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メダルレス遊技機は業界の救世主となるのか!?

次世代遊技機としてスロットメーカーが期待を寄せるメダルレス遊技機は、AT・ARTが発動できる有利区間の終了条件である3000ゲーム上限の自主規制を撤廃した。保通協へは10月1日から持ち込んでおり、来年4月にはメダルレス遊技機を市場に投入する予定だ。

6号機では惨憺たる状況のスロットメーカーが、メダルレス遊技機で起死回生を図る構えだ。

パチンコとスロットの両建てで店舗を運営するホールにとっても、一縷の望みだ。メダルレス遊技機の登場は、有利区間3000ゲーム上限規制の撤廃で、より自由度を高めたゲーム性の開発が可能になる、とされている。

業界の明るい未来を切り開くためにも、ホールとしては額面通りに受け取りたいところだ。

メダルレス遊技の開発を先行するメーカーとしては、来年4月にリリースするということは、すでに生産計画に入っていることは想像に難くない。

それは部材メーカーから漏れてくる。

「部材の発注も明るい見通しです。メーカーは相当力を入れていることが、部材の数からも窺えます。コインレス機と従来機では遊技機性能にも差がある。6号機の反省を踏まえての内規の緩和ですね。コインレス機を導入しないと売り上げも稼働も上がらない。メーカーはスロットの業績が回復できると自信満々です」と話すのは部材メーカーを取材したライター。

遊技機性能ではないが、メダルレスになることで、手補給してホールは、最低限の人数でホール運営をすることができる。人件費のコスト削減には貢献することは間違いない。

加えて、玉貸しのメダルサンドやジェットカウンター等の計数機、コイン洗浄機等々メダル関連機器も不要になる。

さらに、メダルを投入するのが面倒くさくてスロットを敬遠していた高齢者がスロットを打ってくれることも期待できる。

しかし、6号機が敬遠される出玉の上限2400枚の変更はない。

問題はここだ。

「AT継続ゲーム数規制の撤廃だが、もっとも重要な出玉(差枚数)はいったいどうなってるんでしょう。その鼻息の荒いメーカーにお尋ねしたい! 6号機の規制とはそもそもATによる出玉の規制ということを忘れてしまってるのでなはないのか。この出玉規制の煽りで比較的遊技性の穏やかなジャグラーやハナハナというAタイプまでこの規制の影響を受けてしまった。そういった経緯を無視して、AT継続有利区間規制撤廃だ~!と大風呂敷拡げても出玉規制が全く変更されておず、ショボ出玉は変わらないのである」と指摘するのは元スロット関係者。



上記の表を見て説明すると、出玉規制では約2時間~2時間半の1600ゲームではせいぜい2000枚程度で1日弱の6000ゲーム約10時間でもせいぜい4000枚程度が規制上の上限出玉(差枚数)である。

ポイントはここ。

・AT継続ゲーム数を撤廃した、とメーカーは胸を張るが、この出玉規制の範囲内なので、ショボ出玉には変わりない!

・現在、平均50万円もするパチスロ台で17万円しか回収できないスロットに「メダルレス」というものを名目に、ホールがそのユニット機器を含めて新たに投資をするメリットがはっきり言って無い!

ホールもそんな売り上げの上がらない台に莫大な設備投資をするような余力のあるところも少ない。CR導入時は「確率変動による爆裂機」との組み合わがあったから、ファンにとっても出玉感の醍醐味があり、当然ホールには営業的なメリットも大きく普及した。

メーカーが期待を寄せるメダルレスの性能とは、あくまで6号機のショボ出玉性能であることを理解しておく必要がある。

逆に沖スロのように大きなメダルで出玉感を演出する店舗も増えているのが現状の中、パチンコのように時速4万発や5万発というようなものが6号機ではぜんぜん出てこない。

「本当に店の出玉や売上が第三者の日電協やデータ管理機関等に『ガラス張り』なっていいと思いますか?ご当局のみならずデータは必ず税務当局にも流れますよ(笑)。これらのことからホールはメーカーの大風呂敷に騙されず、慎重に見き分けなければ結果として火傷することになりますよ」(同)

この予想が大ハズレになることを願うばかりだ。



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