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ナゼ、ジャグラーを超えるスロットは出て来ないのか?

スロット業界の小さな巨人ともいえる北電子のジャグラーが発売20周年を迎え、1月13日には記念モデルとなる「アイムジャグラーEX Anniversary Edition」を発表した。ジャグラーシリーズだけ28機種あまりが発売。超ロングランヒット機の地位を確立している。

ジャグラーのヒットにあやかろうとメーカーもオマージュ作品を次々に発売してきた。

年代順に追ってみると、出てくる出てくる。

・2006年10月 バグラー(メーシー)
・2008年8月 マジシャン(ファースト)
・2009年1月 アイムマジック(パラジェーピー)
・2009年4月 アイムマジックX(パラジェーピー)
・2009年9月 スーパーアイムマジックEX(パラジェーピー)
・2010年6月 アイムラッキーパレード(タイヨー)
・2010年6月 マジックライアン(ネイチャーアセスメント)
・2011年9月 デルピエロ(オーイズミ)

デザイン(リール、パネル)、色合い、ピエロ、告知ランプ(GO GOランプ)などの見た目から、ボーナスの終了枚数までも真似たが、ジャグラーの牙城を崩すことはできなかった。

「スランプグラフを見れば、明らかに波が違う。大当たり、バー、ビッグに適度な偏りがジャグラーにはある。吸い込みと配当のスランプ率とボーナスの偏りのバランスが非常にいい。乱数の偏りがある。これは門外不出で、見た目は真似できても乱数までは解析できていない。ブラックボックスの中まで真似ないとジャグラーは再現できない」(スロット関係者)

他社が真似したくても真似できないのが乱数の部分のようだが、さらに緻密な開発が行われているようだ。

「チェリーの抽選値、バーの抽選値、7の抽選値を一つずつ変えながら、この確率で行こう、と膨大なデータを取っている。どう偏るかを数カ月かけて研究している。他メーカーはそこまで労力をかけていないので、他メーカーのチャレンジは失敗した」(同)

ジャグラーが世に出るまで、その手本としたのが、山佐のスーパープラネットであり、ニューパルサーだった。さらに元を辿れば、山佐が手本にしたのがパル工業のペガサスに行き着く。

ペガサスは、今はなき「吸い込み方式」で波を作っていた。飲み込めば、飲み込むほど連チャン率が高くなった。

さらに演出面では上段に7、中段にチェリーのリーチ目がバグによるものだったが、結果オーライで絶妙だった。

波と演出、リールを止める時の停止プログラムを極めることは、この30年間変わっていない基本部分である。ジャグラーは3つ目のボタンを押すまで、期待感が持てるリール制御のプログラムを搭載している。

そんなジャグラーだが、機種名を変え、中身は全く一緒の兄弟機を販売したことがあるが、ジャグラーでなければ売れない経験を何度かしている。


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