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4円の甘が業界を救うという意味ではない。
ただ、現況の機種では甘デジが他のスペック機種に比べ幾分は現状に適しているのではないか?と聞こえます。
しかし、甘と一言で言っても現在の甘デジはMAX機のスモール版であり、通常の当たりだけでは勝つことはおろか、遊ぶことすら出来ないのが現状。
針の穴に糸を通す様な確率で条件をクリアした場合のみMAXやミドルに劣らないような出玉がある。
通常の当たりでは下皿にちょろちょろ…
以前ドルフィンダイブと言う海タイプの機種の甘がありましたが、確変継続率46%出玉は約500個。
一見これでは勝てないと思いますが、確変の継続によっては$箱2箱くらいは出ましたし、寿命の長かった海SAEや冬ソナ2の甘も15Rもなく、継続率も60%程度でした。
一撃は無くてもそこそこの出玉は見込め、破格の負けも少なかったことや当たれば単発でも500個確変が2回続けば初回も含め1500個など、非常にわかり易かった事などが寿命に繋がったのではないでしょうか?
事実、海でもプレミアなど一撃性を持たせた台は短命に終わっています。
1人が10万勝って、9人が1万数千円負ける。
店全体にそんな台が溢れかえっている現状では改善は無理です。
業界歴の長い方は記憶にあると思いますが、以前はフィーバー機の台数に店舗全体の30%などの規制がありました。
残りは羽根物やチューリップ台や一般電役機。
一台打ち止めにして5~6千円の勝負。勝っても負けても1万円以下です。
もちろん一勝負(万単位の勝ち負け)の台もあっても良いと思います。
部門別に自分の経済状況に適したユーザーが存在し、それぞれの部門の設置比率等のバランスが良かったのではないでしょうか?
資金が無くなりそうだけど、もう少し遊びたい。
そんなユーザーの救済的な立ち位置に、甘デジや羽物が存在します。その最後の砦まで(前に戻りますが)針の穴に…のような機械のミニスペックではあってはならないと思います。
4円甘と限定するのではなく、その立ち位置(役割)を果たす部門を見直す必要が急務だと私は考えました。
サラリーマンや1円のお客様の笑顔が見えるのは3千円位で遊ぶことが出来て、何回か当たりを体験し、少しでも交換出来た時です。
ここに再生のヒントがあるのではないでしょうか?
続いて、ハンドルネーム「元釘店」さんのご意見。
私も業界に17年あまり従事していた、元業界人です。
私の考える「パチンコ業界再生」は、4円のみ甘デジMAX・ミドルは1円パチンコでの運用です。
換金差益を見込める交換率33~28個/100円と1円は0.75円~0.87円程度の幅での運営です。
メーカーは3円S6回で出玉率100%の機種を開発する。無駄に回せるなどの辛いスペックは不要。
恐らく、稼働は一時的に落ちると思います。しかし、長い目で見れば機械代のサイクルは今よりも長く、むしろ、現状よりも増えて来るのではないでしょうか?
今まで程に1ヶ月を振り返ると負け額が、大幅に減る事や、新規で来店されたお客が当りを体感する可能性が大幅に上がること。
パチンコに、若者が飛びつきやすくなる点が大きい。
将来の事を考えると、若者を取り込んで営業をしていかないと、この先参加人口は減る一方ではないでしょうか?
今のパチンコを段階の世代の人に1から理解して頂くのは難しいと思います。
無料パチンコなどをして、お年寄りの新規の獲得よりも、現状のお年寄り客を大切にし、若者の取り込みをすることが大切。
今の若者に、パチンコをゲームセンターの延長だとまた、パチンコが暴利を貪る業種と言うイメージ、ギャンブルのパチンコのイメージ払拭が若者を取り込む鍵になると思います。
今の様に4円貸し玉で、30分もすると1万円が溶ける様な異常な状況からの脱却を今すぐに考える必要があると思います。

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