コロナでライフスタイルは確実に変わって行っている中、パチンコ業界でホールがV字回復するための秘策を練っているメーカーがある、という。相当努力しても現状維持がやっとで、V字回復なんて夢物語のようにしか思えない。しかも大ヒット機を出すという発想でもない。
V字回復の秘策とはホールの機械代負担の軽減だった。
ホールはパチンコとスロットの両方を設置して営業している。これまでの業界の流れからパチンコがいい時は、スロットがダメで、スロットがいい時は、パチンコがダメ、という波が繰り返され、互いを補完しあってきたが、その法則が崩れ最近の異常気象のように予測がつかなくなっている。
「スロットの台数を減らし、パチンコの台数を増やすことがV字回復につながる。スロットは今の粗利では機械代が回収できず、それがホールの体力を失わせている。スロットの台数が多すぎる。パチンコとスロットの比率を8:2にすれば機械代負担からも解放される」(パチンコメーカー関係者)
なんだ、そんなことか、というような話ではある。今のPS比率は6:4ぐらいだから、スロットをさらに2割減らすということのようだ。
確かにここ最近はスロットの下落をパチンコが補ってきた。端的な数字で言えば、今年4月の4パチの粗利が3210円に対して、6号機の20スロで1960円だ。5号機の20スロの粗利は2310円だったことからも分かるように6号機は粗利が取れない。
6号機の粗利が下がった理由は、ボーナス確率・出玉率のアップによりコイン単価が下がり、粗利も下がった。コイン単価が下がるということはお客さんにとっては遊びやすくなっているのだが、今の出玉では満足できない。ホールは粗利の取れないスロットの購入意欲は落ち、粗利優先営業に走るために、ベタピン営業となり、ますますスロットの面白みはなくなっている。
粗利の取れないスロットより、粗利の取れるパチンコの方に予算を割く方が安全パイということになる。
スマート系になるとスロットはコイン投入の手間がない分、確かに稼働自体は上がることは予想されているが、それ以外の要素で稼働が上がり、粗利が取れるかどうかは、市場に投入しないことには読めない。
すかいらーくグループの閉店時間を早める施策は、ライフスタイルの変化に対応したものだが、パチンコ業界も客のニーズの変化に対応してPS比率を8:2することが最善策ということなのだろう。

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設備投資をしてまでスロット島をパチンコ島に変えて、
パチンコが稼働するかというと、現状でも不安です。
スマートパチンコが普及して島単位ではなく台単位でパチンコ、スロットを更新できるとこの辺の事情も変わってくるのでしょうら。
あとは問題は遊技機単価の高騰も問題ですね。
ピンバック: 徳名人
記事にあるように市場に投入していない現状では予測もつかないし、意外と従来の遊技性に慣れてしまってるエンドユーザーはスマートパチンコに移行を渋る可能性もあるので。
でもPS比率を本当に8:2にするとなったら、スマートユニットも入れないと訴求力のある機種群を揃えることはできないというジレンマ。
ピンバック: 蟹
ピンバック: 猫オヤジ
ホールにとっては、差玉、差枚数がどれだけ店のプラスになっているかだけだから。
客にとっては、パチンコ、パチスロのプレイだけで金儲けが出来るかどうかだけ。
客が減っている理由? その1台の生涯稼働において客のプラスにならないから。客が根本的に勝てないから。それだけ。
客は、もうこの基準で、パチンコ、スロットを見ているんだよな。金儲けが出来る道具であるかどうかだけ。資産運用目的だから。
ま、パチンコ、スロットのプレイだけで生計する者を、生み出すことがこの業界の成長やな。
ピンバック: 匿名希望
7月以降は6.5号機の犬夜叉やカバネリなどのおかげでスロットも回復傾向だし、スマスロ事情も少しずつ見えてきて盛り上がりを感じていますが。
ダイコクさんに聞いてもS→Pの島工事を予定していた店舗が結構キャンセル入ってきているらしいですし。
ピンバック: てんちょ
天井CZまで、まるで無抽選の様な挙動
有利区間が切れると、出玉も止まる使用。
不信感や誤解を招く有利区間の概念は一般のお客にまで公開する必要はあったのでしょうか。
商売というものは信用第一なのです。
遊技機メーカーには反省をして頂きたい。
ピンバック: 徳名人
パチンコを扱う自社が良ければいいってか?
客が見えてない証拠よ?これ。
こんな頭がわいてる人しかいないんだとしたらかわいそすぎるわ。
ピンバック: 通行人