が低ければ出率100%以上に出来るのですが、今まで同様な事を試みた店舗が全滅し、結局等価が残っているのがリアルな現状。



釘が悪くても等価へ行く。



人間の(お客様の)行動心理は不合理です。



MAXタイプは回しても負ける人の方が圧倒的に多い。



店が赤字営業していても負ける人の方が圧倒的に多い。一部が大きく勝つだけ。



でもMAXが一番稼働する。



人間の(お客様の)行動心理は不合理。



負け体験ばかりでは面白いはずがない。



でもMAXが一番稼働する。



そして現状の惨状となっている。



負けるから来店回数が減る。



客数が減る。



店がMAX比率をコントロールするしかない。



でも多分できない。全体で動かないとダメ。



前回の寄稿の囚人のジレンマと一緒。



個店ではMAX比率高くすることが、他を出し抜くことになり利益が最大化するように見えるが、業界全体で見ると利益は減っていく。



気づいたら客数が減った!ってなる。



MAXも等価も原理は一緒。



最善の行動は囚人達が談合し、無駄な機械買わない、MAX設置比率決める、抜け駆けしない。



その分をファンへ還元する。



わかっちゃいてもできない。



個店の利益が減り、出し抜いた店の利益が最大となるためルールを変える必要がある。



抜け駆けしない仕組みが必要。



組合などで動くべき。



でも実際、組合はそんな力が無い。



やる気も無い。



なので囚人達は自らの利益を最大化することに専念する。



結果、今に至る。







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物語営業チラシの具体例その20

◎5月25日【土】



新台入替チラシ





B4両面

20000部



前日折込



パチンコ新台

牙狼FINAL 2台



パチンコ中古【各1台】

魔戒決戦牙王RR

南国育ち in HAWAII

覇-LORD-2

デジ10北斗の拳 有情【遊パチ】

北島三郎 魂の唄【遊パチ】



スロット中古【各1台】

それいけ!コスミックヒーローズ

熱血!華成学園ヒーロー部

海物語ミラクルマリン

ケータイ少女

世界で叩け!モグモグ風林火山



合計12台の新台入替。





…ゆっくり動くと…殿方は目が離せなくなります…



先日読んだ『エロスのお作法』という本の冒頭に登場するコピーです。



著者はあの壇密。



なかなか分かっとるやんけ(笑)



昨晩の情熱大陸にも出演してましたが、マネージャーの携帯にはほぼ1分おきに仕事の連絡が入り、月に200本もの撮影をこなすハードスケジュールだそうです。



そういえば広告映像の世界でも、画面釘付けにしたければ、テロップや商品などを



『じわじわとゆっくり大きくする』



という手法が有効みたいです。



たしかに、テレビ番組やCMなどをみていると、テロップがじわじわとゆっくり大きくなるシーンはけっこう見かけるんですよね。



我々の業界でも告知動画を作る時には参考になりますね。



『新台入替』という文字がじわじわ大きくなる、とか。



今回の新台、牙狼FINALの『牙狼大使』に壇密が任命されたのを知ったときには、『サンセイさん、センスあるな~!』と思ったのは私だけではないはず。



テレビで壇密が出演してると、とりあえずはちょっと見る。



『今度はどんな想定外なコメントを言うんだろう?』



また、電車の中吊り雑誌広告に『壇密』という文字があるだけでも目がいくんですよね。



そんなごく一部の人間には最強のアイキャッチ『壇密』を、今回のチラシ裏面に使ってみました。



オモテ面は、最高記録だった前回のチラシのコピーを少し替え、記録更新に挑戦。



前回『エアポートの新台入替に、まだ来た事ないあなたへ。』



今回『エアポートの新台入替を、このチラシを見たあなたに。』





さて、結果は…



【ホールコン人数】



10時 111人

11時 122人

12時 124人

13時 126人

14時 129人

15時 149人

16時 158人

17時 140人

18時 143人

19時 131人

20時 126人

21時 106人

22時 59人



ピーク人数

15:24頃 167人【前回は187人】



合計人数

1624人【前回は1797人】





想定より10%ダウンです。



もうね、全然ダメ。



給料日後、しかも、話題機の牙狼をトップ週導入ということで、かなり期待してたんですがね~



まあ、牙狼が話題機だなんて思ってるのは、我々業界人だけなんでしょうケド。



前回は雨だったので、農作業やレジャーを中止された方の分が上乗せされたんでしょうね。



今回、それ以外のダメな要因として考えられるのは…





◎前回と似たようなチラシだったので、既存客からは期待感がなかったのかも



とはいえ、このスタイルでまだ試してみたいコピーはあるので、次回どうするかは考え中です。



◎スロットのアピールが弱すぎた



見てのとおり、中古台ばかりなのが弱かったですかね…





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