「欧米では3~4週間のバケーションがあり、キャンピングカーを使って休暇を楽しむ風土がある。日本でも旅行に出かけていた人たちがいるが、これからは介護の問題で長期間家を空けられなくなる。旅行へ行きたくても行けなくなる。また、ペットを飼っている人は、これまでペットホテルに預けていたが、金銭的なことで預けられなくなる人も出てくる。そういう人たちの受け皿になるのが1パチです。1パチで遊べる環境を作れば、パチンコ人口は増えます」
消費税がアップしようとも余暇を楽しみたい人は必ず存在する。潜在需要を掘り起こす努力を怠ってきた、というより、パチンコが嫌いになることを業界が意識的に行ってきた、といえる。
日報では耳にたこができるぐらいいい続けている換金等価。これはギャンブル志向のユーザーを増やしただけで、勝ち負けよりも長時間遊びたいお客さんを業界自らが排除していった。
機械は等価交換仕様が主流になるものだから、スタートが3個返しでは遊べるはずがない。
手軽で身近なレジャーとしてパチンコ産業は大きく成長した。大衆娯楽だから日本国中、どこにでもある。日本にカジノがなかったのは、パチンコがその役目を担っていたからだ。
大衆娯楽としての下地があるから、証券アナリストは格差社会を追い風という風に捉えている。
後は、パチンコ業界の受け入れ態勢をどう整えるか、という問題になる。
日報のコメント欄でもさんざん指摘されているタバコの煙の問題に関しては、完全分煙にすれば、クリアできる。
完全分煙でもちゃんとお客さんをつけているホールもある。
騒音は玉の補給音に関しては、封入式になればかなり解消されることが期待される。
回らない原因は、機械代も一因だが、機械のスペックにも問題がある。
「沖海3で1000円で2時間遊べた。出たり入ったりで結構、楽しめた。これぐらい遊べたら文句もない」(業界関係者)という遊べる機種もある。
パチンコをやったことのない人を受け入れるには、その環境作りが大前提となる。
理想は「ピーアークピーくんプラザ」のように4円で遊ばせられる環境を作ればいいわけだ。
売り上げを1/4に落とすことにもない。
「4円でお客さんが離れる前に、離れない環境を整えていれば、1円にシフトする必要もなかった。このままの営業を続ければ、10年後には1円が4円のようになってしまう可能性もあります」と警鐘を鳴らす。

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