パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

あなたの会社の年間休日数は?

採用支援㊙ブログより

「正社員募集において知っておくべきこと」

正社員で仕事を探す求職者の多くは、求人原稿のどこを見ているのか?

給料・休日・立地・福利厚生・職種など、何を重視するかは人それぞれ異なりますが、

直近のデータでは、求職者の動向が大きく変化しており、正社員募集においては、「年間休日数」が、カギを握っております。

正社員媒体に高いコストをかけ、全く採用ができない場合の多くは、年間休日数が他企業よりも、少ないことが、大きな要因だと分析できます。

このような場合は、募集する媒体を変更するか、休日数を変更するか、他の付加価値を提供するか?といった対策が考えられます。

(A社)

月給20万円

年間休日130日

(B社)

月給20万円

年間休日72日

仮に、上記のような募集が出ていた場合、B社には、ほぼ勝ち目はありません。

このような、年間休日数が多い企業がよく使っている媒体は避けるほうが賢明です。

いくら高い上位プランを利用して目立たせたところで、求職者が週休2日にチェックを入れて検索すれば、原稿閲覧さえしてもらえません。

特にサービス業の募集においては、年間休日が少ない傾向にあるため、大手の媒体を利用しても、採用はかなり難しいと予測できます。直近では関東地区では、サービス業界も年間休日数を増やしている企業が増加傾向にあります。

上記のことから、正社員を採用しようと考えた場合、利用する媒体は特に重要となってきますので、慎重に検討が必要な事項となってきます。


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第6話 木村くん ②

つかの間  

僕は木村くんを初めて見たとき、見てくれの不潔さと異様な雰囲気が原因で彼を受け入れようとはしなかった。いつもへんてこりんな言葉を使い、だらしない服装で仕事をする。一体この男は何を考えて仕事をしているのだろう、と時には軽蔑すらしたこともある。

しかし考えてみれば、木村くんは結構節目節目で僕を支えてくれたし、仕事でへこんでいる僕を勇気づけ慰めてもくれた。そしてなによりもその明るさに僕は救われていた。そんな木村くんを知っているからこそ彼のまるでドラマのような悲しい生い立ちを初めて聞いたときは、涙が止まらなかった。

ほかはともかく僕は経済的なことで不自由を強いられたことはなかった。言ってみればその点に関しては裕福な家庭で育ってきたわけで、そんな僕が貧乏なんていう状況を想像できる訳もなくて、自分の人生と彼の人生を対比して考えてみたら自然と涙が出てきた。

彼の貧乏に同情して涙したのではなく、そんな環境の中でも人間は明るく生きていけるものなのだと、努力次第では悲しい過去も克服できるものなのだと、彼を見てそう思うと涙が止まらなかった。
 
木村くんの背中で一人そんなことを考え感傷に浸っていると、バイクは急停車した。

「坂井さん、もう着いたでげすよ。あっしはこれから仕事に入りますから帰りはタクシーで帰ってきておくんなさいね」
と新しいバージョンのへんてこりんな言葉でバイクから降りることを促した。

僕はもう少し彼とのドライブを楽しみたかった。しかしそういうわけにもいかないし、彼の背中に乗る機会はまたあるのだろうと、素直にサンパチくんから降りた。

「ありがとう。あんまり飛ばすなよ」

特に意味があって言ったつもりはなかった。ただ何気に口から出ただけの言葉だったのだが、言ってから何か心に引っかかるものがあった。しかしそんな僕の心配を彼はものともせず

「ガッテンでやんす」
と言ってバイクにまたがる木村くんは僕よりはるか大人に見えた。
 
病院での診察は眼科と耳鼻科で約三時間もかかった。目は冷やしておけばさほど問題はないと言われ安心したのだが、 耳は鼓膜が破れていたそうだ。若いからまた再生するし、左耳が聞こえないといっても右は聞こえるわけだから、少々不便を感じてもじきに慣れるずだと医者はこともなげに言った。

僕はそんなもんかと妙に納得して薬をもらい、帰りのタクシーに乗り込んだ。診察を終えて寮に帰ってもすることもないし、カルティエの性格を考えると人が足りないからやっぱりお前はホールに出ろ、なんて言われる可能性が高いと踏んだ僕は近くのパチンコ屋に立ち寄ることにした。

今日はカルティエには理由を話して休みをもらった。朝起きた時はかなりのパニック状態に陥っていたが、医者の診断を受けて大事に至らないと知ると急に元気が出てきた。

「主任就任早々休みかよ。いいご身分だよなあ、坂井」
などと嫌味を言われたが、あれで結構心配してくれていたみたいだった。

「明日からまたこき使ってやるから今日はゆっくり休んどけよ」

理不尽な行いが多いカルティエに優しい言葉をかけられるとつい心が緩んでしまう。が僕はコイツの本質を知っているのでこの言葉に対しては軽く会釈をするだけにしておいた。
 
ぱちんこを打つのは久しぶりだった。ここの店の従業員はおじさんばかり。うちの店よりはるかに古くて建物の外観や 内装もいたるところに損傷が見られた。しかし店内に入ると外から受ける印象とはガラッと雰囲気が違うことに驚いた。古くからの馴染み客で店内はごった返し、場内のマイクパフォーマンスもうちの店と比べ迫力がある。
 
