パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

V字回復するにはPS比率を8:2にすること?

コロナ禍の直撃を受けたすかいらーくグループは、9月から400店規模で閉店時間を1時間早めることを発表した。テレワークなどの影響で都心や郊外店は夜間の稼働が40%も落ち込んでいることを受けて「ライフスタイルに適した営業に見直した。需要の高いランチタイムに投資する」としている。すでに深夜帯ニーズの減少や働き方改革で24時間営業は廃止している。

コロナでライフスタイルは確実に変わって行っている中、パチンコ業界でホールがV字回復するための秘策を練っているメーカーがある、という。相当努力しても現状維持がやっとで、V字回復なんて夢物語のようにしか思えない。しかも大ヒット機を出すという発想でもない。

V字回復の秘策とはホールの機械代負担の軽減だった。

ホールはパチンコとスロットの両方を設置して営業している。これまでの業界の流れからパチンコがいい時は、スロットがダメで、スロットがいい時は、パチンコがダメ、という波が繰り返され、互いを補完しあってきたが、その法則が崩れ最近の異常気象のように予測がつかなくなっている。

「スロットの台数を減らし、パチンコの台数を増やすことがV字回復につながる。スロットは今の粗利では機械代が回収できず、それがホールの体力を失わせている。スロットの台数が多すぎる。パチンコとスロットの比率を8:2にすれば機械代負担からも解放される」(パチンコメーカー関係者)

なんだ、そんなことか、というような話ではある。今のPS比率は6:4ぐらいだから、スロットをさらに2割減らすということのようだ。

確かにここ最近はスロットの下落をパチンコが補ってきた。端的な数字で言えば、今年4月の4パチの粗利が3210円に対して、6号機の20スロで1960円だ。5号機の20スロの粗利は2310円だったことからも分かるように6号機は粗利が取れない。

6号機の粗利が下がった理由は、ボーナス確率・出玉率のアップによりコイン単価が下がり、粗利も下がった。コイン単価が下がるということはお客さんにとっては遊びやすくなっているのだが、今の出玉では満足できない。ホールは粗利の取れないスロットの購入意欲は落ち、粗利優先営業に走るために、ベタピン営業となり、ますますスロットの面白みはなくなっている。

粗利の取れないスロットより、粗利の取れるパチンコの方に予算を割く方が安全パイということになる。

スマート系になるとスロットはコイン投入の手間がない分、確かに稼働自体は上がることは予想されているが、それ以外の要素で稼働が上がり、粗利が取れるかどうかは、市場に投入しないことには読めない。

すかいらーくグループの閉店時間を早める施策は、ライフスタイルの変化に対応したものだが、パチンコ業界も客のニーズの変化に対応してPS比率を8:2することが最善策ということなのだろう。



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テレビとパチンコ①

ハンドルネーム「文明開化」さんが衰退するテレビとパチンコを重ね合わせる。

以下本文

昭和の時代、三種の神器の一つにテレビがあった。時の世相やニュースなどの情報から歌やお芝居、野球やプロレス等の娯楽を手軽にお茶の間で視聴できる画期的な文明の利器だった。

それまでの新聞など紙媒体では味わえないリアリティーな情報をブラウン管を通じ日本人の老若男女に提供してきた。

テレビの登場とはそれまでの日本人の生活を一変させた。

戦前、戦後を通じラジオにより国民は情報を得て、映画館に行って映画を観ることで、スクリーンに写し出される銀幕の大スターに熱狂した。

そういう時代が続いたが、昭和30年代になって新たなテレビという媒体の登場は、娯楽の少ない時代にその衝撃たるや想像を絶するものであった。

新参者のテレビ局は、当初は予算も少なく時代劇を制作するにも映画会社の看板スターなんてとてもじゃないが起用できない、また、セットや起用する俳優さんも二流以下のショボイものであった。

※ただ、私、個人的には近衛十四郎(松方弘樹のお父さん)演ずる花山大吉は大好きで毎回食い入るように見てましたが。

こういった時代背景から、昭和40年代に入ると、一般家庭のお茶の間で何時でも手軽に見れる媒体として人気を博し、たちまち全国に普及していった。

その勢いは凄まじく、映画館を駆逐し、ラジオを駆逐するまでに至った。

当然、スポンサーとなる企業は、全国民が視聴することになったテレビに CMを出すことこそ一流企業の証だというように、各企業は莫大な宣伝予算を組み、その広告料を湯水のごとくつぎ込む、そういったテレビCMの投資という時代が長らく続いた。

