パチンコ日報

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よろず相談されるホールとなれ

4月からの消費税アップを控え、大型の耐久消費財を扱う業界は買換え需要をビジネスチャンスとして捉えている。



地元で古くから営業している町の電気屋も例外ではない。



大型家電量販店やネット通販の影響で、町の電気屋が次々に姿を消して行ったが、どっしりと根を生やして営業を続けている電気屋もある。



そういう店舗に共通しているのは、地元の顧客をしっかり掴んでいることだ。家電を売るだけでなく、お年寄りとなった顧客のよろず相談に乗ることで、家電量販店よりも高くても買ってくれることができる。



ここは、北関東でも過疎の地域。



パチンコ店の常連客のおばあちゃんが、店長にこんなことを相談した。



「電気屋が消費税が上がる前にテレビを買い換えたほうがいい、といってきてるんだけど、どうしたらいいかね? すぐに10%に上がるので買い換えるのなら今しかないというんだよ」



「ばあちゃん、どんな機種か分かるカタログを持って来て。それがないと分からないよ」



後日、おばあちゃんはカタログを持って来た。電気屋が勧める機種に丸印が付いていた。



シャープのアクオス40インチのブルーレイ内臓のテレビだった。



電気屋が提示してる値段は18万円だった。



店長は早速、スマホを取り出して相場を調べてみた。大型量販店では、14万9800円、価格comで調べてみると、最安値では9万4000円台で販売されていることが分かった。



おばあちゃんはネット販売の価格の安さにただただ驚くばかりだった。



一人暮らしのおばあちゃんは、もちろん、パソコンなんか触ったこともない。



「店長、あんたが注文してくれんかね」



店長は早速、ネットでおばあちゃんが希望するテレビを注文した。



電気屋から家電の買い替えを勧められているのは、このおばあちゃんだけではなかった。



おばあちゃんの口コミで、ネットで家電を注文して欲しい、と依頼するお年寄りが一人、二人とやってくるようになった。



お年寄りにとっては、毎日のように足を運ぶホールの店長は、一番信頼されている、という証でもある。



子供も独立して、家を離れ、一人暮らしのお年寄りには、ホールはマイホームのような存在でもある。





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