女性スタッフと男性客との間で起こった恋愛ドラマで、男性客が一目惚れしたのだが、これが玉の輿でもあった。
一目惚れした男性は同業者で、ホール企業の次期社長だった。
どうして、こんな展開になったのか?
男性はホールの視察で来店していた。そこで一目惚れしたのがホールで働くスタッフのA子さんだった。
男性はA子さんに告白する前に、筋を通すことにした。相手は同業者のスタッフだからだ。ある日、意を決して店長を訪ねた。
突然の来客に驚いたのは店長だった。さらに、差し出された名刺を見てさらに驚いた。
名刺にはホール企業名と専務取締役の肩書きが入っていた。
「先日、こちらへ視察した時に一目惚れした人がいます。それで、結婚を前提にお付き合いしたいと考えています。ご本人に声を掛ける前に、会社にご挨拶した方がいいだろうと思ってこうしてお伺いしました。すでに、結婚していたり、付き合っている人がいらっしゃるのなら、声は掛けません。このまま引き下がります」
店長は急な申し出に戸惑った。なんと対応していいのか分からなくなった。
すぐにオーナーに電話を入れた。
オーナーはそのホール企業を知っていた。
逆に同業者としてちゃんと仁義を切ったことに感心した。
「恋愛は本人同士の問題なので、会社がとやかくいう問題でもありません」と返事した。
同業者として会社へ筋も通した。
これで、気持ちを伝えて断られたら、交際も始まらないのだが、交際が始まったから、こうしてエントリーにもなったわけである。
A子さんは30代前半だが、20代前半に見える。一方の次期社長は40代でバツイチだった。
交際がスタートして1年が経過した。
ホールがどの程度の規模のホールなのかは、A子さんが勤務するホールのオーナーは分かっているが、規模まではこちらには伝わっていない。
芸能人と結婚して話題になったクラスのホール企業もあれば、社長が軽自動車に乗っているホールもあるぐらい、ホール企業の格差もある。
結婚報告が届いた場合は、その辺りの全容も見えてくる。
次はゴールインしたときに続編をお伝えしたいと思う。

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