■テーマ
「買うか?買わないか?迷った時は『買わない』という選択をする時代」
■本文
いいと思って導入した機械がヒットしない。いいかどうか悩んで導入した機械もヒットしない。いいと思った機械も買わない決断をしないと機械代は減らない。
機械を買わないというリスクはあるが、行動を起こさないと何も変わらない。
このままでは2013年と同じことを2014年もやってしまう1年になる。
折りしも、消費税が3%上がる。上がった3%分を遊技機から削減する。
何年も前から機械に頼らない営業をしようとしているが、機械を欲しがる店長の頭の中をわが社では分析してみた。
すると最適活動型、商品提案型、予算管理型の3つのカテゴリーに分類することができた。
大半を占めるのは最適活動型で、お客様の求める機械を確実に見極めて導入するという思想。はずれを避け、当たりの機械を導入しようとする。適正台数も考慮する。結果、稼働の最大化を目指す考え方。
毎月メーカーから新台が発売されることが前提になっているため、新台の発売がなければ、最適活動はできない、という思考になる。この考え方に陥るのは過去の成功体験があるからで、昔とは時代が変化していることに気づいていない。
当社では店長が機械を欲しがる議論から始めている。
去年もほとんどの機械が結果として失敗している。失敗した機械代はお客様の懐を直撃している。機械代をお客様に負担させることを何年も続けていいのか?
私はこよなくパチンコを愛しているので今でもパチンコを打っている。4円パチンコ等価では1000円で10回も回らない店が多数見られる。13回回ればいい方だが、こんな店では打たない。
スロットの設定もベタピン。ベタピンのスロットほど面白くないものはない。
お客様がやりたくなくなる現状を私たちは提供している。
回転数を増やし、設定を入れるためには機械代の削減をしなければならない。
そのためには、入れ替えをしない月を作りたい。1カ月ではダメ。2カ月連続でやらなければ意味がない。
そうすれば、1億円かかっていた機械代が8000万円で済むかもしれない。入れ替えしない月を作るためには、組合もかかわって行かなければならない。
これ以上お客様を減らさないためには、遊べる環境を提供すること。交換率を下げて、回せばお客様も戻ってくると思う。
パチンコ業界が再生するには4円パチンコと20円スロットが活性化しなければ厳しい。
私の店では新台購入の台数を減らす。ヒット機種なら中古で40万、50万円出して買えばいい。
行動を変えなければ同じぐらい機械を買う羽目になる。2カ月ぐらい入れ替えしない月を作れば、メーカーの販売戦略も変わる。

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