パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

ささやかな楽しみ、つくり手の努力

今日ご紹介するのはスランプがゆるい台の見つけ方です。これは打って見ればすぐわかりますし、打たなくても他人が打っているある部位だけをみていればすぐにわかります。

それは風車下からヘソにかけて玉を導く渡りというブロックがあるのですが、風車を通った玉が、まず「渡り」のどこに落ちるのかを見極めるだけで良いのでとても簡単です。

結論から言いますと渡りの一番上、一本目に安定的に落下してくる台は概ねスランプが緩い傾向にあります。逆に渡りの5〜6本目以降にコンタクトしてくる台はスランプがかなりキツいのでこういう台は敬遠されても良いと思います。

風車の芯にある釘を基準にして、1本目の釘との距離を想像してください。さらに5〜6本目に玉が落ちた場合の風車との距離はどうでしょう。

1本目の場合より5〜6本目の方が、距離が長くなりますね。これは物理的な考え方です。渡りは右斜め下に傾いていますから徐々に加速していきます。文章で伝えるのは難しいですが風車と5〜6本目の釘との距離を1とします。

2バウンド目の距離はかなりの確率で1+αとなり、3バウンド目の距離はさらに長くなることが多い傾向にあります。そしてこの時の玉の落下速度は速い。即ち玉が横跳びになり安定性を欠く状態になりやすいのです。

では1本目に落下した場合はどうでしょう。風車の芯にある釘と渡りの1本目との距離はかなり短いですね。つまり最初の距離1が5〜6本目の時に比べかなり短くなります。これは2バウンド目3バウンド目においても同じことが言えます。加えて玉は横ではなく上に飛びやすくなり、落下速度も遅くなります。それが玉の安定性を高める要因になるのです。

今回私がこのような研修内容の一部を掲載したのには二つの理由があります。

一つにはこの記事を読んでくださるプレイヤーの方々に台選びの要素を掲げることによりささやかな楽しみが増えるのではないかという憶測的な理由。検証は結構楽しいものです。

そして二つ目はホールで働いている方々がもしこの記事を読んでくださるなら自店の機械がどのような状態なのかを確認できるからです。

お店は遊技台という「もの」をつくり顧客はその「もの」を使うという点で接しています。顧客が、第1バウンドがどこに落ちてくるのかを見極めるのは簡単です。

しかしその状態をつくる店側はかなり高等な技術を要します。そんなことをして業績が上がるのかという問いにお答えします。正しくやれば下がることはありません。100万、200万の金より10銭、20銭の儲けを追えということです。

やれることはまだまだありますから。そして少しの可能性でも見つけたら追求する努力が必要だとお伝えしたくて掲載した次第です。

パチンコ無くなってほしくはないですから。



人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。

あってよかったコンビニパチンコ

ピーワールドの登録ホール軒数は11月1日現在、7642店舗だ。営業していても登録しないホールもあるので、実態に近いのは健全化推進機構に賛同している8638店舗だろう。

ちなみに今年の1月にはピーワールドが8088店舗、健全化推進機構が9116店舗だったので、この10カ月あまりで、約480店舗が閉店している。

旧規則機の撤去期限の2022年1月末までには、さらに600店舗以上が閉店して、8000店舗を割る大量閉店も予想されている。

遊技人口がピーク時の3000万人から、最新のデータでは710万人で、600万人台も視野に入ってきている。完全6号機時代を迎える来年は、旧規則機の完全撤去が終わっても暫く閉店は続くものと思われる。

これに危機感を持っているのは地方の郊外店である。商圏の年齢別人口比を改めて調査すると若者が少ない実態も浮き彫りになってきた。

周辺の集落は小中学校が統廃合され、全校生徒が60人の小学校もあった。これまでの肌感覚から、数字で若者が少ないことを実感した。

若者が就職や進学のために故郷を離れ、スロットのバラエティーコーナーの稼働も振るわない。将来的にスロットに興味を持ってくれる若者の絶対数が少ないために、パチンコとスロットの構成比率も再考しなければいけない。

スロットどころか、このままでは地方からパチンコホールそのものが町から姿を消す可能性だってありうることで、メーカーとしてはパチンコの灯が消えることは、阻止しなければならない。

そのために考えられているのが100台~300台クラスのプレハブホールで、簡単に建物が建てられるだけでなく、撤去も簡単に行えるタイプだ。

昔から言われているコンビニパチンコだ。

その時はスマートパチンコに取って代わっているのかも知れないが、メーカーは現在の半分の重量にすることも考えているようだ。軽量化すれば、島にも優しい。また運送する時もより多くの台数を運べる。

大遊協の特殊景品がアドマイザーやシオリから3ミリ景品に移行している。景品を小型化、軽量化することで1日2回運んでいたものが1回で済む。運送回数が減ればCO2削減にもつながる。

