パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

パチンコ・スロットのイメージを変えるドラマを作りたい!

日報読者の中にはパチンコ好きの在京キー局の関係者もいる。これまでにも何度かパチンコを題材にしたドラマの話題が出てきている。脚本家の中にもパチンコ好きがいて、脚本を書きたがっているのだが、いずれも企画段階で実現していない。

パチンコドラマを書きたがっている一人は「パチンコ・スロットのイメージを変えるドラマを作りたい」と意気込んでいる。その心意気に業界としては賛同・応援したいところだ。

その気持ちにさせたのが、2018年6月に放送されたNHKのドキュメント72時間だ。宮城県の「まるたま石巻店」に密着。1円パチンコの悲哀を観て企画を思いつくようになった。

テレビドラマを制作するにしても、企画段階からスポンサーの目星をつけておかないことには前に進まない。幸い、日工組は昨年から10年ぶりにテレビCMを解禁しているので、スポンサーの下地づくりはできつつある。企画さえよければ乗ってくるメーカーも出てくる可能性はある。

で、脚本家が考えているのはスロットをメインに若者にスポットを当てるような内容だ。深夜枠なので視聴者層を考えるとそうなるのかもしれないが、グランドオープンや特定日には軍団に占拠されているようなスロットコーナーでは、あまりいいイメージは沸いてこない。

そこで在京キー局関係者が「パチンコ日報を全部読め。日報には業界誌では書かれない色々なエピソードやホールの本音があるので、参考になる」とアドバイスしたそうだ。

業界のイメージアップにつながる内容ならメーカーだけでなく、日工組や日遊協あたりからの賛同も得られるかも知れない。

特に日工組は「パチンコのイメージ向上」を目的に大正大学表現学部の中島和哉准教授のゼミと連携し、学生たちと業界のイメージ向上を考えるプロジェクトを実施している。それほど真剣にパチンコのイメージを変えたいと考えている証でもあろう。

日工組は「学生との共同プロジェクトを通して、若年層が抱く業界のイメージや問題点、さらに新規ユーザー獲得のための若者に刺さる効果的な施策を具体的に知ることができた。今回得た知見は、遊技人口の減少が問題視されている遊技業界にとって、課題解決の一助となる可能性がある。引き続き、様々な取組みを通じて業界を盛り上げていく」としている。

パチンコ・スロットのイメージを変え、新規ユーザー獲得につながるドラマならきっとスポンサーになってくれるはずだ。

いっそのことなら、21世紀会が脚本を募集して、映画を作る方のも一つの方法である。


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受け取ると取りに行く、の違い

経営陣が今後の未来に対して手をこまねいています。それならばその会社に勤める社員たちはどうすれば良いのでしょうか。会社の行く末と個人の営みは別物と捉えるならば、会社に自分の人生を全て任せきって良いものなのでしょうか?

私は研修中、あまりあれこれと事細かに教えることはしません。確かに初期の頃はできるだけ成長して帰って欲しいという一念から手取り足取り口酸っぱくして釘の知識や技術を教えていました。しかしそれでは本人の内側に残るものが少ないと感じたのです。

こちらから何でも教えてしまうと本人は受け取りの状態になります。自分がその場に立ちながら知識や技術の基本的な事柄が入ってくるのでそれはある意味楽な状態でもあります。

「この300本を越える釘を60分以内に左右直角、上下角3度にしてください」
とだけ伝えると、余程の経験者でない限りほとんどが一度フリーズします。

普段会社から「あれやれこれやれ」「これはダメ」「これはいい」という具合に仕事を受け取る状態で日々を過ごす人たちは自らが主体となり、何かをするということに慣れていません。

しかし研修においては時間が決まっています。彼らは恐る恐るぎこちない様子で釘を叩き始めます。ハンマーの持ち方、釘の頭のどの部分を叩いたら良いのか、など正解というものがわからない状況でことを進めることに非常に不安になるのです。

