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ぱちんこ情熱リーグ決勝戦 丸の内デルコム編

パチンコ店舗で働く人に光を当てるイベント、第1回ぱちんこ情熱リーグの決勝大会が2月10日、大阪市のクレオ大阪中央で開かれた。



これはNPO法人ぱちんこ情熱リーグが主催するもので、「共に実践、共に感動、共に成長」を理念に、ホールで働く人が誇りを持て、パチンコ店から日本を元気にすることを目的に開催された。



参加ホールは137店舗。



覆面調査による1次予選、2次予選を経て、決勝大会に勝ち進んだのは、得点の高かった上位5店舗。



予選では、また店に行きたくなるか、誰かを連れて行きたくなるか、出玉感演出、スタッフの笑顔、店の清潔感などが約50項目にわたってチェックされた。



決勝進出5店舗が、壇上で自店の取り組みや思いをプレゼンテーション(22分)し、会場の参加者1000人の投票で日本一を決めた。



今回から決勝に残った5店舗のプレゼンの模様をブログで採録する。



まず、トップバッターは群馬県の「丸の内デルコム」。



総台数608台。スタッフ30人の郊外店舗。



5分間のプロモーションビデオが上映された後、プレゼンが始まった。



去年8月に入社したばかりの男子社員が語り始めた。



「大学院を出てまでナゼパチンコ屋なの?と母をはじめ周りの多くが反対しました。でも、じいちゃんだけが志賀産業なら大丈夫。だって俺が行っているパチンコ屋なのだから、と笑って背中を押してくれました。じいちゃんや母を笑顔に変えた志賀産業丸の内デルコムから感謝と笑顔をたくさん作りたい。そして、それを全国に広げたい。その思いで毎日ホールを回っています」



感謝の気持ちを目に見える形で表すために、のぼりやポスターにスタッフ1人1人の感謝の気持ちを書いて店内に掲げている。



最初は11月の誕生月間の時だけの予定だったが、スタッフやお客からの要望で今でも掲げられている。



「志賀産業に入社していなかったら感謝することを知らない人間になっていたと思います」



支えてくれている家族、上司、仲間、達成感を教えてくれたスタッフ、お客様に感謝することに目覚めた。

これまで挫折して周りのスタッフに迷惑ばかりかけてきた一人のスタッフは「見捨てず、常に励まし続けてくれたのはスタッフの皆です。今でも辛いことがありますがスタッフのお陰で頑張れています。スタッフの皆、本当に心からありがとう」



「ふれあうすべての人々を笑顔に変える」という志賀産業の理念。



「理念を守るために行っていたのではなく、自分たちのやっていることが自然と理念につながっていた」と古根店長はいう。

店長は業界に入って10年。当時は学生結婚して、すでに子供もいた。そんな状況で時給が高いからという単純な理由でパチンコ業界を選択した。



女手一つで育てた母親からは「パチンコ屋で働かせるために大学へ行かせたのではない」と泣かれた。



今は応援してくれているが、業界へ入って10年経ってもそんな先入観は取れていない。



「だからこそ、本気で業界を変えたい!私の大切で大好きなスタッフが笑顔で働いている丸の内デルコムから、志賀産業から発信したい。自信を持ってパチンコ屋でふれ合うすべての人を笑顔に変えているんだと、自信を持っていえる業界にしたい!」



同ホールではクリスマスイベントとして、景品をスタッフがサンタになって自宅まで届けている。



鬱病にかかって気力を失っていた女性が、気分転換のために友達からパチンコを勧められ、ホールに通う内に、明るさと元気を取り戻していった。そのお客の元へクリスマスプレゼントを届けたときのスライドが最後に流れた。



女性客からスタッフ一人一人に宛てられたメッセージには、日ごろのふれ合いとスタッフに対する感謝の気持ちがにじみ出ていた。



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貴方のホールで意思統一は図れていますから?

バイトのKです。



私の勤めるホールでは、スタッフがマイク放送をしています。



ある日、店長が副主任に「今日は○○と●●の2機種はオススメなんで、マイク案内でアピールして下さい」と指示しました。



その2機種は各5台。



イベント台でもなく、調整もむしろ悪い部類でした。



稼働は1機種が2人、もう1機種はゼロという状況で、終日に亘ってマイク放送を続けた結果…



移動してきたお客様は、ものの数分で遊技を辞めて帰られてしまいました。



店が勧める機種がこの調整では「今日はダメだな」と判断されたのでしょう。



それでも、副主任はマイクを止めようとしません。お客様が減って行くので、むしろヒートアップ気味に「○○と●●本日オススメです!!」と煽り続けました。



途中で疑問に思った私は、副主任にこう提案しました。



「○○と●●はお客様もいないですし、今からは人気機種や稼働が付いてきたイベントコーナーを勧めてはどうですか?」



それに対して副主任は「今日は○○と●●を勧めるよう店長に言われているからいいよ」と聞こうとしません。



「どうして店長は○○と●●を勧めたいのですか?」



「わからない、勧めろって言われたからさ」



「………」



私は二の句が継げませんでした。



最終的にはアピールした2機種に稼働どころか、高稼働だった向かい合わせの人気機種10台の稼働も、全て飛ばしてしまいました(笑)



当然、夜には店長から大目玉です。



店長は営業中の「ある瞬間」、稼働・出玉が好調だった2機種を盛り上げる指示を出したのです。



副主任は状況に合わせることもなく、指示された内容だけを繰り返していたのです。



恥ずかしながら、これが私の務めるホールの一場面です。



パチンコ日報の読者は、私よりも上の立場の方が多い事でしょうが、ここで敢えて質問させていただきます。



貴方のホールでは、意識統一が出来ていますか?



