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メーカーの役職者には常識人が少ない?

「営業所長の仕事といえば、お客さんが来た時は、それが部下のクライアントであってもあいさつをすること。それが初めてのお客さんだったら名刺も渡す」と語るのが物販で営業所長経験のある人だ。



なぜ、こんな前振りをしたかというと、都内の中堅ホールの営業部長があるメーカーの営業所を訪れたところ、所長がいるにも関わらず、あいさつにも出てこなかったからだ。



上司である所長の態度に、担当の平社員が「すいません」と謝ったことに、その営業本部長は沸々とはらわたが煮えくり返ってきた。



かつては、2流、3流メーカーといわれた時代があったのに、機械が売れ始めるとホールに営業に日参することがなくなった。



黙っていても、機械はホールが先を争そって買うぐらい売れるようになった。



いつしか社風が「買って頂くから」から「売ってやる」に変わって行った。



普通は、メーカーが買ってもらうために、ホールを接待するのだが、ホールのオーナーがどこよりも早く、大量に機械を入れてもらうために、接待するようになった。



そういう環境の時に入社した社員が昇進して役職に就いた時に、どうなっているかといえば、お客さんが来てもあいさつもしない所長になってしまっている、ということだ。



つまり、一般社会人としての常識がないまま年だけを重ねた役職者がメーカーの上層部にはゴロゴロしている、ということでもある。



「自分が何様かと思うほど態度がでかい、勘違い人間が多い。売ってやっているという態度の会社は特に酷い」と前出のホール営業部長。



メーカーにはホール以上に大卒が多く入社している。



メーカーの上層部には高卒の叩き上げでその地位を獲得した人も少なくないが、まともな教育を受けていないので、そのギャップを一番感じているのがメーカーの若手社員でもある。



「後10年もすれば上はいなくなります。その時はボクが頑張りますから」と上司の不始末を平社員が謝る。



営業部長はその弊害が「メーカーの販売方法だ」とも指摘する。



その心は「常識がない人が会社を仕切っているから抱合せ販売がいつまで経ってもなくならない」。



確かにいい得て妙だ。



常識があれば、業界が縮小するような販売方法に血道を上げるよりも、パチンコ市場が拡大する方法を考えるのがメーカーというものだ。





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