パチンコ日報

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粗利を2割抜いて稼働を上げるホール

競合店が粗利10%営業でやっているのに、20~23%の粗利を取りながら稼働を上げているホールがある、という。



粗利を取れば反比例するかのように稼働が落ちるのが自然の法則。そんなことを覆すことが果たしてできるのか?



上からの無謀な指示に現場の店長は「そんなバカなことはできません!」と反発した。



利益を競合店よりも抜いて「客を付けろ」というのだから異常だ。一世の経営者の中には稼働を重視して、利益を抜きすぎると店長を叱る人もいたが、その間逆。



経営者は現場の店長たちに壊れたレコードのように「今日こそ変るんだと思わないと絶対に変らない」といい続けてきた。



つまり、現場がその気になって取り組まないと何も変らない、ということで現場が変れば、数値は自ずとついてくる。



そして、不可能が可能に変っていく。



経営者の強い意志とスタッフの努力によってそれがやがて実を結ぶ。



「お客さんは全員にきょう勝ったか、負けたか聞いてはまわらない。毎日の勝ち負けは昨日の自分自身との比較でしかない。スーパーのように価格表示があって、1000円のものを2000円で売ったらそれは、お客さんはこないが、パチンコには定価表示はない」



足元の箱を見させないように上に視線が行くような工夫をしたりもしたが、利益を倍抜く分、接客サービスや設備、清掃は競合店に劣ることは許されなかった。



競合店よりも数段優れたサービスを提供することで、粗利を確保した。



「店長には『きょうは変ると思え』とそればっかりをいい続けた」



人が行動をして変れば、店は変る。



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来年のホール運営計画は?

このブログの起源が某パチンコ業界誌だということは、皆さんご存知の通りです。

そのため、多くの業界人の皆さんに御高覧いただいております。



私の知る範囲でも、ホールオーナー様は勿論のこと、店長を目指す現場の方々も自分の将来のために役立てようと御高覧頂けているようです。



皆様には「これからも宜しくお願い申し上げます」と深々と頭を下げたいです。



このブログは管理人さん(営業1号)や私(元店長)が、完全無償で本文を掲載しています。



ブログを商売に利用することも一切していません。管理人さんは現在、業界誌から離れ完全に独立しています。



パチンコ日報同様に、業界を愛する多くのブログ管理人様がいらっしゃいます。



先日、不評だった1円等価のエントリーに対して、業界を愛する一人からコメントが入っていました。



HNは「業界ハイカー」さんです。



業界ハイカーさんは、先日10年と言う長い歴史をもちながら閉鎖した業界掲示板「imaru.net」では知られた存在でした。



理論的な思考や業界愛を感じるコメントを多く書かれていました。



できましたら、このブログにも業界ハイカーさんの寄稿をぜひお願いしたいものだと思います。



業界ハイカーさん、どうでしょうか? 



管理人さんに成り代わり、宜しくお願い申し上げます。



面白く勉強になる記事をお願いします。



話は変わりますが、11月の倒産件数が1000件を超えています。



12月や1月は資金需要の関係から、倒産件数が増えるでしょう。



また、来年は気刺激策の息切れも予測されます。



そんな中で、ホール運営もご苦労が多いと思いますが、ホール運営は一つの旨みもあります。



日銭が入ると言うことです。



ホール業界でご苦労されてきた初代経営者の皆さんから話を聞くと「運営さえ間違わなければ、今まで乗り切ることが出来たのだから」と来年の計画の重要性を説いています。



都市部のホールより、苦戦が予測される地区のホールさんは、来年の計画はどうでしょうか?