貴方の部下は、上司は、同じように「わからない」「○○に言われたから」と答えていませんか?



貴方の部下は、何故その指示を出したのか、理解をしていますか?



一人一人のスタッフや役職者が自ら考え・工夫し・進んで業務に取り組んでいますか?



言われているからやるのと、意味を理解して実行するのでは、笑顔ひとつ、お辞儀一つ取っても違いが出てきます。



自らが主体となって、主役となって、問題意識と誇りを持って業務に取り組む事が出来ていますか?



私の働くホールでは上下バラバラ、上からの指示が一人歩きをしています。



素晴らしいホール様も多くあるでしょうが、私が働くホールのようなケースも決して少なくないでしょう。



私はホールで働くアルバイトです。



いくら理想を語ろうと、言うは易し…で現場を変える影響力は小さなものです。



今回、営業1号様の有難い申し出により、表現の場を与えて頂きましたが、実際に自身の職場環境を変えられるかは定かではありません。



ただ、どこかのホールの一角で…



部下が「この指示の意図は、…と言う事ですか?」



上司が「オイ○○くん、何故この指示を出したか分かるか?」



そんなやり取りが展開されたら、私の小さな改革は大成功だと考えています。



貴方の上司や部下がパチンコ日報を見ているかも知れません。明日は貴方が質問をされる側かも知れません。今から、返事の準備をしておいて下さい。



そして、いつかは私のホールでも…



そう考えただけで、明日の出勤が楽しみでなりません。



なるべく飾らず、等身大の私の目線で書かせて頂きました。諸先輩方にとっては、至らない内容かとは思われますが、ご容赦下さいませ。



最後になりましたが、このような機会を与えて下さいました営業1号様、お忙しい中、私の稚拙な文章に目を通して下さいました皆様に、心から感謝致します。



ありがとうございました。



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やっぱり、中国人観光客を取り込め

旧ブログで1年以上前、中国人観光客をホールへ取り込め、と呼びかけていましたが、先日放送されたテレビ東京のワールドビジネスサテライトでは、それを実感させる内容でした。



中国で最も大きな休日である春節(旧正月)が14日から始まるのに伴い、中国人観光客が急増しているようです。



番組の中で特に気になったのが、中国人ツアー客に向けの健康診断を兼ねた人間ドックツアー企画です。



4泊5日で〆て70万円也。もちろん、診断書は中国語に翻訳されます。



東京タワー前のホテル「ザ・プリンスパークタワー東京」は、東京タワーの眺望を売りにした5万7000円の140室が、13日は中国人ツアー客で満室だというではありませんか。



日本人でも5万7000円は十分に高い値段です。



それが満室になるというのですから、中国人パワー恐るべしです。



また、あるホテルでは、今年の春節期間の中国人の予約率は前年比の7倍。



中国人観光客を受け入れるために、あるホテルチェーンは全国のホテルで中国語の番組を観れるように準備を進めているようです。



日本政府は外貨獲得のために、将来的には3000万人の外国人観光客誘致を掲げています。



外国人観光客の国別1位は「韓国」で以下の通りですが、2009年度は前年比で33%以上の落ち込みです。



この中で増加したのは中国だけです。



1位 韓国159万人

2位 台湾102万人

3位 中国101万人

4位 米国70万人

5位 香港45万人

(日本政府観光局データ)



3000万人の目標を達成するには、中国人観光客を増やすことが求められるため、政府は中国人の個人ビザも緩和する方向です。



中国には温泉はありませんが、中国人は温泉が大好きです。田舎の温泉地にまで中国人観光客が押し寄せています。



その流れでいうと、中国にはパチンコはありませんが、中国人はギャンブルが大好きです。



さあ、ホール業界は、このチャンスをどうやってモノにするのか。



お手並み拝見です。



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ぱちんこ情熱リーグ イントロダクション

業界で一番最初にこのプロジェクトを紹介したのが去年の4月23日のエントリーだった。当時の名称は現在の「ぱちんこ情熱リーグ」とは違っていた。



その定例理事会に出席したのが前日の4月22日。



この時点ではNPO法人も設立されておらず、5月半ばに申請する、という準備段階だった。



ただ、決まっていることは2010年2月10日、クレオ大阪中央で決勝大会を開くということだった。



この会場は1000人のキャパがある。



大会に向けて参加ホールだけでなく、大会を協賛してくれるサポーター企業を募集する方法も検討段階だった。



サポーター企業になるメリットは何か?



