パチンコ日報

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依存症対策の前に3万円で1カ月遊べるレベルの業界に

依存症に対してハンドルネーム「田舎者」さんが考察する。

以下本文

個人的に思うのは、依存症対策に関して発想の転換を、と思います。パチンコ依存症に関しての定義って難しいですよね。

お金軸で考えれば、借金するまで突っ込まない、使ってはいけないお金に手を出さないとなります。
バイトの稼ぎが3万しかない人が全部使ったら依存症という扱いにもなりますし、3万といえば3時間も持たずに消えてしまうわけです。遊技に費やす時間の長短は考慮されません。

時間軸に考えれば、金額の大小が問題になるのではなく、時間が30分でもあればホールに足を運ぶ。休みの日はホールにほぼ滞在している、仕事が8時9時に終わろうと必ずホールに寄って帰る、ということになります。

仕事終わりにAタイプのスロットを少し触る。1日に数千円、収支を考慮すればお小遣いの範囲であっても、「依存症」という表現はできるかもしれません。

ましてや、お金が湯水のごとくなくなっていく、そんな遊技を10分でも30分でも、それが月に1回の頻度でも。負けると分かってても打ってしまう、それが依存症なのかもしれません。

個人的な意見ではありますが、パチンコ・スロットに関して、勝ち負けの結果は必然だと思う訳です。

カジノなんかだと、完全に運といいますか、裏表しかない普通のコインを投げて、どっち地面と接するかを当てましょう。という感じなわけです。

パチンコ・スロットに関しては裏と表だけではなく、表・裏・裏の3面のコインを投げ地面に接する面を当てましょう。というようなゲームに感じます。

いわゆる、表を選び続ける状態が、期待値のない台を打っている状態。

裏を選び続けるのが、期待値のある台を打っている状態。

ホールにおいて後者の立ち回りをすれば必然的に収支はプラスになるわけです。だから、その他の公営ギャンブルに比べてというのも変な話ですが、プロ・専業というものが存在しているのだと思います。

現在の業界は、いわば依存症の人たちによって支えられている状況だと思います。

そもそもパチンコスロットは低所得者層向けとも言われますしね。

定義によって人数は変わってくるでしょうが、もし依存症の人たちをすべて排除してしまえば、業界に未来はないですよね?

だって、日本の平均年収よりはるかに稼いでいてギャンブル好き、生活の破たんの心配がない極一部の層と、パチンコ・スロットを生業とする専業の層しか残らないですよね。

だから、ちょっと発想を変えてみるのもありなのかなと思うわけです。

遊技通信webからですが、マルハン中間決算は減収増益に。

売上に関しては昨対88.9%、営業利益は昨対にして138.7%

間違ってたらすいませんが、営業利益ということで、新台入替などに対する販管費や人件費を引いた後の金額だと思います。

業界の仕組みも違うので比較対象として適切ではないかもしれませんが・・・
これをスーパーやドラッグストアなど小売業に当てはめてみます。

売上が11.1%落ちました。でも、営業利益38%アップできますか?

考えられる方法はいくつかありますが、NB商品の取り扱いをすべて諦め、PB商品のみの取り扱いにしたらあり得る数字かもしれません。

それほどに難しいほどの増収を業界のトップがしているわけです。

もちろんすべては打ち手の負担。

遊技人口が減っているなかでの増益ですから、一人当たりの負担額も増えているわけです。

全うな解決策ではありませんが、もっと薄利多売をしませんか?

というのがある意味本題で、依存症だから打たせない、というのも全然ありだと思います。

ただ、1ヶ月、お小遣い内で遊べるようにしませんか、というのも大事だと思うんです。

ホールと打ちての財布、このループを繰り返し、一月で3万なくなりました。

遊技としてはこれがあるべき姿だとも思います。

しかし、現状のホールでは、スロットの新基準機であろうと1や2のオンパレード。

等価ボーダー20前後の新基準機のパチンコは16や回って18程度。

月の稼働日数や時間にもよりますが、10万なんてすぐなくなりますよね。ってことです。

なんだか言いたいことが分からなくなってきた感はありますが、依存症だからと排除するだけが解決策ではなく、依存症の人でも、金銭的に支障が出ない範囲で遊べるような工夫を業界としてしていくべきなのかなと思います。

昨年比で売上が1割近く落ちたなら、営業利益も1割落ちて然り。
ただ、前年と総人時が同じであれば、もう少し落ちるかもしれないですし、状況に合わせて販管費を減らしたのであれば、昨対と同じ水準もありえるかもしれません。

しかし、その分はちゃんとユーザーに還元して、3万あれば1ヶ月は遊べるくらい頑張ってみてはと思う次第です。


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