なぜこのような手法を使うのか。理由は三つあります。

一つは、「自分のことは自分で考えてやる」という姿勢を身につけてもらう為。一つは「答えは自分で見つけるもの」ということを知ってもらう為。最後に「受け取るな、取りに行け」という言葉の意味を知ってもらう為です。

自らがすすんで取りに行けば結果に関係なく自分の内側に何かが残るものです。その何かは経験した後に本人があることを決定するときに必ず役に立ちます。

反対に受け取ったものはその意味や価値が残りづらくなります。そして受け取ったものは他人や社会に自分の人生を任せてしまう結果につながりやすいものです。だから私は自分の人生や営みは自らが取りにいかなければならないということを、厚かましく暑苦しく伝え続けるのです。

私は釘のコンサルタントではありません。釘を通して若い人たちに人生とは何かをできる範囲内で伝え続けているのです。

言葉は嘘をつきますが技術は嘘をつきません。私が怪しい言葉で良いことを発信してもなかなかにその意味が伝わらないものです。しかしそこに技術が介在することによって、綺麗事に聞こえた言葉が突如として本人たちの内側に残ることがあるのです。

今社員たちは業界の未来を憂うことより、自分の能力を向上させることに集中するべきです。チャレンジだとか挑戦だとか聞こえの良い言葉ではなく、自分が欲したものを自分で取りに行くという行動がやがて大きな変化をもたらしてくれるでしょう。



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スマスロの後はない。設定を入れなければクソ台の烙印

3店舗あったホールが、今は1店舗を残すだけとなった北海道のホール関係者が重い口を開く。

「年収は600万円あったが、今は500万円まで下がった。オーナーはBMWからプリウスに乗り換えた。うちの会社も終わりに近づいていることは分かる。中古しか買わないのでメーカーの営業マンも来ない。ネットでスマパチやスマスロの情報を探しているが、確かな情報が全く入らない。4誌送ってきていた業界誌も来なくなった。業界の動きが全く分からない」と嘆く。

弱小ホールとなるとメーカーからも見放されている。最後の望みをスマパチやスマスロに期待していることは伝わってくる。

業界人なら誰しもがスマパチとスマスロに一縷の望みを託していることは間違いない。ところが、今年の夏にリリースするはずだった予定が、ユニット不足もあってスマパチは11月、スマスロは来年1月に延期になったことや、“一撃性”の不確定な噂が独り歩きしているのが現状だろう。

「ファンが追っかけない要素を何とか緩和してもらってフル装備になったスマスロが必ず登場する。その暁には、これまでご迷惑をおかけしていたものを全てご恩返しできると思います」(日電協・兼次理事長)という昨年10月の発言は、嫌が上でも期待が高まるというものだ。

この発言に対して、業界内からは不協和音も聞こえてくる。

「スマスロのフライイング情報は組合が期待を持たせ過ぎて煽り過ぎた。責任問題だ。遊技人口が少ないところでスマスロがコケたらメーカーのせいにされる。クソ台ばかり出しやがって、といわれる。みんなで成功しなければならないのに、スマスロがコケたら次はない」と危惧する声も聞こえてくる。

4号機時代スロットは空前の大ブームになった。その時のデータを分析すると遊技人口も多いところに、8枚交換だったために、出すことができた。ところが、時代背景が変わり過ぎた。等価が進むにつれ、遊技人口は減少の一途を辿ることになり、6号機の出玉性能でスロットはトドメを刺される。

「6号機でもホールが設定を入れれば、稼働は上がる。お客さんが納得して投資した金額なら遊べる設計になっているのに、設定をいれないから6号機はダメと烙印を押される。スマスロだって設定を入れなければ同じ状況に陥ってしまう」(スロットメーカー関係者)とホールの運用を問題視する。

スロットもせめて6枚交換で、設定を入れられるように運営していかなければ、スマスロは業界の救世主にはならない。メーカーは設定が入れられる環境にするためにも、スマスロの価格設定を上げることはできない。



