パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

仕事のイメージが沸かない業種

採用支援㊙ブログより

求人を出しても応募が上がらない場合には、様々な要因が考えられますが、意外と見落とされているのは、仕事内容のイメージが沸かない業種になります。

応募が少ない場合、時給や採用基準に原因があると考える採用担当者が多いと思いますが、多くの求職者は、仕事を探す段階で重要なことは、仕事内容をイメージできるかどうか?が応募する前提になっています。

例えば、パチンコ店の求人募集で考えると、パチンコ店に入ったことのない人からすれば、仕事内容のイメージが沸きません。

よほど目を引くような高待遇でない限り、仕事を探す段階で、パチンコ店で働く選択肢はハナから頭にない人が多いと想定できます。(イメージが沸かない仕事に応募する人は少ない)

では飲食店ならどうでしょうか?普段から外食する機会があれば、ある程度は仕事内容がイメージできると思います。(オーダーを取ったり、料理を運んだり、お皿を洗ったり・・・)

仕事内容がイメージできない職種で募集をかける場合は、求人を出す段階で採用ターゲット層の範囲が非常に狭いため、工夫が必要になりますが、一般的には 「体験入社」 というやり方があります。

求人媒体によっては 「しごと見学」 「しごと体験」 を求人募集に同時に記載して、とりあえずちょっと働いてみた上で、面接に進むかどうか検討してみませんか?といった募集ができます。

「求人募集」 → 「応募」 → 「面接」 という流れが通常ですが、

「求人募集 (しごと体験希望者も同時募集) 」 → 「しごと体験」 → 「希望者は面接」

このように、間に仕事体験を入れることで実務や職場環境を体感してもらうことができ、仕事選びの選択肢として考えてもらうことができます。

求人を出す際には、どの層をターゲットにするか?ということが重要になりますが、その前に募集する仕事内容は世間的にどのくらい知られているのか?ということを考える必要があります。募集する職種がレアな場合、まずはどんな仕事なのかを上手に伝えられるかが重要になります。

他にも動画で仕事内容を掲載できる求人媒体もあるため、仕事のイメージが沸かない職種の募集においては、体験入社や動画を活用してみるのも良いと思います。



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第4話 爪痕 ⑨

矛盾

ほとんど寝付けなかった僕は今日が遅番出勤であることを思い出し、昼を過ぎても床から離れなかった。階下では軍艦マーチと木村くんの呼び込みマイクが聞こえてくる。毎日は必ず毎日同じようにしてやってくる。しかし僕の今日という日はいつもとは違う。

昨日の事件と木村くんと関口さんの話が脳裏に焼きついていて、新しい今日という日を迎える準備がまだできないでいる。僕はこの店に勤めて徐々にではあるが、彼らとの距離を縮め日々の暮らしを共にすることによって情も湧いてきた。

しかし店長をはじめとするこの店のスタッフは僕だけが持っている常識や良識の範疇をことごとく打ち破ってきた。さらに言えば決してこの人たちは『良い人たち』ではないのだ。そしてこの様を僕の両親が見ていたら間違いなく『そういう人たちとお付き合いするのはやめなさい』と言うであろう。

ところが僕は何故か彼らの建前ではない本音を通す生き様を見ていると自分が恥ずかしくなるのである。人としての行いの良し悪しは別にして彼らは自分の心に素直に生きているのだと思う。人生の何たるかを知りもしない僕は、言いようのない自己嫌悪感に犯されていて自分が押しつぶされそうになってくる。

完璧なことなどできるはずもないのに、完璧を求める自分がひどく小さな存在に思えてくるのは何故だろうか。本音で生きていく彼らは僕の心の状態を知ってか知らずか、いつでも優しく接してくれる。そしてその温かみは僕がいた家庭では味わったことのないものだった。だからこそ彼らを大切に思いたい。
 
恐らく逃げていった西田にしてもそれなりの過去があって、それなりの事情があるのかもしれない。そ してそれは彼が『今』というこの瞬間を生きていく上での最上の方法だったのだろう。

そこで僕は思う。どうしてみんな過去に辛い経験や悩みを持っているのに人を騙し、裏切り、迷惑を顧みず、自分本位で生きていくのだろうか。辛さや痛みを知っているからこそ他人様に対してなおのこと正直に生きていかなければいけないという理論には無理があるのだろうか。

このぱちんこ屋という小さな箱の中でみんな寂しくて、寂しくてどうしようもないのに、どうして心を一つにして集まることができないのだろうか。何でもっと心を寄せ合い、互を信じ合い生きていけないのだろう。それは僕だけが考える理想の世界であって、世の中なんか、現実なんかこれが普通なのだろうか。僕は一体どこから来てこれからどこへ行こうとしているのだろう。何度問いかけてみても答えは見つからない。
 
林夫婦の事件から始まり西田の事件、そしてみんなの苦しげな心情を目の当たりにして、僕は心身ともに疲労困憊の状態にある。たった三ヶ月のあいだにいろいろなことがありすぎた。だから心が折れて体が思うように動かない。

