パチンコ日報

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床下から大量に出てきた1gの金賞品をTUCが買い取りを拒否したワケ

都内の一軒家を解体している時だった。床下から大量のTUCの1g金賞品が出てきた。それは亡くなったパチンコ好きのおじいさんが、コツコツと貯めていたものだということが分かる。

元々、金地金を買うのが好きだったので、パチンコで勝つとそのまま換金せずに家に持ち帰っていた。そう、貯玉をするのが趣味の人と同じ行動パターンだ。貯玉好きは、勝った玉はそのまま貯玉して、翌日は貯玉を引き下ろすことなく、現金でプレイする。いくら貯玉が貯まっているのかを見るのが楽しいタイプのように。

で、床下から出てきた1g金賞品の数は969枚もあった。

とりあえず、そのうちの30枚を持って近くのTUCへ向かった。すると、買い取りを拒否された。理由は本当に初期の金賞品で偽造対策のフォログラムが付いていないような年代物で、真贋機でチェックできないからだ。おじいさんが貯めていた1g大景品は2500円の時代のもの。ケースから取り外して貴金属店へ持ち込むことをアドバイスされた。

で、アドバイスの通りにケースから取り外して、貴金属店へ持ち込んだ。今は1g1万円ちょっと。969万円に。

この話は金が高騰して家庭から持ち込まれている金のエピソードについて取材していた週刊誌記者が掴んだものだった。

記者の興味はTUCに向かった。東京都が特殊景品を金賞品に切り替えた時、どれぐらいの金賞品を用意して、現在は利ザヤがどのくらいの金額になっているかを知りたいためだった。

取材を申し込んだが返事はなかった模様だ。そもそもTUCは買取業務をしているだけ。手数料収入の会社が流通している金地金を用意できるわけもない。

で、この記者が掴んだ別のエピソードではこんなケースもあった。

金の高騰で今まで閉ざされたままだった蔵を開けた。その蔵の中に明治時代の古い金庫が眠っていた。テレビ番組で古い金庫を専門家が開けて、お宝が出てくるか、という番組がある。放映されたものの中で、お宝らしいお宝が出てくることはほとんどないままに番組は終了する。

ところが、放送ができないケースもあるらしい。本当にお宝が出てくると税務署に観られることを恐れるあまりに、本人からの申し出で、放映を中止するケースもあるようだ。

明治時代の金庫から出てきたのは現在の価格で4億円分の金塊だったそうだ。旧家などにはまだまだ金のお宝が眠っているはずだ。


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