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闇スロの摘発で逮捕された現役店長

闇スロがどんなものなのかと以前から興味を持っていた店長が、某所の闇スロ店に向かった。



ビルの一室に4号機時代の機械が15台ほど設置されていた。



客は店長を含めてわずか3人。



吉宗の動きがおかしいと思いながら4号機を打っていた。



その時だった。



「動くな!」と店内に怒号が鳴り響いた。



テレビの警察24時で闇スロの摘発現場が放映されることがあったが、あれとまったく同じ光景が自分の目の前で繰り広げられている。



数10人の捜査員が一斉になだれ込んできた。



唖然とするしかなかった。



初めての闇スロで、初めての摘発劇に遭遇したわけだ。



初めて宝くじを買っていきなり1等が当たったような確率だった。



違法賭博の現行犯で闇スロの店員はもちろん、客も全員が逮捕された。



事情聴取は深夜まで及んだが、証拠品として財布に残っていた10万円ほどの所持金も全額没収され、帰された。



店長はいう。



「業界人として存在が気になり、後学のために行ったが、まさか逮捕されるとは思ってもいなかった」



テレビの警察24時ではこうした闇スロを摘発する場合、内定調査から入り、確実に客が入ったところで、捜査員が踏み込む。



「賭博開帳図利」を成立させるためには、どうしても客が必要になってくるためだ。



客も闇スロの重要な証拠となるので、逮捕された客も送検される。



ただし、逮捕後の事情聴取に素直に応じれば、帰宅させてくれる。



初犯であれば、不起訴になるケースが多いようだが…。



それより店長が心配しているのは没収された10万円が返ってくるか、ということ。



「押収された10万円は返ってきますが、これが賭け金だったら没収されます。賭け金なのかそれとも違うのか使わずに残していたお金なのか微妙なところですね」(行政書士)



賭博罪は50万円以下の罰金刑だが、ちなみに、漫画家の蛭子能収さんが麻雀賭博で逮捕されたときは、略式裁判で罰金10万円を支払っている。



逮捕後の謹慎期間中に家族でラスベガスへ行って、カジノで合法賭博をやっていた、というのだから賭け麻雀で逮捕されたぐらいでは罪の意識はほとんどない。



しかし、闇スロは暴力団の資金源になっている。興味があったとはいえ、業界人が近づいたことは軽率だった。



かつてはホールで使われていた4号機が闇スロに流れているので、業界としても道義的責任もある。



そのため、闇スロ撲滅宣言を行っている。



闇スロを見かけた人からの情報を求めている。





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