限界集落のような地方でコンビニパチンコが成立するには、今の等価交換からの脱却を図り、昔の40個交換に戻し、遊技に徹することが前提条件となる。

何よりも高齢者を運ぶホールまでの足が必要となる。そこは自治体が運営するコミュニティーバスを共同で運行することで、ホールが一部経費を負担すれば、win winの関係になる。

コンビニがあることで町が活気づくように、コンビニパチンコで、パチンコの灯を消さないことが重要になってくる。

コンビニパチンコがあって良かった、と思われるようにならなければならない。



人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。

マーケティングとイノベーション

前回、年末年始の連休前施策として、マーケティングの4Pと4C視点での見直しから、ライトユーザーの方々がリピートして下さるお店への転換について触れました。

これは、『ファンを減らさない』ことと同時に、『ファンを増やす』ための取組みで、とにかくお店がこの2点を目指せる環境になっているかを見直すものです。

パチンコ業界は、既存顧客マーケティングの中で、ボリュームゾーンのお客様を中心に進んできています。

遊技機もお店の施策も、基本はボリュームゾーンのお客様に支持されることが、投資効率が良くなるので当然と言えば当然ですが、この考え方で危険なことは、ボリュームゾーン以外のお客様を結果的にはないがしろにしているというものです。

事実として、ヘビーユーザー化という表現がされますが、正しいヘビーユーザー化というのは、参加人口が減少していない状態で、ライトユーザーの遊技機に対する知識が高まるのと同時に、来店回数が増えるというものです。

現在のヘビーユーザー化は、ライトユーザーのお客様が離反して、ヘビーユーザーのお客様の比率が上がっただけの状態です。

ヘビーユーザーという言葉は人によって解釈が異なりますが、パチンコやスロットで遊ぶことを本当に好きでいてくれるコアユーザーと言ったほうが良いかもしれません。

マーケティングでは、既存顧客マーケティングと新規開拓マーケティングの2つを同時に実施していく必要がありますが、業界に不足している取組みは後者の新規開拓マーケティングになります。

新規開拓マーケティングは、異業種でも難しいもので簡単に出来るものではありません。
しかし、既存顧客を離反させずに、新規のお客様を増やしていく取組みが為されなければ、どんな商品やサービスも衰退していきます。

永谷園のお茶漬けはロングヒット商品ですが、長年の間、既存顧客マーケティングと新規開拓マーケティングを、イノベーションしながら実施しています。

今日のテーマは『マーケティングとイノベーション』ですが、この2つはドラッカーがマネジメントの中心にしているものです。

これを詳しく説明をするのはマネジメントにお任せしますが、マーケティングは新たな顧客創造で、イノベーションは新たな価値創造です。

既存の商品やサービスの価値で、それを知らない新たな顧客を増やしていく顧客創造をしながらも、常に新たな価値創造を行う自己変革で、更に新たな顧客を増やしていくという両輪です。

イノベーションは、商品やサービスを新たに開発するものと誤解されやすいのですが、同じ商品やサービスでも、別の価値となる切り口や利用方法もイノベーションです。

例えば、このコラムで繰り返し書いてきた、パチンコ1種2種のライトミドルの機種(小当り確率が甘いもの)は、機種性能としては短時間で出玉を獲得するスピードが速いのが特徴です。

「短時間出玉スピード」という切り口を、お客様視点で「短時間でも楽しめる」という表現もイノベーションの視点になります。

何がマーケティングで、何がイノベーションかという学術的なものはさておき、『既存顧客マーケティング&新規開拓マーケティング』を実践するには、『商品やサービスのイノベーション&新たな価値創造(価値提案)のイノベーション』が必要です。

商品に関してはメーカー様の努力によりますが、これは既存顧客マーケティングに偏らないようにホール様も声を上げることも、来年以降は重要なポイントだと思います。

この両輪の取組みで、既存顧客を離反させないことと、更に新規ファンを増やしていくことに挑戦していくのが、2022年2月1日以降から本格的に行う必要がある課題です。



人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。

乳幼児の保育園を作った業界社長

2019年4月1日、セガサミーホールディングスが社員の仕事と子育ての両立支援を目指して企業内保育所「セガサミー そらもり保育園」を開設した。対象は生後2カ月後から2歳児まで。社員やアルバイトでも利用できる。