西日が部屋に差し込む頃、ようやく僕は腰を上げる。これ以上考えても頭がおかしくなるだけだ、と吸っていた煙草を乱暴に消し、顔を洗い、身支度を整えてから身の回りの整理にとりかかった。散らかっていた部屋を一人掃除していると三ヶ月分の垢が此処彼処に溜まってい る。緑色のカラーボックスの奥にはとうに忘れていた友達と撮った古い写真が一枚。この部屋にそぐわない様子で貼られていた。大学に通っていた頃の写真だった。

写真の中の僕は屈託のない笑顔で友達と肩を組んでいる。不意に淡く懐かしい匂いがぷうんとした。わけもなく涙が出てきた。近くにある鏡で今の自分の顔を覗くとパンチパーマをかけ、顔はくすみ、目は落ち込んでいた。

考えてみれば毎日が忙しすぎて過去を振り返る時間もなかった。実家にも帰っていない。ぱちんこの喧騒の中で慌ただしく一日が過ぎていく。そしてそれをただ黙ってやり過ごす。いつの間にか変わってしまった自分は、姿かたちこそ大人のふりをしているが心はその大人になりきれず、人間の奥底にあるおどろおどろしい得体の知れないものに触れるたびに人間不信に陥る。

部屋の中は孤独感でいっぱいだった。家に帰りたい。昔の楽しかった頃に戻りたい。そう思ったらいてもたってもいられなくなった。もうこの店をやめることに迷いはなかった。僕はここを出て全然違う仕事を探して、本来の自分を取り戻そうと心に決めた。

つづく


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コロナと電気代の高騰で大誤算となった自販機ビジネス

コロナ禍が始まる2019年にホール店長を辞め、自販機ビジネスを始めたAさんは、現在55台の自販機を所有して、自らが運営管理する自販機オーナーとなっている。

自販機業界で言うところのセミオペレーションを行っている。対局となるフルオペレーションは、自販機を設置する場所だけを提供して、管理・運営はオペレーターに委託し、売り上げの15~20%が入ってくる。

Aさんが行っているセミオペレーターは、飲料水の自販機を購入して、設置場所を探し、運営・管理をすべて自分で行うので、実入りもセミオペレーターの3倍以上にはなる。

Aさんが自販機ビジネスに着目したのは、人手がいらずに24時間365日営業できることにあった。

で、Aさんは在職中に1年かけて独立の準備を進め、26台を設置するところまで漕ぎつけた。設置場所はもっぱら新しくできたばかりのコインパーキングを狙っていった。特に個人オーナーの駐車場は、話が早かった。自販機を置けるぐらいのスペースはあるので、何も置かないよりも自販機を置いた方が、副収入が入るので、交渉はスムーズに進んだ。


では、自販機の市場規模はどれくらいかというと、日本自動販売機工業会によると、2020年末の自販機の設置台数は404万5800台。市場規模は5兆円を超えている。中でも飲料の自販機は全体の半数近くを占め、売上高も2兆1000億円を突破している。

Aさんは飲料水の独自ルートを開拓して1本20円ぐらいで仕入れ、100円~販売する「100円自販機」で勝負していた。

独立した2020年はコロナ禍が始まり、まず人が町に出歩かなくなった。飲料水が一番売れる夏場は、前年比で25~30%しか売れなかった。コロナ禍は想定外で、人が出歩かなくなる影響をモロに受けることになってしまった。

独立後も設置台数を増やして、55台になった。コロナ禍も3年目で世間もやっと落ち着いてきて、「今年は行ける!」と思った矢先に、ガソリン代と電気代の高騰というWパンチを受けることになる。

自販機ビジネスで一番経費がかかるのが電気代だ。24時間365日休まず販売しているということは、それだけ電気代を食うということだ。

「夜間電力を使うようにしていますが、4分の3が旧式の節電機能がついていない自販機なので、今年の夏の電気代は倍以上でヤバイです。夏場の自販機はキンキンに冷えてないと2度とその自販機では買ってもらえなくなるので、温度を上げるわけにもいかない」(Aさん)

旧式の自販機だと電気代は月額で4000~6000円と言われていたが、それが電気代の高騰で2倍ともなれば、自販機1台の利益は月額2~3万円と言われている中、電気代で利益が吹き飛んでしまう。

コロナ禍とガソリン代、電気代高騰のトリプルパンチに見舞われ、せっかく55台まで自販機を増やしたのに、年収は店長時代の4分の1まで下がってしまった。

一国一城の主になりたいという夢は実現したが、大誤算となってしまった。

飲料水はライバルも多いが、だし道楽や冷凍食品の高付加価値の自販機も検討することをおススメする。



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パチンコ業界はQRコード決済には向いていない?