年季が入っているなというのがすぐにわかる。うちの店は軍艦マーチが主流だが、この店はその他にも映画の『ロッキーのテーマ』やフジテレビのスポーツニュースで流れる『今日のホームラン』のテーマ曲が交互に流れる。

この躍動感、高揚感はうちの店にはない。ぱちんこを打ちながら僕は思った。自分も主任になったんだからもっと競合店も研究して、うちの店の役に立てるようなことを研究しなければ、と。満身創痍の僕はこんな状態でも店のことを考えている自分を褒め称え、一人悦に入っていた。

夕方の七時までうって八千円負けたが今日の負けは悔しくない。自分なりに充分収穫があったので今日は主任らしく早めに帰って遅番の仕事でも手伝おうかと意気揚々と引き上げた。

事務所に入ると案の定カルティエがいた。

「お疲れ様です」

半ば立ち直ったこの俺を見てくれ、と自信満々の体で挨拶をした。

「おお、坂井。お前どこほっつき歩いてたんだ。病院行ったんじゃなかったのか」

「ええ、木村くんに送ってもらってその帰りにパチンコ打ってきたんですけど、なにか」

「なにかじゃねえよ。その木村がまだ帰ってこねえんだよ」

嫌な予感がする。まさか事故でも起こしたのではないだろうか。不安はさらなる不安を呼び込む。

つづく


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パチンカーとは1万円の羊羹を買うことを躊躇するがパチンコの1万円はへっちゃらだった

パチンコ好きのAさんが1本1万円の蒸し栗羊羹を貰った。

羊羹と言えば虎屋が有名だ。宮内庁ご用達で黒地に金色で描かれた虎の手提げ袋は、高級感が漂う。ビジネスシーンで謝罪が生じたときに、お詫びの菓子折りの定番にもなっている。ここの竹皮包羊羹でも1本3000円である。どれだけこの羊羹が高いかが分かる。


まずは、写真を見れば違いは一目瞭然だ。茨城県産の最高級栗である飯沼栗をふんだんに使っているように、想像していた羊羹とは全く違う。


飯沼栗は一口では食べられない大きさと甘さが特徴で、栗の⼒強さに負けない北海道⼗勝産⼩⾖、栗の⽢さ、あんの⾷感をバランス良く馴染ませるために、製造後5⽇熟成している。

で、蒸し栗羊羹を食べて、「こんな美味しい羊羹が地元茨城に販売していることも知らなかった。今まで食べた羊羹の中で一番美味しい。今度は自分で買って食べたい」と思ったが、1万円の羊羹を買う勇気は出なかった。

そこでAさんは仲の良い従弟に助けの電話を入れた。飯沼栗を使った蒸し栗羊羹がどれほど美味しいかを得々と説明し、「今度買う時に半分こしよう。その代わり5000円出して」と提案した。従弟はその話に乗ってくれたが、Aさんはこの時パチンコについてこう述懐した。

「昔はおカネのことも気にしないでパチンコを打っていた。それこそ、1万円使うことに躊躇することもなかった。パチンコに使うおカネは惜しむこともないのに、1万円の羊羹はどうしても惜しんでしまう。羊羹は食べたらなくなるけど、パチンコはいくら突っ込んでも戻ってくることがあったから何万円使っても惜しくなかった」

これはAさんがまだ4パチを打っていた時代の話しで、今、Aさんが打っているのは0.5パチである。

「あれだけパチンコに嵌っていたのに、今ややる気も起こらない。戻ってくる金額云々の前に、0.5パチでも戻ってこなくなった。それでコロナをきっかけに完全にパチンコを止めた」

0.5パチはホール側だって電気代もでないぐらい薄利のために、どうしてもシメ営業になってしまうわけだが、吸い込むばかりでリターンがないパチンコは誰も打ってくれるわけがない。

パチンコ客はAさんのように、1万円の羊羹や土用の丑の日に3000円のうなぎを買うことには躊躇するが、パチンコ代の1万円は惜しげもなく使ってくれた。

負けることを覚悟して使うわけだが、それはゲームのように遊んで終わりではなく、運が良ければリターンが望めたからだ。リターンこそがリピーターにさせる原動力だったが、ホール自らが放棄するような営業をしているから、客は減り続ける。

パチンコに負けたと思えば、毎日高級メロンやうなぎを買うことができることに気づけば、そりゃ、止める。


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街から消えゆく〇〇〇〇シリーズの題材にされないように

NHKのドキュメント72時間で東北の1パチホールが取り上げられたのは、2018年6月のことだから、もう4年以上も前のことになる。

この番組を観たことがきっかけで、地方のホールに興味を持つようになったエンタメ系のライターが、自ら地方で低貸しを主体にしているホールを取材するようになった。理由は大都市圏でまだ遊技人口がある地域には興味がなく、地方で消えゆくものに興味が惹かれたからだ。