ついに業界内でも企業内保育所がスタートした…。

彼女の思いが実現する日が来た。

24歳で会社を興した。理由は以前勤めていたコンサルティング会社が倒産寸前だったため。必要に駆られて独立したとはいえ、行動力は目を見張るものがある。

ひとりで仕事をする分には非常に優秀で、何でも完璧にこなせた。ただ、他人に仕事を任せることができない性格だった。

大口の固定客も獲得した。人材が育たないまま7年が経過していた。それでも会社は回った。

「いつでも会社をたたむポジションにいたかった。人材が育たないことをいい人がいない、と言い訳にしていた」と振り返る。

研修を担当したホールのグランドオープンの日。

当初はバラバラだったホールスタッフが一致団結して見事にグランドオープンを成功させた。みんなが涙して喜んでいる姿を見て、仕掛け人なのに羨ましかった。

その時、自分の体から見えない鎧が目から鱗が落ちるように剥がれ落ちるのを感じた。

「忙しすぎるのも、人が育たないのもすべて自分のせい」
頭では分かっていたことだが、この時ハートで気づいた。

社長の意識が変わった時、売り上げは3割アップした。気持ちが変われば行動も変わる。社員に仕事を任せられるようになった。

「チャレンジして失敗するのは価値がある」

今では自分の体験を通して組織作りの講演ができるようになった。

がむしゃらに走り続けてきた女性社長。仕事が恋人かと思っていたが、アラフォーにリーチがかかって来た時に、突如結婚して出産も終えた。

出産、育児のために1年間は会社のことがお留守になりがちだった。それでも乳飲み子をかかえ出張にも出かけたこともある。

子育てをしながら社長業もこなした。しかし、2歳児未満の乳幼児を預かってくれる保育所はどこも定員オーバー。空きがあったとしても、都内ではかなり高額な料金を取られる。これでは何のために子供を預けて働いているのか分からない。

匿名ブログで話題になった「保育園落ちた日本死ね」問題を自らが7年前に実体験していた。

ここからが行動力のある女性社長の真骨頂である。

「自分のように困っている母親は多いはず。働く母親を支援したい」とばかりに今度は自分で、0~2歳児までの保育所を都内に開設してしまった。

時間的な関係で、都の認可を受けることはできなかった。

0歳児3人に対して1人の保育士をつけなければいけない、床面積の1/5は採光が必要で、そのためには建物の壁を壊して窓にしなければいけない、2方向の避難経路確保の義務など細かな規定が多く、とても儲かるビジネスではないが、それでもやってしまったのは、自分自身の必要性も強く感じたからだ。

将来的には企業内保育の分野にも進出して母親が安心して働ける環境作りをサポートしていく構えだ。

必要に駆られる——こんなところに事業のヒントはある。



人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。

メーカーの開発は外部の人に名刺を渡さない説

学生時代からの日報ファンで、遊技機メーカーの開発へ就職希望していたA君は、念願叶って第一希望のメーカーに就職することができた。文系だったA君だったが営業部ではなく、希望通り商品企画へ配属された。

就職して1年後のことだった。パチンコ業界の勉強会へ参加したいということで、A君を招待した。勉強会が終わった後の飲み会にも参加したA君だったが、「ちょっと名刺を切らしていまして」と言い訳をしながら、会社の名刺を渡すことはなかった。

その理由は会社から開発に関わる者は、名刺を渡すことを禁止されているからだ。これはこの会社だけなのか? それとも業界の遊技機メーカー全体に共通することなのか? 

「開発の人間は基本、協力会社の人としか付き合いはない。開発に関わる人材だと分かると人材が流出した過去があるので、会社からも外部との交流は禁止されています」(メーカー開発)

確かに、メーカーの社内でも開発室に入れるのは開発と極一部の関係者以外は入れないように、入室管理が徹底されている。それだけに、開発室はメーカーのトップシークレットの塊とも言える。

メーカーの一般社員は、現在自社がどんな機械を開発しているかは、知る由もない。規模が大きくなれば、一般社員との交流もないのか、誰が開発の人間なのかも知らないようだ。

ここからは昔昔の話である。

「現金機時代、連チャン機で大ヒットしたメーカーの開発の人材が狙われましてね。下位メーカーにすれば、自社で研究開発するにも優秀な人材がいない。それなら、プログラムを作った人を直接ヘッドハンティングする方が早い。給料を2倍出されて、引き抜かれていきました。そうやって下位メーカーはヒット機を連発すことで上位メーカーになっていた」(開発関係者)

ヘッドハンティング以外ではハニートラップも結構あったようだ。

ターゲットになるのはプロジェクトリーダーで、版権情報や開発情報を盗んでいった。そういうことをメーカー同士がやりあっていたこともあってか、表に出ることもなかった。

そうした過去が遊技機メーカーにあったので、開発の担当は、外部と交流しても名刺を渡すことは禁じられている。万一、外部の人に開発担当と分かった場合は、降格や開発から外す会社もあるようだ。

外部との交流が遮断される中で、開発に取り組む人たちが、業界誌では報じられない、ニュースにならないニュースの情報源として活用しているのがパチンコ日報だという。

しかも、日報で取り上げた意見をヒントに商品化されたものもある、と言う。嘘のような本当の話らしいが、もちろん、それが何であるかを明かすことはなかった。




人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える
※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。