筆者はコンビニの買い物ではpay payで支払い、それ以外の買い物はクレジットカードを使う。市内への移動や出張先ではICOCAが活躍する。現金を使う場面は、飲みに行った時ぐらいで、財布の中に入っている現金は1万円程度しかない。コロナ禍以降キャッシュレス生活が加速した感がある。

キャッシュレス推進協議会の利用動向調査によると、2021年のQRコード決済の取扱高は前年度比7割増の約7兆3487億円に達している。それまでキャッシュレス決済の主役だった交通系の電子マネーの約6兆円、デビットカードの約2兆8000億円を上回った。日常の小額決済としては、完全に定着している。QRコード決済は導入コストがほとんどかからないために商店でも爆発的に導入が進んだ、という背景がある。

鉄道などの交通系はICカードが主流を占める中、広島電鉄はサーバーの更新費用が嵩むICカードを廃止して、2024年10月からQRコード決済に切り替える準備を進めている。

ただ、pay payのQRコードをかざすだけ単純なものではない。まず、利用するには、スマホやパソコンからの会員登録が必要となる。同時にクレジットカードか銀行口座を登録しなければならない。登録後、スマホに表示させたQRコードを車載機へかざすことで、路面電車・バスの運賃支払いが可能になる。スマホを持っていない人には印刷したQRコードで対応できるように検討しているというが、通常QRコードは時間制限が設けられ、5分程度で新しいコードに更新され、不正利用を防いでいる。

2021年からは街中にある証明写真機の料金の支払いもQRコード決済対応機が登場している。これはマイナンバーカード交付申請書の2次元コードを読み取るスキャナーを活用してQRコードを読み取ることで、国内6つの他、中国3つの電子決済サービスに対応する。



パチンコ業界でもキャッシュレス化の話は出ているが、大枠のところで止まっている。例えば、ICカードを使うのかQRコード決済なのか、と具体的にシステムの所までは進んでいない。

今後インバウンド客を集客しようと思えば、QRコード決済がベストであることは間違いない。そうなると、2次元コードを読み取るスキャナーが各ユニットに必要になる。QRコードを読み取る方式では、金額を入力して、それを従業員が確認する必要が出てくる。

となれば、クレジットカードやSuicaなどの交通系ICカードの方が、サンドにカードを差し込むということではパチンコ業界にはマッチしていることになる。今まで長々と書いたQRコード決済が無駄になった。いずれにしても、個人商店のようにQRコードの紙を貼るだけで、簡単にキャッシュレス化ができないパチンコ業界は、キャッシュレス対応にはかなりの設備投資がかかると共に、売り上げから3%前後の手数料を取られることなどがネックになる。



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等価交換・無制限仕様の遊技機からの脱却はできるか?

業界誌ピデアを捲っていると「警察庁は規制官庁から産業育成官庁へ変る時」というタイトルの記事が目に飛び込んできた。パチンコ業界の監督官庁は警察庁だが、行政の仕事は風営法に照らし合わせて、ホールが違反していないかどうかを取り締まることに終始してきた。

公営ギャンブルを管轄する競馬は農林省、ボートレースは国交省、競輪・オートレースは経産省がそれぞれの産業を育成することに務めているが、警察庁にその発想は毛頭ない。

ま、ホールもメーカーも法の目と自主規制を搔い潜って来たために、警察庁の心証は決していいものではない。風営法で縛られている以上は、野放しにはできないからパチンコ業界の歴史は規制と緩和の繰り返しでもある。

加えて、パチンコが遊技の枠をはみ出して、“民間賭博場”が全国津々浦々に存在する現状に、パチンコをしない人からすれば、パチンコ産業を育成することには賛同が得られないかも知れない。

警察庁にパチンコ産業を育成してもらおうと思えば、まず、業界が姿勢を正すことが第一歩であろう。

ギャンブル化した等価交換の是正はもちろんのこと、無制限仕様の遊技機そのものを見直さなければならない。

ハンドルネーム「変な奴ばつかり」氏は「無制限仕様の機種を開発しなければ自然と短時間で遊ぶ人が増えると思う」とした上で、次の様に問題点を指摘する。

「1.なかなか当たらない 2.大当たりで纏まらない出玉 3.大当たりまでのハードル(演出も含む)。この3点のうち1つでも当てはまれば無制限仕様。これを全部解決して1回交換と勝敗に適したスタートを打ち手が得られるのが最低条件。交換率は3の次。玉が得られてからの話だが、結局どれも何一つ満たしていない。結果毎回の負けがデカいので、たとえ勝ったとしても今までの負けが酷すぎるから勝った気分になれない。そうなると自然にツマラン、やめたという流れになる」

等価仕様と無制限営業仕様のこの2つギャンブル化に拍車をかけ、遊べない、つまらない機械をせっせと量産し続けてきた。

日本人の可処分は下がる一方で、パチンコのようにおカネのかかる遊びは、3万円の小遣いのサラリーマンでは手が出ない。

3000円で半日遊べるような機械を出すことで、遊技人口を3000万人に戻すような発想が必要である。3000円ぐらいなら月1回でも足を運んでくれるサラリーマン客も戻ってくるというものだ。

それと月1回しか来られないサラリーマンということは、土日の来店となるが、パチンコ営業の常套手段で、土日はシメの営業からの脱却する発想も必要だ。高稼働店ほど、土日もそれほどヌク営業はしない。



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