パチンコ日報

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パチンコの真髄、醍醐味がハネモノにある!

「パチンコを金持はしない。本来おカネのない人がする遊びだった。パチンコの原点を業界が忘れ去っている時にハネモノが来た。景気の潮流がハネモノの到来を要求した。来るべくしてきた」と語るのは、弱小パチンコ店舗再生専門相談室のトミナガ氏。



ハネモノが全盛期だったのは、すでに四半世紀前のことになる。



当時の機種構成はハネモノ、フィーバー、権利モノ、アレンジ、一発台、平台とバラエティーに富んでいた。



その中から射幸性の高い一発台が最初に姿を消し、アレパチがその後を追った。



これは、行政指導と組合の自主規制だったが、ハネモノに関しては、行政指導ではなく、売り上げが上がらないため、店側が積極的に外していった。



メーカーもハネモノを開発するよりも、セブン機の方が楽で、売れたので、ハネモノの開発に力を入れなくなった。



ハネモノファンを業界自らが葬った。



「当時、パチンコを止めたくなかったが、ハネモノがなくなったので、止めた人も少なくなかった。そういう人たちにそっぽを向いた業界の罪は大きい。では、今、ナゼ、ハネモノを出すのか? 業界を去った人の心がナゼ今にならないと気づかないのか? 業界は先進的であるように見えて、10年遅れている。ハネモノはパチンコの真髄だ」



射幸性に業界全体がアクセルを踏み続けた結果、出てきた機械はMAX機だった。



それも今のご時世に合わなくなり、甘デジを出したり、ミドルを出したり、ライトミドルを出したり、と客層を掴もうと試行錯誤を繰り返してきた。



「パチンコの醍醐味とは何を指して醍醐味というのか? 射幸性を高めることが醍醐味ではない。庶民が求める醍醐味とマッチしなかった。それはハネモノを眼中に置かなかったからだ」



ハネモノを設置した場合の問題がある。



ドツキなどで不正攻略の温床になることを嫌って導入しないホールもある。



「大国町のアローはパチンコの真髄をお客さんに提供している。しかし、赤字を打っているわけではない。アローはそれなりに射幸的な釘でお客さんを付けている。ハネモノにもプロはいる。プロは長くメシを食いたいので、ドツキはしない。ドツクのは素人。ハネモノ好きは釘を見る。開けたり、閉めたり。命は触らず、風車を触ったり。そこには、釘師とユーザーのほどよい駆け引きがあった。盤面を通じての会話があった。ここが庶民的だった」



釘と玉の流れが生きたのが昔のハネモノだった。客の興味をそそるために、部位に味加減、手加減、さじ加減の妙を釘師は作った。役モノの面白さを伝えることができた。



プロがいくら釘を読もうが、手の内がばれないように釘師は苦心した。



かつては、遊び台、開放台、回収台があったが、セブン機がホール一色になることに伴い、そういうカテゴリーもいつの間にかなくなった。



「遊ばせるとは、同じ回転数のことではない。もちろん、同じ釘でもない。機種、曜日によって多種多様でなければならない。これが遊べるということ。同じスタートでは遊べない」



これは、どういうことかというと、同じスタートでも大当たり回数は台によって違う。



出る台には客が座り、出ない台には客は座らないからだ。



「お客さんを差別することはいけないが、お客さんを区別することが一番公平。今のパチンコ店は居酒屋に例えるなら、同じ値段だから、全員にビールを飲めといっているようなもの。中にはチューハイや色々なものを飲みたいのに。全員ビールだから差別がない、と勘違いしている」



トミナガ氏のハネモノ愛のイントロダクションはこれぐらいにして、次回からはハネモノ塾が始まる。





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