パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

16割営業の灯が点り始めた

世の中の健康志向、公共の場所での禁煙、タバコの値上げ、少子高齢化などの要因も絡んで、厚生労働省によると平成23年度の日本人の喫煙率は男性が32.4%、女性が9.7%で平均20.1%となっている。



ちなみに平成元年の男性の喫煙率は55.3%で、女性は9.4%だった。特に男性の喫煙率の低下が激しい。サラリーマンの少ない小遣いの中でタバコ代が捻出できなくて止める人も少なくない。



喫煙率が下がれば、タバコ産業の規模も同じように下がる。新聞記事にもあるようにJTはタバコの4工場を閉鎖し、1600人の人員削減に踏み切っている。





タバコとパチンコは類似点が結構ある。



その一つが健康問題だ。



タバコのパッケージには「喫煙はあなたにとって肺気腫を悪化させる危険性を高めています」「未成年者の喫煙は、健康に対する悪影響やたばこへの依存をより強めます。周りの人から勧められても決して吸ってはいけません」と印刷されている。



パチンコも大騒音と殺人光線とまで言われる光に副流煙で健康とは対極にある。



そして、共に斜陽産業への道を歩みかけていることだ。



JTはメインのタバコだけではやっていけないので、医療用医薬品、飲料水、冷凍食品の分野にも進出している。



JTが多角化経営で事業を続けていくのなら、パチンコはどうすればいいのか?



「等価交換がいいとは思っていなかった。かといって1パチで16割分岐の営業でお客さんが来るかどうかは、半信半疑だった。5スロなら32枚交換ですからね。しかし、店長が客層を見て、是非やりたい、というので最終的には任せた。店長の読みはズバリ当たった」と話すのは低価交換で集客に成功しているホールの関係者。



年配客の多いホールでは、勝ち負けよりも少ない金額で長時間遊びたいお客さんが多い、といことを店長は肌で感じていた。



16割分岐営業を開始したときのお客さんの驚きは「こんなに回るのか!」だった。換金したときの金額の少なさよりも、回って遊べるほうをお客さんは選んだ。



16割分岐が成功した要因として、昔から貯玉再プレイを導入していないことも奏功した。



貯玉再プレイを導入しているホールで16割分岐を採用する場合、ネックになるのが再プレイの手数料問題だ。



行政指導により手数料が取れないとなると、再プレイで遊技されると売り上げが立たなくなるので、低価交換営業なのに、釘は等価並みになってしまい、名前だけの16割営業になってしまう恐れがある。



16割営業を行う場合、貯玉再プレイは使わないことが肝になる。



客が固定化すると機械代も極力抑えるようになった。



新台を買うこともなくなり、チェーン店移動の中古機が主体になった。そして、必要以上の利益は取らない営業方法を貫いている。



このホールの成功の噂を聞きつけて、10月下旬から16割営業をスタートさせたホールも出てきた。



「2軒スタートさせました。1軒は時間つぶしの高齢者が多い地区なので、まずまずの成果です。やはり回ることに驚かれています。もう1軒は地区自体にお客さんがいません。全国大手でも1割稼働ですから何をやってもダメです」