特に昭和から平成にかけてはテレビはその絶頂期を迎えた。

制作する番組内容も歌番組、ドラマ、ニュース、ドキュメンタリーとその種類も豊富で、テレビはその潤沢な資金を元にグレードの高いものを次々に制作していました。

この頃のテレビの影響力は絶大で、その報道内容(久米宏キャスターや筑紫哲也キャスターなど)によっては時の政権がひっくり返えることもある程の力があった。

そのテレビも平成の中頃になるとインターネットという新たな媒体が登場することによって、急速に影響力が低下することになった。

パチンコ業界も同様にして・・・・・

つづく


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第5話 新世界 ⑤

恫喝  

結局子ガメの狼藉に終止符を打ったのはオオガメであった。しかし僕の体の痛みと悔しさは収まらない。痛めつけられた姿を客達は面白おかしそうにただ見ているだけだった。そして従業員のみんなも誰も僕を助けなかった。いや助けられなかったと言ったほうが正しいだろう。

店舗の入口にある駐輪場の整頓をしていた木村くんが駆けつけた時にはひと騒動終わった後だったし、カウンターでは連獅子が景品業者の対応に追われていて事件を知る由もない。関口さんやほかのスタッフたちは担当コースの仕事で手一杯だった。

僕は痛む脇腹を抑えながら仕方なしに事務所へ入る。これ以上恥を晒すのも嫌だし、立っていることすら苦痛だった。ドアを閉めると涙がこぼれ落ちた。悔し涙は嗚咽に変わる。子ガメの顔が、あの得意満面のいやらしい顔が何回も頭の中に入ってきては通り過ぎてゆく。

「おう、坂井主任おはようさん。あれ?お前なに泣いてるんだ。実家のお母ちゃんのおっぱいでも恋しくなったか、ん?がははは」

いつものことながらこいつのデリカシー無さとセンスのない冗談には呆れてものが言えない。

「子ガメにやられました」

奥歯をギュッと噛み締めながらそう答えるとまた涙があふれる。カルティエはしばらく僕の尋常でない様子をじっと見ていた。少し経ってから事の顛末をカルティエに伝えた。多少は慰めてくれるのではないかというほのかな期待を寄せながらなるべく哀れな口調で全てを伝えた。 しかし彼の口調は思いのほか冷やかだった。

「そりゃあ殴った子ガメも悪いが、もっと悪いのは坂井、お前だな」

僕は一瞬耳を疑う。怒りで目尻がつり上がるのが自分でも分かった。これじゃあ踏んだり蹴ったりだ。自分の部下が客にボコボコにされたのにかばうどころか被害者である僕をこいつは責めている。僕には到底理解できない。

「何がですか!僕は何も悪いことしてないじゃないですか」

一度失った理性は簡単に元の鞘には戻らない。噛み付かんばかりの剣幕で僕はカルティエに対して詰め寄った。体の痛みも然ることながら心の痛みはさらに増す。いくら上司といえどひどすぎる。

「甘えてんじゃねえ!」

ビターン!という大きな音と共に目の前が真っ暗になった。この感触はさっきも味わったものであるということ以外なにも認識できなかった。カルティエのビンタはさらにもう一発続いた。

「お前今殴られた意味がわかってねえだろう。大方客に殴られた僕を慰めることもしないでなんでまた殴るんだ、ぐらいのことしか頭の中にねえだろうって聞いてんだよ」

「うるせえ!そんなもん知るか!」

「坂井よく聞けっ!お前は今日お客さんに言っちゃあならねえことを言ったんだ。事の真偽がはっきりわかる前に『本当にお金入れたんですか』なんていう馬鹿な奴がいるか、バカヤロ!言われた身にもなってみろってんだよ。お前ならどう思うんだ。立場を変えて考えてみろ。お金を入れた加藤さんはうちでは何年も通ってくれている常連中の常連さんだ。お前も知らねえわけじゃないだろ」

僕にとってそんな理屈はどうでもよかった。ただカルティエに頬を張られたという事実がまだ理解できないでいた。

「だいたいお前は主任という職位の意味を何もわかっちゃいねえ。一般のスタッフじゃ解決できないトラブルを処理していくのが主任の仕事でもあるんだ。両替機のトラブルで呼ばれて、その場でお前が客とトラブル起こしてどうするんだ。お前に主任としての自覚が足りねえからこういう結果になるんだろうが。子ガメはタチの悪いやつだがよっぽどのことがない限り手を出すような奴じゃねえってことはこの俺がよく知っている。チンピラやヤクザもんは自尊心を傷つけられたり、気質の衆の前で恥をかかされたりした時に力にものを言わせる習性を持っている。お前の言い方がまずかったんだろうよ。違うか?そうじゃなけりゃあいつは手を出すような奴じゃねえ。少なくともこの俺がここで店長を張っている以上はな」

カルティエの僕に対する非難は容赦がなかった。情けないことだが僕は彼に反論する言葉を持ち合わせていなかった。そして俯くばかりの僕は放心状態のまま磨り減った床を見ていた。

つづく

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本人が死亡した場合の貯玉カードエトセトラ

パチンコが大好きな80過ぎの資産家のおじいちゃんが亡くなられた。

おじいちゃんは自分が運転する車で、毎日のようにホールに通った。

おじいちゃんの遊び方はちょっと変わっていた。打つときは現金で、勝ったらすべて貯玉して行った。貯玉で再プレイすることは一切することなく、とにかく出玉はひたすら貯玉して行った。

