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魅力的な市場とパチンコ店としての立地

「パールショップともえ町田609」がコンコルド町田の跡地にグランドオープンしたのは昨年4月25日。同店は千葉、茨城、埼玉でチェーン展開するともえグループのカクタが運営する店舗で、東京初出店となった店舗でもある。



ともえ町田店から距離にして50メートルほどの距離に、昨年12月26日にグランドオープンしたのが「マルハン町田店」だった。位置的にはお隣さん同士という感じだ。



ともえはオープン以来、4円パチンコと20円スロットのみの営業を頑なに続けている。一方、グランドオープンから1カ月目の1月26日から改装工事のために休業したマルハンは、4パチ、20スロの他、1パチ、5スロも設置して、ともえとは営業スタイルを変えていた。



マルハンがオープンしてともえの稼働は落ちたものの、マルハン自体もオープン2週間目にして稼働が半分に下がった、という。



町田事情に詳しい業界ウォッチャーはこう話す。



「ともえの平日、昼間の稼働は3~4割で、夕方からは5割程度というところです。土日は7~8割にはなりますが、平日は決して言い稼働とは言えません。それを見たマルハンは1パチと5スロでも集客できないので、このままではダメだと思ったのでしょう。でも、人数的には閉店するとは思ってもみませんでした。新台の大量入れ替えでもすると思っていただけに、1カ月で閉めたのは意外でした。ともえに対抗するためには出玉演出が一番効果的な訳ですが、全台各台計数機ではそれも出来ませんでした」



突然の閉店でネットでは行政処分を喰らったなどと根拠のない噂が流れているが、1カ月で閉めるということはそうした風評被害を生むことにもなる。



ともえとマルハンの社風の違いもある。



ともえは、茨城県の田んぼの中とか、客のいないような場所で出店してきた実績から、農家のお客さんが多い地区では、農繁期や天候で集客が大きく左右されるようなことも経験してきている。つまり、地域一番店が至上命題ではない。



一方のナンバー1戦略のマルハンとしては、地域一番店になることが課せられている。今のやり方では地域一番店になることもできないので、根本的な立て直しに入ったものと思われる。



「改装の決断はかなり早かったと思います。釘を見ていたら1月中旬からは客を付ける努力の跡がありませんでした」(地元客)



町田は魅力的な市場であることには違いないが、いくら駅前といえどもパチンコ店の立地としてどうなのか、ということでもある。





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