4号機は北斗の拳や吉宗などが12台。満台状態で、台が空くのを待つ間にブラックジャック、バカラ、ポーカーなどのテーブルゲームに興じる感じだ。
台はコインの払い出し機能を止めて、クレジット表示に改造しているぐらいで、基板はノーマル状態で営業している。
コインのレートは一番下が1枚10円。10円刻みで100円までを自分で選べるのがこの店の特徴。オーナーの許可があれば1枚500円を選択することもできる。
最低のゲーム料金は1万円から。1万円払って10円のレートなら、1000ポイントのクレジットが付く。100円の高額レートを選択すると10%のオマケポイントが加算されるので、110ポイントになる。
データ表示器は取り付けていないので、前の客がどれぐらい打ち込んで、どれぐらいビッグを引いたかは一切分からない仕組みにしている。
この店のセールスポイントは「4号機が10円で打てる」。この噂が噂を呼び、12台がフル稼働状態。店側としては、20台は設置したいところだが、程度の良い4号機がなかなか見つからないのが悩みのようだ。
「4号機は史上最強の優秀な台だった。裏カジノでも未だに人気が衰えない。5号機のようにチンタラしていないので、打っていて本当に楽しい。こんな素晴らしい機械を保通協に認めてもらいながら、業界は自らの手で逃してしまった。100万円も出るような機械を作る必要はなかった。業界は本当にもったいないことをしてしまった」(風俗ライター)と裏の世界でしか打てなくなったことを悔しがる。
話しは突然、音沙汰がなくなった封入式パチンコの話に移るが、封入式の開発の目的の一つにはカジノ市場を見込んでいたはずだ。2010年マカオで開催されたグローバル・ゲーミング・エキスポに京楽が封入式パチンコ機を参考出品している。
カジノは24時間営業なので釘調整などできるはずもない。封入式で釘調整が不要となれば、日本でカジノが解禁された時に、日本独自のパチンコがライセンスを取得しているかもしれない。
そう思ったが、4号機をそのままカジノの世界で再び表舞台に立たせた方が面白いかも知れない。100万円出ても規制されることもない。カジノ用だったらスロットメーカーの開発陣も思いっきり腕を揮うことができる。

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