この文章を読んだ常連客の一人がスタッフにこう質問した。「射幸性を落とすために、ナゼ金を値上げするの?」
この質問にスタッフは答えに窮して、何も返答できなかった。
この文脈からすると従来の換金等価の方が当然射幸性が高いわけだから、換金率を悪くすれば射幸性が削がれる、ということになる。
一般景品は等価交換の原則がある。換金を認めていないので、特殊景品の存在も認めたくない警察としては、特殊景品であろうが、等価交換を指導しなければいけない矛盾を孕んでいたが、それがやっと崩れた。
スタッフからこの報告を受けた店長は、改めて常連客に説明した。
「やはり、本音と建前があります」と前置きして、一般入賞口のベース問題やら、やがて訪れる消費税10%に対応するためには、「等価交換ではやっていけない」と本音で説明した。
「あんな文章じゃ、お客は納得しないよ。あれじゃ、特殊景品の微妙な値上げじゃないか」
大阪は東京に先立つ2011年10月1日からいち早く脱等価に踏み切り、パチンコ28玉、スロット5.6枚を実践している。この時、すぐに東京も追従するものと思われたが、4年もかかった。
東京の大景品(金地金1g)は金価格の高騰と共に、2500円→3500円→4000円→5000円→5500円、と推移してきたが、逆ザヤを抜かれないために市場価格より高めに価格設定にしている。
特殊景品に関しても市場価格の等価という原則があるが、東京の金賞品はその原則に反していた、ということになる。この問題を突かれたくなかったので、東京は遅れたのかも知れない。
東京の交換率が近隣に及ぼす影響や貯玉客がスムーズに交換するかなどを心配する向きがあるが、大阪ではほとんど混乱はなかった。東京都と隣接する地域では等価を続けているホールへ流れることが懸念されているが、それも心配されたほどのことは起こらなかった。
「射幸性を落とすというのなら、機械の射幸性を落とせば済むことではないか。交換率を変えるのは納得できない」(ユーザー)
ごもっともである。
機械ももちろん射幸性を落とすように指導されている。
話は元に戻る。
お客さんから交換率が変わることを質問された時、お客さんが納得できる説明ができるようにスタッフにも教育しておきましょう、という話だった。
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