この半導体不足に乗じて昨年8月頃から半導体詐欺や半導体の偽物、粗悪品が市場に出回っている、という。
手口としては、製品に記されているメーカー名や型番を高性能品に書き換える偽物や、廃家電から抜き取った中古の半導体を新品と偽った粗悪品が大量に流通していることが明らかになっている。外見は本物そっくりのため、消されたロゴの痕跡や配線などを正規品と比べないと見抜けない
正規ルートの仕入れ先以外から半導体を買った企業の依頼を受け、沖エンジニアリングがX線を使って検査したところ、3割超が「偽物」だった。粗悪な半導体の流通が広がれば、製品の性能を低下させるだけでなく、安全性にも悪影響が出る恐れがある。
半導体不足を凌ぐために正規代理店を通さずに調達してしまうと、偽半導体をつかまされるリスクが増えているということだ。中途半端に動く半導体が組み込まれれば製品のリコールにもつながりかねない。最悪の場合、発煙したりする恐れもあるとされる。
この偽半導体はどうやらパチンコ業界にも紛れ込んでいるようだ。
「通常は正規ルートでメーカー保証のあるものを調達していますが、中には急場をしのぐのに市販品を買うこともあります。市販品とはそれこそ秋葉原の電気屋街で売っているようなもので、メーカーの担保もないことを織り込み済みで調達することもあります」(設備メーカー関係者)
では偽半導体を装着した遊技機が出荷された場合、どんなことが想定されるのか?
「プログラムが暴走したり、発火したりすることが考えられます。夜中に発火すれば、ホールが火事になる可能性も否定できません。安物のモバイルバッテリーが、熱で膨らみ、発火する事故が起きています。これは発熱した時の安全装置がちゃんと機能していないからです」(メーカー関係者)
ただ、メーカーは完成品は出荷時に検査するので、不良品は弾かれて、店舗には納入されないという。
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