パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

ハネモノを使うなら定量制と低価交換が基本中の基本

業界歴10~20年ではハネモノを触ったことのない人が大半だと思われる。ここ最近リリースされたハネモノとゼロタイガーを発祥とする30年以上前のハネモノでは、根本的に違う、ということをまず念頭に置かなければならない。



今のハネモノは形こそハネモノだがラウンド抽選が搭載され、セブン機との混合機的な性格を持っているのが現在のハネモノである。



チューリップ機から電役モノへと移行する中で、平和のゼロタイガーは誕生した。初号機はそれこそVに入賞すれば、打ち止めまでハネが開き続ける傑作機だったが、カウント規制がかかるまでにそう時間はかからなかった。



初めてゼロタイガーを打った人は、あのV入賞のハラハラドキドキ感の虜になったものだ。



10台あった西陣のレッドライオンコーナーを前任者から受け継ぎ、それまでの倍の5万稼働に引き上げたことがある業界関係者は、昨今のハネモノブームについて経験談から次のように語る。



「ハネモノを等価営業で使うこと自体が間違った使い方」と交換率のところから待ったがかかった。



さらに、現在の無定量営業もハネモノには向いていない、という。



「初心者を取り込むためのものがハネモノとすれば、まず、ハネモノは定量制で使うべきです。初心者には特に達成感や目標が必要なので、3000個とか5000個終了にすべきです。終了させた、という達成感がいいんです。逆に無定量ではどうしても釘が渋くなる上に、等価ではますます釘が閉まる。本来のハネモノの面白さが演出できません。そもそもハネモノをセブン機感覚で調整するから失敗する」



定量制にすることで、ホールが嫌がるプロ対策にもなると思えるが、この関係者の意見は少し違う。



「昔はそれこそ、磁石やドツキとの戦いの中でハネモノを使ってきたものです。当時に比べ、今の機械には磁石センサーやドツキセンサーまで搭載され、昔より随分楽になっています。プロが来るのなら来てもいい。長時間時間をかけて出す分には、玉が出ているように見えて逆にいいものです。出玉がお客さんを呼びますから。定量制にすれば、プロに抜かれっぱなしになることもありません。お客さんは管理するものではなく、育てるものです」と持論を展開する。



では、どうやって5万稼働にもって行ったのか?



「機種ごとの割数を自分で打って決めていました。レッドライオンなら13.7割がベストでした。1分間に何回鳴かせて、何個玉を拾えば、お客さんが納得するかを機種ごとに研究しました。鳴きの回数とお客さんが納得する出玉を自分で導き出しました。そのためにはスランプのない釘も自分で研究したものです」



そして、ハネモノを導入するには何よりも覚悟が必要になる、という。



リバイバルしたビッグシューターがコケた理由は「店長がハネモノの面白さも知らなければ、店長がハネモノを研究しなかったからだ」と指摘する。



ハネモノを導入するからにはハネモノを研究する覚悟も必要だし、プロに打たれても動じない覚悟が必要のようだ。



そのためにはまずもって定量制を導入すること。完全等価の店はハネモノは本来の面白さを伝えることは難しい。







人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える





※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。コメントがエントリーになる場合もあります。



タレント、コンパニオン雑感

ペーニーオークションサイトで落札もしていないのに、さも安く落札したかのように自身のブログで書いたことがばれてしまって、すっかりテレビを干されてしまったタレントのほしのあき。



事件から5カ月が経っても未だに復帰のメドが立っていない。



芸能界の事情通によると、彼女が所属するタレント事務所は、ほしのあきが稼ぎ頭で、彼女1人で20人の社員を養っていけるほどだという。



ほしのが抜けた分を頑張って稼いでいるのが、元SDN48のメンバーだった芹那だ。ただ、テレビの露出はあるものの、まだ新人の領域なのでギャラは安いはずだ。



タレントもテレビから消えてしまうと、どんどん忘れられていく。「あの人は今」的な芸能人がホールのイベントをしている、というイメージがあるが、結構なクラスもホールイベントに汗を流している。



その代表格が俳優の中村雅俊だ。



1974年、日テレ系の「われら青春」で主役デビュー。今年62歳。



いま、パチンコの一翼を担うおばちゃん世代にすれば、中村雅俊は現代でいうところのキムタクだった。



そんなおばちゃん世代にタレントイベントでは絶大な人気を誇るのが中村雅俊でもある。



ツーショット撮影は「遊技中のお客様のみ」と店内放送でもしようものならば、席を立とうとしたおばちゃんが、もう千円入れる、というぐらい売り上げ促進効果もある、という。



そういう話を聞いた後で、見かけたのがこのチラシだ。





保阪尚希(45)。俳優。元嫁が高岡早紀ということぐらいしか印象がない。



パチンコを支えるおばちゃん世代に保阪尚希は受けるんだろうか?