セールスポイントの中に、「エンドロールで感激」という意見があった…。



本来なら、途中経過も逐一取材したかったが、会社を辞めたことでそれもできなくなった。



でも、決勝大会は見に行きたい、取材した、と思い続けていた。



人の出会いと不思議なもので、このパチンコ日報ファンの人からある日連絡があった。



その人も去年会社を辞めて独立したばかりで、久しぶりに会って食事をすることになった。



彼は情熱リーグの手伝いをしていて、当日のチケットをくれた。



これで行くきっかけができた。



「じゃ、パチンコ日報で取材に行こうかな」というと、



「是非是非、プレスの受付に来てくださいよ」



こうして、最初に取材しただけでなく、決勝大会も取材できることになった。



当日、広い会場は、2階席までびっしり埋まった。

夢を実現したな。



情熱リーグのメンバーは、やはりすごい人たちばかりだな、ということを感じながらプレス席に着いた。



情熱リーグの熱い思いは、開会宣言の木村副理事長のあいさつに表れていた。



張り上げる声が会場に響き渡った。



「パチンコ屋で働いていたら結婚できない、と去って行った社員に悔しい思いをした。この仕事に夢を持てない社員さんがいることを知った。友達の経営者の中にも、子供にパチンコ屋をやっていることを隠している人もいる。なんで自分の仕事を隠さなアカンネン! なんでこの仕事に夢を持たれへんねん! 俺の仕事はパチンコ屋や! 俺の会社はパチンコ屋と正々堂々といえる会社にするんや、ということを仲間たちと語り合っていたが、そんな熱い思いもどこかに置き忘れてしまい、打算的な考え方になっていた。同業者間の熾烈な過当競争の中で、自分だけが勝てばいいというそんな経営者になっていた。

そんな自分に嫌気が差しているときに親友である木山理事長から、あの時の熱い思いを今一緒にかねえてみないか、未来の業界人のためにも俺らが動かなアカンのちゃうの、と情熱リーグの構想を聞かされました。

その瞬間、私の心の中にあの熱い思いが蘇ってきました。みんなが誇りを持てる業界にする! 店頭で働くスタッフに光を当てる! お客様からありがとう、といわれる業界にする! そんな思いで情熱リーグはスタートしました」



共に実践



共に感動



共に成長



をテーマに始まった第1回ぱちんこ情熱リーグ決勝大会はこうして開幕した。



決勝5チームのプレゼンテーションは次回につづく。



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視野を開くには素直な気持ちが大事

私は昨年寄稿していたミスパーラーの父親です。



小さいながらホールを経営しています。



娘がパチンコ日報へ寄稿していたことは、娘が亡くなった後に知りました。



遺品を整理していた時にみつけたメモに、通帳や住所録やネット関係の詳細が書いてあり、親族が娘のメールボックスを開いて知ったわけです。



娘の友人にこの事実を確認したところ、ミスパーラーという名前で掲載している、と聞きました。



それから毎日パチンコ日報を見ています。



娘がこの世から突然亡くなり、経営は他人に任せる日々。



毎日の希望も正直わきません。



インターネトも親族に勧められて始めました。



そこに娘の足跡があるのは感動の一言です。



娘がこれほどパチンコのことを考えていたとは思いもよりませんでした。



皆様に言いたいのは、相手が亡くなるてからは話すことができなですよ、ということ。



家族が死んで思うことは、もっと時間を取って話をすれば良かった、と。



娘の日記を読みました。



父親である私の事も書いていました。



読んでみて、私は娘の気持ちを半分しか理解していないことが分かりました。



残念でならないです。



会話では恥ずかしいと思い、口ではいえなかった父親に対する思いを書いてました。



仲の良い家族なのに、気持ちが100%伝えられないでいた。



そして、今回の元店長さんの出来事がありました。



私が書きたいのは、同居している家族(私と娘)でも、本心が伝わらないこともある、ということです。



だからパチンコ日報に掲載されている内容は、元店長さんに限らないですが、書いている人の真意は何かを考えて読まないと理解出来ないと思うのです。



同居して毎日話をしていても、100%ではないのです。



パチンコ日報の寄稿は、面識が無くて文章だけですから、読む人は余計に心を集中させないとだめです。



もしも書いてあることが分からないのであれば、最初に自分の理解力が足りないのではないか自問自答することを勧めます。



これは元店長さんを助けている内容ではありません。



私は当たり前のことを書いているつもりです。



私は在日朝鮮人です。



昔は日本に溶け込む努力をしませんでした。



それではだめだと気がつきました。



それで道が開け、視界が開けました。



パチンコ日報を読む皆様も、視野を開くことが大切です。



それには「素直」な気持ちが大切だと思います。



寄稿内容が分からないのであれば、「素直」にコメントで聞けば良いでしょう。



元店長さんの寄稿は分かりやすく、私は混乱したことはありませんでしたよ。



皆様これからのパチンコを支えて下さい。







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