従って毎日現金を使った。

資産家のおじいちゃんは財産分与のために遺言書を残していた。

おじいちゃんが特に可愛がっていたのが、長男の孫だった。その孫に貯玉をすべて贈与することをおじいちゃんの奥さんには伝えていた。

財産目録には貯玉のことは書かれていなかった。

そういう経緯で奥さんがおじいちゃんの会員カード7枚を持参してホールにやってきた。カードの名義はおじいちゃん一人ではなく、長男や孫などの名義が含まれていた。

遺族が貯玉を下ろしに来るのは、初めてのケースだった。

カードは本人が本人名義以外では作れないのに、ホールは会員カードを発行していた。おまけに暗証番号も分からない。

難問山積だ。

対応に戸惑い弁護士に相談した。

おじいちゃん名義のカード以外は名義人本人に来てもらうように弁護士はアドバイスした。そこですったもんだとなり、結局は遺族が委任状を持ってくることで決着した。

ホールは等価交換。おじいちゃんが貯めた貯玉は約600万円分あった。

貯玉を引き出し特殊景品と交換したが、1日では対応できず、何回かに分けて換金した。

この件で改めて約款を読み返したが、この対応で正しかったのかと思った。

「本人と家族関係が分かるものがあれば対応するケースは多いですね。例えば同じ住所に住んでいる方の運転免許証とかで確認しています。今は、補償上限が100万円になっているので、それ以上貯められない設定にしているお店が多いので、おじいちゃんはカードの名義を分けていたことが考えられますね。それにしても600万円は凄いですね」(設備機器関係者)

ホールが閉店するときに、40万円分の貯玉をしていたお客さんに連絡を取ったホールがあるが、結局、連絡が取れずにホールのものになったケースもある。

その一方で、貯玉をしている常連客で1年以上来店しなくなった場合は、チェックして連絡を取るホールもある。死亡しているケースもあり、本人以外に渡していいものかと迷っているホールもある。

ちなみに、銀行は2019年から10年以上の休眠口座は没収され、公益活動に活用される。

さて、ホールは休眠貯玉をどうする。



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ホールが電動キックボード事業に参入

8月30日に放送されたTBSドラマ「ユニコーンに乗って」で、西島秀俊演じる小鳥さんが、待ち合わせ場所に、電動キックボードで乗り付けるシーンがあった。電動キックボードが大写しになり、なんか唐突感のある演出だった。


翌31日はNHKのあさイチが、電動キックボードを取り上げた。

森花子アナがシェアリングの電動キックボードに実際に乗って渋谷駅からNHKまでを移動した。距離にして1キロ。ゆるやかな坂を上りきったところにNHKがあるが、徒歩なら10分以上かかる。汗をかくこともなく風を感じながら到着した。


シェアリングの場合、乗る前にアプリをダウンロードする必要がある。クレジットカードと運転免許証を登録して、交通法規10問に全問正解して初めて乗ることができる。料金は5分125円。

現在、電動キックボードはシェアリングと個人所有では乗り方が違う。

シェアリングが特例措置として、ヘルメットが任意で、自転車レーンが走行可能なのに対して、個人所有ではヘルメットは義務で、自転車レーンは走れない。



こうした問題を解消する動きがある。2024年4月に道交法が改正され、電動キックボードは新たに「特定小型原動機付自転車」に区分され、免許証が不要(16歳未満は乗車不可)で、歩道も走れるようになる。

最高速度は20キロ。歩道を走る時は時速6キロ以下の制御モード走行となる。

ホンダのベンチャー企業は3輪タイプの電動スケーター「Striemo」を開発している。こちらは道交法では、原付1種免許が必要となり、時速制限が30キロでヘルメットの着用義務と自賠責加入、ナンバー登録などが必要となり、車道のみの走行しか許されていない。値段は26万円。


これらはマイクロモビリティーと呼ばれ、脱炭素社会の新たな乗り物市場として注目されている。

道交法改正に着目して、電動キックボード市場に参入を目指しているホール企業がある。電動キックボードのメーカーに投資し、製造は中国の工場で行う。

課題は重量。ハイパワー、ハイスペックになればバッテリーも大きくなり、40キロ近いものもある。10キロ前後が主流だが、できるだけ軽量化し、電車にも手軽に乗れるようにしたい、としている。

価格設定は10万円では高すぎると考えている。ネット販売では3万円を切るものもあるが、さらに、安い19,800円を想定している。

なぜ、安くするかというと、価格を抑えれば爆発的にヒットすると考えているからだ。さらに、景品の上限額の壁があるが、これをホールの景品として出したいと考えているからだ。貯玉をコツコツ貯める楽しみも出てくるというもの。集客の目玉にもしたいようだ。

道交法改正で日本の新たなライフスタイルの中に電動キックボードが定着するかにかかっている。

それ以上に、事故多発を見込んで保険会社が手ぐすね引いて待っている。



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