このホールでは40代の女性客が多い、ということなのだろうか?



タレントイベントは集客目的だが、コンパニオンも集客が目的ながらコストパフォーマンスは決してタレントに引けを取らない、という。



だいたい2~3人がワンセットで、1日4時間ほど店内にいる。



マイクパフォーマンスのほか、キャンディーやオシボリを配ったりするのが通常だが、コスプレで店内掃除やトイレ掃除まで行うコンパニオン会社まで登場している。



来店している客をいかに満足させて帰らせるかが、コンパニオンの腕にかかっている。



そのために、コンパニオンに宝塚歌劇を観賞させているイベント会社もある。舞台から感動や人をもてなすことを学ぶ。



これで客滞率が延びればホールからの注文も殺到する、というもの。



ユーザーからはそんなことしないで「スタートを回せ」という声が聞こえてくる。





人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える





※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。コメントがエントリーになる場合もあります。



領収書は発行してもらえた

領収書の後日談でハンドルネーム業界人さんが、領収収書を書く義務があるのは実はP店ではなくゲームカードなどのカード会社で、カード会社の領収書を店舗が代理で書くという形、という風に述べていた。



これに対してハンドルネームごろりんさんの意見は少し違う。



以下本文



パチンコ店のカードシステムは2種類ありますよ。



客の使い勝手からするとどちらも同じなので区別はつきません。



メーカーによってどちらの形式を採用しているかはまちまちです。メーカーによっては両方のシステムを販売している場合もあります。



1つ目はパチンコ店がカードの発行主体になるタイプのシステム。

この場合は領収書を発行するのはパチンコ店で、問題ないですね。



2つ目はカード会社が発行主体になるタイプのシステム。

領収書をカード会社が発行するのか、パチンコ店が発行するのかが問題になるのは2つ目のタイプですね。



この場合も、貸玉料金の領収書なら、発行するのはこの場合もパチンコ店ですね。



カード会社は支払い手段を提供しているだけで、貸玉をおこなっているわけではありませんから。



一般的に客側が要求しているのはこちらではないでしょうか。



カード発行代金の領収書ならカード会社が発行するとも考えられますが、パチンコ店はカード発行業務を受託しているのでパチンコ店が発行する事も可でしょう。(もちろん代理で書くというのもありですね。)



業界人さんの店舗ないし会社で導入されているシステムによっては事情の違う場合もあるかもしれませんのが。



領収書の件は単に要求されることが極めて少ないために、現場のスタッフが慣れていないとか、会社全体でも対応が周知されていないだけの話かと。



しかし、本当にパチンコ店で領収書を発行してもらえないものでしょうか?



