この1年で日本を取り巻く国際情勢は大きく変化してきた。
その最たるものが昨年8月10日、李明博前大統領の竹島上陸だろう。歴代大統領の初の暴挙なのか、快挙なのかは、日本と韓国で評価が分かれるところだが、これで日韓関係が急速に悪化したことだけは間違いない。
冬ソナの大ヒットで韓流ブームが巻き起こり、映画だけではなく、K-POPで若者のファンまで育ち始めていた矢先に、李明博前大統領は竹島上陸を強行した。
人の噂も七十五日、といわれているが、嫌韓派を揺り起こさないように、昨年の紅白歌合戦では、韓国出身の出場歌手はゼロ。
前年の2011年は赤組にKARA、少女時代、白組に東方神起の3組のグループが出演したようにK-POPに火が付いたところだったのに、完全にフェードアウトしていった。
大統領が竹島へ上陸していなかったら、K-POPブームはまだ続いていたことだろう。
本来なら、K-POPブームに乗って話題になるはずだったのが、三洋の「デラックス海物語withT-ARA」だろう。
2009年7月にデビューした韓国7人組グループで、「Bo peep Bo peep」が大ヒットし、 KBSミュージックバンクK-chart2週連続 1位
SBS人気歌謡3週連続1位と、音楽チャートで上位を記録し、第24回ゴールデンディスク賞新人賞を獲得した。
K-POPグループは、韓国が外貨獲得のために国策として後押ししているので、主戦場は日本になる。そのため、日本語も喋られるように特訓して来日している。
T-ARAも現在は日本で活動しているのだが、テレビで見かけることがないので、知名度が今一つだ。
三洋の海シリーズは年配者の固定ファンに支えられている、といっても過言ではない。
都内のあるホールで、常連のおばちゃんが、店員にこう噛み付いた。
「甘デジなのに、なぜ、アグネスラムじゃないの? T-ARAって誰? 実写映像が出るたびに腹が立つんだけど。韓国のタレントなんて皆整形でしょ?どうしてこんなグループを採用したのか分からないわ。ヨン様のように有名人でもないのに。日本人のタレントだってたくさんあるのに。やっぱり在日産業だからなの?」
といって、これまでの海に戻っていった、という。
一部の声としても、反韓感情を持っている人もいるわけだが、竹島へ上陸さえしていなければここまで感情的になることもなかったかも知れない。
機械開発には時間がかかるので、日本と敵対するような国のタレントを使う時は要注意だ。

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