これは、『ファンを減らさない』ことと同時に、『ファンを増やす』ための取組みで、とにかくお店がこの2点を目指せる環境になっているかを見直すものです。
パチンコ業界は、既存顧客マーケティングの中で、ボリュームゾーンのお客様を中心に進んできています。
遊技機もお店の施策も、基本はボリュームゾーンのお客様に支持されることが、投資効率が良くなるので当然と言えば当然ですが、この考え方で危険なことは、ボリュームゾーン以外のお客様を結果的にはないがしろにしているというものです。
事実として、ヘビーユーザー化という表現がされますが、正しいヘビーユーザー化というのは、参加人口が減少していない状態で、ライトユーザーの遊技機に対する知識が高まるのと同時に、来店回数が増えるというものです。
現在のヘビーユーザー化は、ライトユーザーのお客様が離反して、ヘビーユーザーのお客様の比率が上がっただけの状態です。
ヘビーユーザーという言葉は人によって解釈が異なりますが、パチンコやスロットで遊ぶことを本当に好きでいてくれるコアユーザーと言ったほうが良いかもしれません。
マーケティングでは、既存顧客マーケティングと新規開拓マーケティングの2つを同時に実施していく必要がありますが、業界に不足している取組みは後者の新規開拓マーケティングになります。
新規開拓マーケティングは、異業種でも難しいもので簡単に出来るものではありません。
しかし、既存顧客を離反させずに、新規のお客様を増やしていく取組みが為されなければ、どんな商品やサービスも衰退していきます。
永谷園のお茶漬けはロングヒット商品ですが、長年の間、既存顧客マーケティングと新規開拓マーケティングを、イノベーションしながら実施しています。
今日のテーマは『マーケティングとイノベーション』ですが、この2つはドラッカーがマネジメントの中心にしているものです。
これを詳しく説明をするのはマネジメントにお任せしますが、マーケティングは新たな顧客創造で、イノベーションは新たな価値創造です。
既存の商品やサービスの価値で、それを知らない新たな顧客を増やしていく顧客創造をしながらも、常に新たな価値創造を行う自己変革で、更に新たな顧客を増やしていくという両輪です。
イノベーションは、商品やサービスを新たに開発するものと誤解されやすいのですが、同じ商品やサービスでも、別の価値となる切り口や利用方法もイノベーションです。
例えば、このコラムで繰り返し書いてきた、パチンコ1種2種のライトミドルの機種(小当り確率が甘いもの)は、機種性能としては短時間で出玉を獲得するスピードが速いのが特徴です。
「短時間出玉スピード」という切り口を、お客様視点で「短時間でも楽しめる」という表現もイノベーションの視点になります。
何がマーケティングで、何がイノベーションかという学術的なものはさておき、『既存顧客マーケティング&新規開拓マーケティング』を実践するには、『商品やサービスのイノベーション&新たな価値創造(価値提案)のイノベーション』が必要です。
商品に関してはメーカー様の努力によりますが、これは既存顧客マーケティングに偏らないようにホール様も声を上げることも、来年以降は重要なポイントだと思います。
この両輪の取組みで、既存顧客を離反させないことと、更に新規ファンを増やしていくことに挑戦していくのが、2022年2月1日以降から本格的に行う必要がある課題です。
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