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円安+コロナ収束=インバウンドパチンコ

悪い円安と言われているが、円安は悪いことばかりではない。例えば、外貨建て保険だ。これは養老保険、終身保険、年金保険などの保険料をアメリカドルやオーストラリアドルなどの外貨で支払い、保険金や年金、解約返戻金を外貨で受け取る保険だ。日本よりも、金利が高い国の通貨で契約すると、保険料が安く=利回りが高くなる。

ただ、外貨建てには為替リスクが潜んでいる。

保険金10万ドルを受け取るとき、加入時1ドル=100円だったのが、1ドル=120円と円安になれば10万ドルは1200万円になる。逆に1ドル=80円と円高になれば、800万円に目減りする。

アメリカドルで外貨建て保険に加入している人は、このまま円安になれと心の中で叫んでいることだろう。

もう一つ、円安で恩恵を得られるのはインバウンド客を対象にした観光産業だ。

1年前までは1ドル110円だったものが、どんどん円安が加速して130円台を行ったり来たりしている。

外国人にすれば、1ドルを日本円に両替すれば110円だったものが、130円になるわけだから、1万ドルなら20万円もお得になり、コロナが収束すれば物価が安い日本へ外国人観光客が押し寄せてくることになる。

反面、最近ハワイに行った人は、ラーメンとギョーザで4000円も取られた、とボヤく。よほどの金持ちじゃないと海外旅行は行けない時代になってきた。

で、このまま円安が続けば、図らずも日本は観光立国になることは間違いない。円高になる要素は今のところないので、一か八かで投資するなら観光産業、という人もいる。

コロナ前、インバウンド客で盛況だったころ、ある旅行代理店は体験型ツアーを積極的に企画した。例えば、ニンジャ体験、寿司握り、蕎麦打ちなどがそれ。これがことのほか好評だった。

この旅行代理店はアニメ好きファンのために、アニメ版権のパチンコツアーも組んでいた、という。これこそ、日本へ来なければ絶対に体験できない。

インバウンドパチンコは高山市や秋葉原にオープンしたが、コロナ禍で撤退を余儀なくされたが、このように旅行代理店がアニメファン向けにパチンコツアーを企画して、ホールへ送客したように、待っているだけの営業では新規客の開拓はできない。

送客の次のステップは、そこでパチンコの面白さを体験してもらわなければいけないわけで、50銭パチンコあたりから始めて、パチンコの理解を深めてもらうことが必要になる。


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第3話 漂流者 ⑥

黒い約束

恐る恐る部屋に入ってみる。存外主任の部屋は整理されていた。ダボシャツとステテコ姿の彼は私に座るように目くばせをする。無言のまま座ろうとする僕は一瞬背筋が凍りついた。モンモンが入ってる。しかもオオガメが入れている筋彫りではなく、全体に色がびっしりと、きれいに埋め込まれている、正真正銘の刺青である。

ダボシャツとステテコの裾の部分から見えるその色が僕の目を釘付けにした。足のくるぶしの上まで刺青が入っているのは全身にそれが行き渡っているのを容易に想像させる。怖いもの見たさで僕はその全体像を見てみたい衝動に駆られる。

「ん?驚いたか。まあ、これは半端もんがするもんだ。自慢できるほどのもんじゃあねえな」と言ったその顔はさも自慢げであった。

主任は缶に入ったショートピースを一本取り出し、左の親指の爪の上でトントンと音をたてながら煙草の葉を詰める。煙草の葉が下の方へと詰まっていくと上部に若干の余裕ができる。煙草を吸う際にその葉が唇につかないよう丁寧に余った紙で蓋をする。

腹巻からデュポンのライターをおもむろに取り出し、ピンという魅惑的な独特の音と一緒に火をつける。その流れに僕は完全に見入ってしまう。しぶい。まさにハードボイルドの真骨頂ではないか。僕は今、情けないほどに主任に入れこんでいた。

