パチンコ日報

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意外にホワイト

コンビニ業界のブラックバイトぶりが次々に明るみになった。

まずは、女子高生が風邪で2日間欠勤したら、給料から欠勤日分の給料を法定で定められた以上に天引きされていた件だ。

東京・武蔵野市のセブンイレブンで16歳の女子高生が病欠で2日分(10時間)休んだところ、店は代わりにシフトに入ってくれる人を探さなかったペナルティとして、10時間分の9350円が給料から差っ引かれていた。

労働基準法では、ペナルティでの減給について、「賃金総額の10分の1を超えてはならない」としていて、今回の減額分(9350円)は、バイト代の総額(2万3375円)の10分の1を上回り、違反にあたるという。

そもそも代わりのシフトを探すことは店側の責任であり、それを弱者の女子高生に押し付けていることも問題がある。

続いては、節分の風物詩となってしまった恵方巻の販売を巡って、コンビニのバイトにノルマを課している、という問題だ。

節分の日にその年の恵方の方角を向いて巻き寿司を無言で丸かぶりする風習は、関西地方では一般的だったが、コンビニなどが恵方巻を商品化したことで全国に広まった。たった1日の風習のためにコンビニ、スーパーが熾烈な販売合戦を繰り広げている。

恵方巻は1本500円前後で販売されている。恵方巻は家族の人数分が必要になる。コンビニも節分商戦の目玉と考えるようになり、予約販売するようになった。

早期予約によって値引きしたり、恵方巻には特にポイントを付けたりと各社が販売競争にしのぎを削っている。

そこで、少しでも恵方巻を売るために、コンビニがバイトに販売ノルマを課していることが問題視されている。

ノルマは恵方巻だけでなく、クリスマスケーキもあるが、恵方巻は多いケースでは1人100本というのもある。

ノルマが達成されない場合は、自分で買い取る「自爆営業」の実態も明るみになっている。

自爆営業といえば郵便局の年賀状の自爆営業が有名で、非正規社員には4000枚のノルマを課しているケースもある。実績が低ければ「給料泥棒」と罵倒され、自爆営業した年賀状が大量に金券ショップへ持ち込まれる。

ブラックバイトの前置きが長くなったが、セブンイレブンでバイトしていた主婦が、1年前ホールへ転職した。

コンビニを辞めた理由は、前述のブラックバイトの実態であるノルマのきつさだ。

「パチンコ店はどうしてもイメージが悪かったので、敷居が高かったんですが、コンビニよりも時給が高いので選びましたが、実際に働いてみるとノルマもなく、コンビニよりもはるかにホワイトなことに驚いています」(主婦バイト)

コンビニとパチンコ店と比較するとイメージの点では断然コンビニの方が勝っているが、働いた人の実感ではパチンコ店の方が遥かに働きやすい。

意外にホワイト。

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