パチンコ日報

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大阪で静かなブームの射的はなぜ流行る?

大阪・日本橋のオタロードに足を踏み入れることはまずない。驚いたのはメイド喫茶のキャッチが何人も立っていること。間近で生のメイドを見るのは初めてだったりする。

なぜ、オタロードを歩いているかというと、メイド射的を求めて日本橋までやってきた。探すこと5分。人通りも途絶えた先にメイド射的の看板を発見する。


外観の撮影を終ええると、躊躇することなく店内へ。そこにはメイド服を着たスタッフが出迎えてくれた。

平日の午後2時過ぎ。店内に客の姿はない。新世界や道頓堀にも射的場が6軒ほどあるが、そこの賑わいはない。そもそも観光地でもない平日のオタロードには人通りがまばらだ。

取材を申し込むと奥の方に店主らしき人の姿はある。すんなりOKが出る。

新世界や道頓堀が500円で7発に対して、こちらは500円で10発撃てる。オタク相手なので、景品はお菓子ではない。40個ほどある的を10発で全部落とせばフィギュアをゲットできるシステムになっている。


「上手い人は10発で全部撃ち落としますよ」とメイドちゃん。

店主らしき人は顔を出すことはなかったが、壁越しに話をしてくれた。

「伊勢神宮のおかげ横丁で射的を見て、新世界で始めたのが7~8年前。2年前に日本橋に移転した。日本橋でやるからにはメイドを思いついた。許可は風営法の4号営業を取っている。コロナで全然アカン」

射的は立地条件がなにより重要になる。観光客で賑わう新世界や道頓堀のように人通りがある場所が好ましい。新世界は串カツが有名だが、ちょっとした遊びがすくなかったところで、2020年9月にオープンした秘宝館新世界本店は、射的場の幅が11メートルで、一度に20人ほどが撃てる日本一のスケールを誇る。


射的以外にも輪投げ、手裏剣投げ、レトロゲームなどを多彩に揃え、老若男女で賑わっているが、一番人気はやはり射的だ。

ゲーム世代の若者がレトロなアナログゲームに興じる姿に、大衆娯楽の原点の見る。撃ち落としたお菓子は、達成感のご褒美だ。

秘宝館道頓堀店では昼間から始めて、夜の9時ごろまで、数万円を使った猛者もいる。

射的はパチンコと同様に風俗営業の4号営業に属する。ゲームセンターの5号営業と思われがちだが、遊技の結果として賞品を提供できるのが4号営業であり、射的も「射幸心をそそるおそれのある遊技をさせる営業」に分類される。そのため、18歳未満の立ち入りは禁止になる。

しかし、実際には幼子を連れた親子から、小学生から高校生の姿もある。18未満の立ち入りに対して、厳しく警察も取り締まることがないのが、パチンコ営業との大きな違いだ。

「警察の第一目的は、個人の生命、身体、財産を守ること。ミナミの警察署は場所柄、喧嘩やキャッチによるトラブルが日常茶飯事で、こんなことでいちいち目くじらを立てることはない。仮に絶対に景品が落ちないような仕掛けをしていれば、詐欺罪で立件するけど、今の営業なら取り締まることはないでしょう」(大阪府警OB)


大阪で静かなブームになって射的。コロナ禍で増殖中の射的は新世界、道頓堀界隈で現在10店舗ほどが営業している。どうして流行っているのか? それはSNSの力だった。だから若い女の子も多い。


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