私の経験では複数の店舗であっさりと発行してもらえましたよ。



不慣れな店舗スタッフを納得させるだけの説明能力は必要かもしれませんが。



記事を鵜呑みにして確認もしないでパチンコ業界批判をしているのは滑稽ですね。



領収書を発行することによって、パチンコ店に生じる不利益といえば、手間と発行費用の問題だけでしょう。



お目付け役がいなくなった結末

そのホール企業には外部の社内コンサルが常駐していた。



エリア長はちょっとしたミスをトップに報告せずに隠したりする。オーナーはそういう社内体質を改革するために、お目付け役としてそのコンサルを常駐させていた。



オーナーにすれば、「失敗は成功のもと。怒らないから些細なことでも隠すな」という方針だった。



些細なことでも隠さない。これに監視の目を光らせるのがコンサルの役目だった。



社内からは煙たがられた。



いつも監視されているようで、気が抜けないこともあったためだ。



ところがある事情でこのコンサルが辞めることになった。



それまでは店舗にも張りつめた空気が漂っていたが、いなくなった途端に現場が気を抜き出した。



精神的にもびしっとしていたが、緊張のたがが外れるのに時間はかからなかった。



何よりもコンサルが辞めて安堵したのが店長で「いなくなって本当によかったな」といっているのが現場の末端まで伝播して行った。



気を抜くだけでなく掃除などにも手を抜き始めた。そうした些細なことが重なると接客にも影響が出るようになった。



オーナーは外部のミステリーショッパーを使って調査したところ、すべてにおいて以前とは違って低い得点になっていることに愕然とした。



パチンコは店長産業ともいわれている。



一人のキーパーソによってそれまで不振店だった店舗が立ち直るケースは枚挙に暇ない。



最近は人生経験が少ない若い店長も多い。和気藹々とした中で、冗談が言い合える職場を理想としている店長も少なくない。



悪く言えば、厳しさがない。



さらに、稼働を上げる苦労を自ら勉強して実行する若い店長も少ない。



話を戻そう。



社内コンサルが辞めて、最悪の事態が起こった。



社内の空気が張りつめている時には起こらなかったことで、副主任が店長が遅番で不在の時を狙って現金を持ち逃げしたのだ。



すぐに捕まったのだが、オーナーはショックを隠しきれなかった。



真面目に働いていても現金を前にするとつい出来心は起きてしまう。



現金を〆る時は2人で行うのが鉄則だが、それすらも守られていなかった。



今の若者は躾を厳しくするとすぐに辞めてしまう。



それを頭数あわせだけでやると、接客は崩れ、カネを持ち逃げしたりする。



お目付け役が帰ってくる日は近い?





人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える





※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。





地域、所轄に合わせた営業をするしかない

以前、サービス玉で行政指導を受けたホールのことを取り上げたことがある。



こんなことで行政指導?と思っていたが、別のホールでまたまたサービス玉に関する行政指導が入った。



客からの「特定の客にサービス玉を入れている」との通報が所轄に入った。



警察は店長を呼び出し「本来サービス玉はだめ」との厳重注意をした。



店長は警察がダメだという真意を量りかねた。それは一切ダメなのか、本来はダメという程度なのか。



警察の通達文を読んでも分かるが、断定したものの言い方はあまりやらない。よく使うの「望ましい」といういい回しだ。



面倒になるなら止める。これが業界での処世術だ。



そこで、ホールはサービス玉を一切止めることにした。



今までサービス玉をもらっていた客からすれば、面白くない。なぜ、サービス玉を止めたのか理由を聞かれ、「ご当局からの指導に基づいて…」と説明した。



それに納得しない客が「ふざけるな! どうしてサービス玉がいけないのだ」と所轄に怒りの電話を入れた。



面白くない警察は店長に「どういう言い方をしたのか。サービス玉を中止にしたのは誰の判断か」と説明を求めた。



咄嗟に「サービス玉は本来やってはいけない行為なので独自の判断で行いました」よ答えた。



「警察が止めろといったので、止めました」といいたいのをぐっと飲み込んだ。



こういうときは決まって「望ましい」という言い方をする。



今回改めて店長は思った。



「ホールによっても、所轄によっても指導が違う。同じ灰色でもすべてが同じ色ではない。時には灰色がピンクに見えることもある。隣町がよくてもわが町はダメ。地域、所轄に合わせた営業をするしかない」と諦める。



その所轄も課長が代わると内部も変る。



ある所轄は新台入れ替え検査のたびに、ホールからビール券20枚を受け取っていた。



店の方も店長が代わると申し送り事項の一つにビール券のことは入っていた。



ところが、所轄の課長が代わってから、ビール券を受け取らなくなった。本来、ビール券は所轄の方から要求されたものだった。



ビール券はホールが始末書を書くことで一件落着した。



その所轄はビール券だけではなかった。



担当が「夜勤の時食うラーメンがないんだよね」といえば、ホールも手ぶらで帰らせるわけにはいかない。



景品用のカップヌードルを1ケースを帰り際に、「トランクを開けてください」といって押し込んだ。



そういうことが全国にまん延していた。全国で警察の不祥事が明るみになり、一時期、警察は綱紀粛正を行ったことがあった。



組合の総会に警察が来賓で出席する。総会後の宴会にも警察は出席していたが、綱紀粛正後は宴会には出席しなくなった。



警察も人の子。喉もと過ぎれば熱さを忘れる。



今はまた宴会にも出席している。



警察の不祥事は一向に収まらない。





人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える





※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。コメントがエントリーになる場合もあります。