「今日のたこたこフィーバーが気になったか」

「あ、はい。なんであんな風になるのか見当もつきません。主任はどこであんなこと覚えたんですか。あれは僕にもできることなんですか」

矢継ぎ早に質問を浴びせる。

「まあ、蛇の道はへびでな。知ってる奴はみんな知ってるよ。俺みたいに中学を卒業してヤクザ稼業とぱちんこ屋を行ったり来たりするような輩にはなんでもないことよ」

涼しげな顔をしてショートピースを肺いっぱいに吸い込む。

「世の中の大半は本音と建前が交錯している。しかしこの世界は全てが本音だ。みんな生きていくのにきれいごとなんか言ってらんねえだろ。極道もぱちんこ屋も行くところがない奴がしょうがねえから頭下げてそこに収まるってだけよ。お前だって寝るところはあるし、おまんまも食わせてもらえるし正直言って楽な生活させてもらってんだろ。そりゃあ自分でアパート借りて、めし作ってな、せこせこ生活してたんじゃ金がいくらあっても足りねえだろうが。もっともそんな生活やってる奴に金持ちなんかいねえし、自分で自立して生活できる器量を持ってる奴がぱちんこ屋なんかで働くわけもねえけどな」

僕は納得してしまう。主任の話はどこかでカルティエの話とも通ずる部分があって、人間の悲哀みたいなものを感じるのだ。

「坂井くんよ。自分はまだこの業界浅いみたいだからひとつ言っておくけど、ぱちんこ業界は俺みたいな海千山千の奴らがひしめき合ってるのが現実だ。あんまり深く関わらねえほうがいいんじゃあねえのか。一回深みにはまるとなかなか抜け出せえよ。俺は一度この業界を抜けてからまた舞い戻ってくる奴らをごまんと見てきてる。なんでかは知んねえけどな」
 
たしかにそうである。冷静に考えれば考えるほどこの場は危険極まりない。あんな具合に7を人為的に揃えるなんていうテクニックもアンダーグラウンドの世界では別に驚く程のものではないのだろう。それをなんでもないことだと言い切るような男は危険人物であることは誰が見ても明白である。

しかし僕はなぜか危険な匂いがすればするほどそこに惹かれていくのである。自分にもこんなデンジャラスな要素が潜んでいようとは思ってもみなかった。多少の驚きや恐怖を感じつつも今の僕はそれそのものをドキドキしながら楽しんでいる。

今までの僕ならこういった話は絶対に聞いてはならず、即刻この場から立ち去るべきであると、拳を高々と掲げ犯罪撲滅のシュプレッヒコールを叫んでいたに違いない。しかし今日の僕は全く違う僕だった。

「でも主任。俺もこの業界で生きていくと決めたからにはやっぱりいろんなことを知らないと駄目だと思うんですよ。だからこれからも色々教えてもらえませんか」

ビビリながら精一杯の去勢を張って言い切ってしまった。内心「言ってしまった」という後悔がなくもなかったが、今は主任に根性無しのレッテルを貼られることの方が怖かった。それは不良が不良とつるんでいく為に必要な共通の秘密、そして連帯感。僕は今、それを欲しているのだ。

主任は何か言おうとして一旦思いとどまり、短くなったタバコを親指と中指でつまみ最後の一服を深く吸った。ショートピースの黄色い煙が目に入り額にしわを寄せる。

「わかった。わかったからそう凄むな。だけどこれから俺から教わることは絶対誰にも言うなよ。男が一度覚悟を決めたら二度と覆すな。バラしたらそんときは大変なことになるぞ。わかってるな」

低くドスの効いた声は僕に一切の後悔や否定をさせなかった。もうあとには引けない状況である。情けない話だが、やっぱりやめとけば良かったと後悔してしまった。が時すでに遅し。僕は主任のあくびを合図に自分の部屋に戻った。これからどうなるのか。不安と期待が交錯するデンジャラスゾーンへの入口、前夜祭である。

つづく


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