その期待ぶりは10月13日のエントリーでも触れているが、一部のメーカーは相当数の部材発注をかけていることでもその一端が窺えた。
「コロナ禍で旧規則機の撤去が1年延びた分、メダルレス機の開発期間も1年増えたので、作り込むことができたので、いい機械に仕上がっている。特に一発目を出すわけですからメーカーとしてもコケるわけにいかない。社運を賭けてメダルレス機を出しますから期待してください」(メーカー関係者)
では、どれぐらいのホールがメダルレス機を購入するのか? 入れ替え費用も当然莫大な金額になるので、資金力に余裕がある大手や財務体質がしっかりしている中堅ホールなどに限られてくる。
メダルレス機を速攻で大量導入するホールと様子見のホールに分かれることは簡単に想像がつく。
さらにこんな見方もある。
「騒音問題でスロットはいち早く、静音化が実現しますので、20代の若者は騒音嫌いだった友達を誘ってくる可能性があります。遊技人口が回復するのはスロットからです」(同)と鼻息が荒い。
噂通り、メダルレス機の評価が高ければ、導入店にお客は集中し、導入しなかったホールはそのまま廃業のプロセスに突き進むことになる。
ただ、疑問視されるのは、6号機が敬遠される出玉の上限2400枚の変更はないのに、メーカーの思惑通りお客がつくかどうかは、蓋を開けて見なければ分からない。勝ち金額に拘る5号機ファンは去るだろうが、6号機でも純増4枚未満の機種には、一定層が付き始めていることも事実。ただ、メーカーの甘言に惑わされて機械を買い続けてきたのが業界の歴史でもある。
ところで、封入式パチンコ構想が発表されて10年以上が経過して、ようやく姿を現すことになったスマートパチンコとメダルレス遊技機。その普及に伴い、関連の設備機器は不要になる運命をたどることになる。
スマートパチンコと関係はないが、吸い殻回収機は健康増進法による全面禁煙化でホールから姿を消した。
設備機器メーカーも来るべき日に向けて新製品の開発で生き残りの道を模索する。
搬送技術を活かして紙幣搬送機のフィールドテストを行っているメーカーもあるが、これとて、将来的にキャッシュレス化が進めば、無用の長物となる。
「メーカーが設備の仕事を奪い、筐体にそれが全部詰め込まれている。メーカーの一人勝ちです。補給、計数機、玉、メダル、箱などの設備が全部不要になるだけでなく、その影響は人材派遣会社へも及びます。メダルレスになれば、従業員もかなり削減できます。メダルレスが普及することで関連の業種で仕事を失うところが多々出てきます」(同)
こうした流れから、「令和維新が始める」という業界人もる。
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