人件費を削る前に、無駄を省く項目をリストアップしてみて下さい。



新台入替やDM費は、工夫によってはまだまだ見直せます。



また来年は、固定顧客管理に重点をおく年です。



今からの計画が重要です。



さて、先日予告しています「今まで書けないでいたシリーズ」は執筆中です。



下書きを一部の業界関係者に見せましたが、好評ですのでご期待下さい(自分で好評してどうするw)。



15年前にはボロクソに攻撃された内容ですが、10年後には私が提唱する方向に間違いなく向うパチンコ業界関係の方向性を書いています。



その内容は現役業界人にとっては、盲点でもあり、あきらめでもあります。



今後とも宜しくお願いします。









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第1回アンケートの結果発表。中心読者層はホールの管理職

アクセス数が12月に入って1000人をキープできるようになった。7日はとうとう1302人に達した。



理由はP-NEWSに記事が紹介されるようになったことが原因。アクセス元を見れば一目瞭然だった。P-NEWSからが1521件に跳ね上がっている。



それまでは人気ブログランキング経由で300件ほどだった。いかに多くの人がP-NEWSを見ているかが伺える。



さて、先日協力いただいたアンケート結果が出た。



パチンコ日報をどんな人が読んでいるのか、ということを改めて知るために実施したのだが、予想通りの結果となった。



回答は40人。



読者の6割がホール関係者で、以下ファン12%、メーカー関係者12%、コンサル10%、販社関係者が6%、という結果となった。





ホール関係者でもどのクラスの人が読んでいるのかが、これまた面白い結果で、ほとんどが役職者だった、ということ。





答えを①としか書いていない人を役職無回答とすれば、7割が役職者でうち、副店長、店長が4割で、営業本部長、総務部長、人事部長、エリア長などの部長クラスの方々も読んでいる。



「いつも元店長氏の寄稿を楽しみにしています。切口が良いですね」(営業部長)



「元店長さんのお話を時間をおいて、パックってます。役にたつものは、プライドを捨てても利用してますよ」(エリア長)



「元店長が登場してからの支持者です。他の業界人ブログは、業界情報取得には役になります。でも元店長の話は具体性があったり、即実用性があったり、とてもえーです」



「このブログをみるきっかけは、機械メーカーから、元店長氏の寄稿がおもしろいと紹介されてからです。無償であれだけの内容は立派です」(液晶メーカー)



元店長の独自視線の寄稿から営業のヒントを掴もうとしている姿がコメントの中にも表れている。



元店長は業界から離れているので「好き勝手なことがいえる」と謙遜。本腰を入れて業界に戻ってくる気はさらさらないのが残念。



読者層が把握できたことで、改めて第2、第3のアンケートを予定していますので、ご協力お願いします。



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今まで書けないでいた提案その④

両替所のオヤジを「宣伝媒体にしちゃおう!」と考えた小生。



悪く言えば放送局のオヤジを利用してしまおう、と思い立った。



手始めに暇があれば、オヤジと世間話をする様にした。



その会話にこんな話を混ぜる。



「いや~来月は本部の許可をとったから、1カ月はバンバン出しますよ!交換所が忙しくなるけれどヨロシクね!」



てな具合である。



その他にも「『フィーバー◯△◇』を来週からテコ入れする様に本部から言われたんだ」(もちろん作り話)。



そう言ったら本当に出した!



フィーバーパワフルは、1カ月に亘り15.2割(40玉交換だから16割が損益分岐)。



パワフルは20台あったのだが、常に満席。夕方や土日は順番待ちができる。



こうやっても店全体では、1カ月の通しては13.8割営業。



理由は無駄出しをしない。



各機種を3日スパンで計画的に出した。



パワフル以外はズルズル出さない。あくまでも計画的に。



何故パワフルを1カ月高割にしたのか?



それはお客様が望んでいたから。



少々話が逸れるが一番効果的なイベントは、お客様の望む機種を出すことだと思う。



だからイベントが下手なホールを見るとこの点が一番目につく。



お客様が望ん出ない機種の釘を開けても、稼働がないホールがあるように。



話を戻す。



お客様の動向を見ながら、両替所のオヤジにこちらから情報を流す。



すると、オヤジは常連客に「店長が来週は◯△◇を出すって話していたよ」と放送してくれる。



それを繰り返せば、客足も増える。



しかも、戦略的に情報を流す。



地域下位店舗が、土日は地域1番店になるのに、半年もかからなかった。



客足が増えれば、自然に特殊景品交換のお客様も増える。



割数を規定割りに落ち着かせても、お客様が増えているから、両替所のオヤジはホールが出していると勘違いする。



この時に、口コミや噂話の恐ろしさと有効性を痛感した(この口コミについては後日、関連の寄稿を予定)。



このかけ引きを繰り返し、情報操作をすれば、自然と出す店とお客様も思ってくれる。



結果、半年が経過した後の半年間は、入れ替えゼロで売上・稼働を落とすことはなかった。



もちろんその間は、様々な方策を施した。



その話は別のシリーズでお知らする。



さて、このシリーズ③で書いた特殊景品交換所での接客内容の改善の件は、ホール店長として、越権行為だといわれている。



このシリーズは毎回全ての内容が絡み合い、最終的には業界へ大きな提言としたい。



つづく



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