取材した当初はまだ経営も成り立っていた。それは安い中古機が手に入り、稼働が良かったことが挙げられるが、コロナ禍を境に状況は一転する。

「コロナで表に出なくなった60~70代のお客さんたちがスマホで競馬をやるようになってから、戻らなくなった。毎日25万人が感染しているようなニュースが連日のように流れれば、高齢者はますます戻ってこなくなります。前年比で2割は売り上げが下がっているようです。ネットで競馬をしている人はコロナが治まっても戻ってこないでしょうね。今やっているお年寄りもいずれ亡くなっていく。安い中古も入らず、稼働も下がれば今のビジネスモデルは続かない」(ライター)

取材先のホールは2店舗を経営する零細企業。オーナーの息子の専務は50代で、もうパチンコ経営にも未練はない。売れるものは売ろうという考え方に変わった。

2店舗中、1店舗(300台クラス)に買い手がついた。

いくらで売れたかは定かではない。これまでの借金を引けば、手元には2000万円ほどしか残らなかったが、それでも売却した。

ちなみにオーナーは単組の組合長も務めているが、この30年間で組合加盟ホールは8割減。店舗は建て替え時期をとっくに超えているが、遊技人口も少ないこの地で、建て替えは無謀である。

パチンコ店の過去と現在がデータベース化されている「ここパチ」の閉店情報を見ていると、パチンコ業界の栄華の歴史を紐解くかのようである。店舗数は最盛期に比べ全国平均では65%減だが、地域によっては8割、9割減というところもある。

過疎化が進む西日本の人口2万人足らずの街に9店舗が営業して過去は、それだけの遊技人口がホールを支えていた、ということだ。体力のないホールから脱落して行き、生き残れたホールが勝ち組かと言えば、そうでもない。田舎のホールを支える高齢者がいなくなれば、それでゲームセットだ。だから若年層を開拓していかなければならないわけだが、スマート系遊技機がどれだけに新規開拓につながるかにかかっている。ただ、どんないい遊技機でもホールの使い方が悪ければ、それまでだ。

前出のライターは地方のテレビ局に企画を持ち込んでいるようだ。「街から消えゆくパチンコ」というタイトルで特番を組まれないようにしなければならない。



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強引な値引き要求はビジネスの世界では通用しない

Web広告を手掛ける会社は、社員60名ほどの規模だ。コロナ禍で毎日出社することもなくリモートワークが主体となっていた。この勤務体系で社員の同棲が発覚した。バレた理由は簡単だった。コロナに感染して男女が同時期に会社を休んだことだった。

社員の1人が女性社員宅に食糧を届けに行くと、自宅で静養しているはずの女子社員は不在だった。怪しい前兆はwebカメラに映る部屋の雰囲気が似ていたこともあったが、同時にコロナに罹ったことで完全にバレてしまった。

本題は同棲がバレたことではない。

この会社の取引先は150社ほどあるが、その中にホール企業が数社含まれていた。そのうちの1社から値引きの要請がきた。それまで一度たりとも値切り交渉はなかったのだが、コロナ禍で業績を大きく落としたホールの担当者は、会社から聖域なきコストダウンの指令を受けていた。

コストの見直しを図っているのは何もパチンコ業界だけではない。あらゆる業種がコロナ禍で業績が落ち込んでいるのだから仕方ないことだ。

値引き交渉に対して一切受けないわけではないが、ホールの値引き交渉は度を越していた。

Web広告会社の社長は40代。これまで一度パチンコをやったことがあるが、嵌ることはなかった。パチンコ業界に対してはこんな印象を持っていた。

「あんな面白くもないことをやっていて、儲かっているのが不思議」と思っていた。この10年でパチンコ店の取引先は半減した。

「パチンコ店の社員の方は、特に交渉能力がなかった。大阪のおばちゃん方式で無理な値切り方をしてきた。こんな手法はビジネスの世界では通用しない」と最終的には取引を止めた。ホールは同社が提供する勤怠管理システムも導入していたが、これも切られてしまった。

「三方よしでなければいい製品は作れません。ウチはいいものを作っているので値引きは受けないプライドもある。150社まで取引先が広がる中で、一番ビジネスマナーを知らないのがパチンコ店。とにかく対外交渉が酷い」と指摘する。

このケースは業界外の会社との取引ケースだが、業界内での取引にも異変が起こっている。あまりにも無理難題な強制値引きを要求をしてくるために、業者の方から三下り半を付けているホールもあるようだ。

それまでは上得意先で無理な要求にも何とか応えてきたが、さすがに三方よしにならない取引はできない、ということだ。

ホールも下手に出る時代になってきた。