吉宗は台数値引きが少なく、価格も高いので、販売予定台数を8万台から6万台に下方修正するだけではなく、ホール側に注文台数を増やす要請までしていると聞きました。
2年前の番長の時は台数値引きが多く、逆に台数を減らしてほしいと言われました。
下取りを入れるECOだと低価格になるニューギンやユニットを入れると低価格になるオリンピアは意外と台数が出ています。
花の慶次あたりは販売台数が伸びないと予想したのですが、意外に伸びた印象です。
逆に、低価格路線を続けていたKPEがマジカルハロウィンというコンテンツを過大評価して、まさかの40万円超えにして、販売台数が伸びていないようです。
まだデビュー前だというのに、新パネルでの再販を発表する始末になっています。
マジカルハロウィン4の結果次第ではKPEの機械は安いというホールのイメージが崩壊してしまったので、KPEはよほどの機械をリリースしない限りは売れづらくなると思います。
1月にデビューする機動戦士ガンダムはプレイヤーが打っている時には見えない下部パネルまで液晶を付け、筐体もガンダム専用と製作費がかかっているようで、価格が高くなっています。
導入するかどうかのボーダーラインでしたが、価格を聞き、導入を見送りました。
機動戦士ガンダムの価格が展示会当日に決まったのをみると、メーカー側も価格を決めかねていたかがうかがえます。
おそらく、機動戦士ガンダムはマジカルハロウィン4同様に販売台数で苦戦するでしょう。
新台のリリースを乱発して、1機種にたいする販売台数が少なくなったので、価格を上げたことによって、ホールが機械を買わなくなるというスパイラルになっています。
メーカーが機械をリリースするスパンを長くして、販売機種を少なくして、価格を安くすれば、1機種あたりの販売台数が伸びると思います。
販売総台数は落ちますが、開発コストや営業コストを考えれば、利益は上がるはずです。
販売スパンを短くしているKPEやSNK、山佐の機械が売れなくなったのは、必然の結果かもしれません。
ホールも機械を買う予算に限りがあり、ユーザーも以前と比べれば、新台を打たなくなりました。
新台を導入しても、1ヵ月経てば、新台がどこにあるかがわからないぐらいしか稼働していないのが現状です。
毎月、機械をリリースして、ホールが買い続けられるとメーカーは思っているのでしょうが、毎月のように出る価格の高い機械が売れる時代は終わったのかもしれません。

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