パチンコ日報

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統一ゲージの功罪

昔の話です。

懐古主義ではなく、こんな人たちが釘を叩いていたというお話ですので、少しだけ読んでみてください。

それこそ全国に釘の神様や会社の救世主と呼ばれた伝説の釘師が大勢いました。私は若い頃パチンコ屋を点々としていたくすぶりでしたので、その手の人達を何人か知っています。

実際彼らが褒められるのにはきちんとした根拠がありました。

客をつけるのがうまかった。利益を抜くのがうまかった。もちろん時代背景もありました。
が、客が入らない店があったのも事実ですから、やはり秀でた技術を持っていたのでしょう。

彼らは出玉の演出に長けていたのです。回収台7割、遊び台2割、開放台1割といった具合にその割合は徹底されていました。

勿論、現場の様子を見ながら6:2:2や6:3:1と言った変化を取り混ぜての話です。このライブショーは独特な感性を持った者だけが演出できるのであって、ボーッとしている者には到底できません。

そして特筆すべきことは、自分の思った通りの数値を叩き出していたということです。

断っておきますがこの頃はコンピューターでスタートやベースが出るわけではなく、差玉とアウトとセーフ、そして
割数の値が主たるものでした。そんな中優れた釘師達は割数を合わせることがとてもうまかったのを思えています。そしていつ出していつ抜くかのタイミングが絶妙でした。

約20年前のことです。

私が「統一ゲージ」なる理論と出会ったのは。これは当時画期的なものでした。全ての釘の角度と傾斜を揃えヘソの開け閉めで台の一元管理を行う。そして稼働のロスと利益のロスを軽減する。この手法は当たりました。

私が所属していたコンサル会社がホールに行って全ての台の釘を叩くと見る間に稼働が上がっていったのです。

「統一ゲージ」は最初の3年ほどは他店舗との差別化を図ることができましたが、やがて一般化して行きました。全ての台を同じスタート帯で営業する。そうすることによって、台の管理がしやすいからと技術の未熟な者達はスタートを揃えることが釘だと思い込むようになってしまったのです。

それは演出のないライブ劇場。面白いはずもありません。

「統一ゲージ」理論は素晴らしいものだと思います。

ただ使い方を間違えると大きな失態を招くことになる諸刃の刃なのです。いつでもどんな機械でも釘の角度を整える技術を持ち、それを熟知した上であえて差玉に違いをつける。

つまりスタートを違える、という作業をこなし続けることこそがホール運営のあり方なのです。

顧客の顔色。ホールの雰囲気。それらは生のものです。そして今も昔も釘は存在しています。であるならば最高の技術を用い顧客を迎え入れる準備をすることこそがホールに課せられた使命ではないでしょうか。



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