「パチンコとカジノをレジャーと呼んではいけない。そもそもギャンブル産業なのだから、レジャーと言っていたらターゲットを見誤る。パチンコ業界は遊技に戻すように努力しているが、警察主導だから何もよくならない」とバッサリ。
教授はパチンコのことが分からない人のために、4円パチンコと1円パチンコのことを説明した後、「1歩進んで2歩下がるようなことをやっているが、遊技には絶対戻れない」と断言する。
公営競技の中でも競艇と競輪、オートは女性ファンが少ない。その時、教授はオートに元スマップの森且行が入ってきた時に、イケメン選手の写真集を出すようにアドバイスした。
一方の競馬は元々ファンの数も多かったので、さらにファンを増やせる要素が多かった。
JRAは電通やコンサルを使って、家族でも来られるレジャー化を目指した。芝生の上で皆が遊べる。子供の頃から競馬場へ行くことに慣れ親しんでいたら、大人になっても競馬場へ行くことに抵抗はない。
まさに競馬ファンを育てる20年戦略である。
その他、トイレをきれいにするとか、女性ファンを増やすとか、馬のスターを育てるとかの計画を立て、それに則って着実に実行している。昔は競馬もギャンブルで、のめり込んで財産を失ったなど、あまりいいイメージはなかったが、そういう雰囲気を感じさせない。
では、わがパチンコ業界はどうか?
18歳未満の入場がまだ緩い頃は、悪ガキが友達を誘ってパチンコを体験する輪が広がって行った。今は、入場制限が厳しいことに加え、1000円、2000円では遊べないので、ファーストパチンコの門が固く閉ざされているのだから、遊技人口が増える要素がない。
「今、パチンコ店を支えているシニア世代は後、20年もしたら一気にいなくなる」と教授は言うが、20年もかからないような気がする。
「パチンコ業界は儲かっている時に何に投資するかの展望がなかった。多角化しても2~3年で諦めた。辛抱ができないのでホールの比重が大きすぎることになった」
ま、昔は簡単に儲かり過ぎたということだ。飲食店の様な100円単位の利益では、費用対効果が悪すぎて身が入らなかった。これが儲かっている時、多角化に失敗した要因だ。
お尻に火が付いたパチンコ業界は、新規事業の模索に躍起になっているが、自分たちが変れる会社が、生き残ることになるし、伸びる会社になる、ということである。
冒頭の教授の言葉の意味はピンチの時こそ、メーカーがとんでもない機械を出すのではないか、という期待感だが、これも自分たちが変れる会社でなければ、とんでもない発想の機械は生まれない。
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