川上、川中、川下。
商売で要になるのは、川上と川下であります。
川中は、無くてはならない場合と、無くてもよい場合があります。
今回は、川上と川下の話をします。
私がサラリーマン時代に出入りしてました会社に三陽商会がありました。
三陽商会と言えばバーバリー。
昔は活気ある会社でしたが、、、
イギリスのバーバリー社とのライセンス契約が切れた三陽商会の業績は2016年1~6月期に58億円もの営業赤字になりました。
昨年6月にバーバリーとのライセンス契約が切れてから三陽商会は、危機的状況であります。
バーバリーの後継ブランドが振るわず、業績が悪化しているのです。
ライセンス契約とは、一歩間違えば、業績に大きな影響を及ぼします。
遊技機メーカー奥村遊技機とも関連が深いミツワ自動車がある。
昔ポルシェの日本総代理店として名を馳せた会社です。
しかしドイツのポルシェ社は、ポルシェジャパンを設立するからと、ミツワ自動車から総代理店権を取り上げた。
その後ミツワ自動車の業績は危機的に悪化して行く。
このミツワ自動車と三陽商会の流れはほぼ全て共通してます。
川上が絶対有利な状態のケースではよくあり得ます。
イギリスのバーバリー社は、三陽商会のブランド戦略に何らかの方針違いがあったのだろう。日本国内においてバーバリー社主導で販売することとなったようです。
自分の独自ブランドを持たないと、足元をすくわれる例ですね。
これに似たことは、パチンコ業界でも起きる可能性は高いと思います。
川上が強い立場のパチンコ業界は、抱き合わせ販売や機歴販売がまかり通っていた。
昔は、ホールオーナーが、販売力を持つ遊技機営業担当者を接待して、欲しい機械を売ってもらっていた。
そのまた昔は、遊技機営業担当者が、ホールへ日参して機械を買って頂いていた。
時代はまわるのです。
パチンコ業界の川上と川下で立場が変わる日は来るのか?
三陽商会がバーバリーを失った。
三陽商会の例と多少違いますが、
チョット置き換えた話を書いてみます。
パチンコ業界が確変を失ったらどうなるのか?
実はパチンコ業界は、いつどうにかなっても不思議ではないのですね。
確率変動がなくなる日。
日本国内のカジノの出方次第で10年後に確変が無くなっている可能性を考えたことありますか?
何故、昔、確変が認められたのか?その原点に立ち戻れば、10年後に確変が無くなっているかも知れません。
つまり砂上の楼閣なんですよ。
利益調整の為の釘調整が違法?
メンテナンスなら適法?
釘調整がなくなる日が早いか、確変がなくなる日が早いか?
将来、パチンコで確変が無くなったり、大当たり後の電チュー開放が禁止されたり、スロットは全てAタイプのみになったり。
そうならない為に業界がすべき事はなんでしょうか?
書類上の三店方式でも実際は二点方式になっているケースはいくつもあります。
これを含め、様々な点で、業界は気を引き締めないと!
国内でカジノ開業後数年で上記のことが懸念されるかも知れませんよ。
ホール業界は、ホール専業が多いですよね。
専業ホールが確変が無くなったパチンコで食べて行けますか?
確変が無くならなくても、無くなると仮定して、経営戦略を立ててみませんか。

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