16割営業で成功するホールが徐々に増えることで、業界も大衆娯楽の原点に少しずつ戻ることができる。







人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える





※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。コメントがエントリーになる場合もあります。





客が怒っているのに笑ってしまう社員

その社員Aさんは入社10年。歳は30台半ば、大卒で結婚して子供もいる。



新卒採用しているホールでは、入社から半年で早い人なら副主任。1年も経てば主任になる人もいるが、Aさんは役職には就いていない。



仕事ぶりは真面目で、仕事はしっかりできる。機械トラブルも手際よく処理する。



ただ、問題は接客対応時に起こっていた。



お客さんは大きく負けたりすると、誰かに当たりたくなるものだが、そんな時にお客さんがAさんに文句をいったりすると、お客さんの怒りがさらにヒートアップする。



お客さんは怒っているのに、Aさんはニコニコ笑っている。この笑っていることにお客さんの怒りモードにスイッチが入る。



お客さんが怒っている時は、聞く側は神妙な顔つきになるのだが、Aさんは笑顔になってしまう。



こんなトラブルが頻繁にあるわけではないが、お客さんがAさんにクレームをいった時には毎度のことだった。



そういうこともあって役職に就くことができなかった。



人が怒っているのに、笑っている。



店長も「なんでお客さんが怒っているのに、笑うのか」と聞いたらAさんからはこんな答えが返ってきた。



「怒られているときに何だか楽しくなってくるんです」



傍目から見ると「変な奴」に映る。



このまま「変な奴」で済ますことはできないので、一度精神科の病院へ行ってみることを勧められ、行った結果の診断が「自閉症スペクトラム」だった。



一種の発達障害で、相手の顔を見て判断する能力が欠如してことによって、相手が怒っているのに、笑ってしまうことが分かった。



それが原因で前職でもうまく行かなかった。



病院へ行って診断が出たことで、逆にAさんはホッとした。



家に帰って病気だったことを奥さんにも話した。当然、奥さんもAさんが病気だったとは思いもしなかったが、内向的な性格が母性本能をくすぐった、という。



現在も夫婦関係はうまく行っている。



変わり者というケースでこんな社員もいた。



国立大学を卒業して、電鉄会社に就職していたが、パチンコ業界へ中途入社したBさんは、部類の女好きだった。



土地柄、フィリピンやタイ人のホステスが常連客となっていた。



ある日、インカムでBさんが別の社員とこんなやり取りをしているのが聞こえてきた。



「○○番台のフィリピーナにいくらかと聞いたら怒られたよ」



店長の下にはタイ人の常連客から「仕事中に誘ってきたよ」とクレームも入っていた。



店長が注意するとBさんも怒られているのに笑っていた。



病院へ行けば色々な症状が診断される可能性がある。かといってうつ病のように抗うつ 剤で治療できる病気でもない。具体的な対処療法があるわけもない。



変わり者と一言で片付けられない時代になってきた。







人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える





※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。コメントがエントリーになる場合もあります。



新人歌手のプロモーションにパチンコを使いたいレコード会社

パチンコ業界と音楽業界は共通点がある。



1機種、1曲が爆発的ヒットするだけでビルが建つという点だ。



その一方で大きく違うことがある。



「歌手を売り出すのに、抱き合わせで売り出すことはできないが、パチンコは抱合せ販売で、売れないパチンコ台まで売ってしまうんだろう。羨ましい限りだよ」とため息をつくのはあるレコード会社の関係者だ。



ダンス系音楽ブームで90年代の音楽シーンを席巻したその会社もこのところ泣かず飛ばずの状況に陥っている。



所属している歌手、タレントの数は今でも半端ないが、いかんせん売れているアーチストがいない。



最近、会社を挙げて売り出しにかかった新人歌手のCD販売数は、1000枚ほどで息切れした。



つんくがプロデュースしていたアサヤン時代ならメジャーデビューできない枚数だ。



TBSの音楽番組「火曜曲」もスマップの中居正広、AKBを起用しながらも視聴率は低空飛行を続けた。ついには、10月の番組改編を待たずして、9月3日放送の2時間スペシャルで打ち切りになった。



歌番組がなくなれば、それだけ新人歌手の出番もなくなり、プロモーション活動の場が狭まっていく。



そこでレコード会社の関係者が考えているのが、新人歌手とパチンコのタイアップ機だ。



倖田來未、浜崎あゆみなど例外はあるが、これまでは、売れなくなった芸能人や歌手がパチンコ版権になっていた。



レコード会社としては新人を売り出したい。メーカーにすれば、無名の新人で知名度のリスクはあるが、格安で版権を買うことができる。



豊丸がグラビアアイドル時代の安田美沙子を使ったことがある。グラビアに関心のない人は「誰?」という状況だったが、その後そこそこテレビに出るようになっている。



AKBのパチンコは12週連続で新曲が発表される歌とパチンコの融合だった。これもパチンコ機を使った新手の新曲プロモーション活動だった。



今度は新人歌手のプロモーション活動の一環として、新人歌手の歌とパチンコの融合である。



大当たりしたときに楽曲が流れるので、曲を気に入ってくれたらCD販売にもつながる。



現場は新人の売り出し方に苦慮していることが良く分かる。



「ただ、こちらからパチンコメーカーに売り込みに行くことはできない。足元を見られて買い叩かれるのも嫌ですし。かといってメーカー側から声がかかるのを待っていても埒が明かない」と逡巡する。



パチンコ機が売れるかどうかも博打だが、売れるかどうか分からない新人を使うことは、リスクが2倍どころか4倍にも5倍にも膨れ上がる。



そんな賭けに手を挙げる勇気のあるメーカーはいないだろうな。



追記





7人組女性アイドルグループ・FUJI★7GIRLのメンバー全員が撮影中の事故でけがをし、治療に専念するため活動を一時休止することが明らかになった。

 

撮影で用いたセメントが原因で、皮膚疾患などを発症したという。

 

FUJI★7GIRLsは、パチンコ・パチスロメーカーの藤商事のプロモーションを務めるアイドルグループ。



中略



藤商事がオフィシャルサイトで事故についての詳細を発表。

 

「平成25年10月31日(木)弊社の委託した制作会社による撮影において、演出の一部で用いたセメントが原因で皮膚疾患等を発症する事態が発生いたしました」と明かすとともに、「FUJI★7GIRLs のメンバーの皆様には多大なる苦痛とご迷惑をお掛けしたことを心より深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 

セメントはアルカリ性を示すため、目や鼻・皮膚などに刺激性があり、長時間付着すると炎症を起こす可能性がある。

 

メンバーの鈴木は「髪の表面が溶けてね、キューティクルいなくなったの(´・_・`)」と症状をツイッターで報告。

 

ファンから励ましのコメントが多く寄せられている。

 





人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える





※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。コメントがエントリーになる場合もあります。



吉宗一押しの理由

12月16日デビューの吉宗は純増2.8枚の疑似ボーナスありのAT機になります。



見た目の印象や色合いなど4号機の吉宗を継承されています。



4号機からの違いは、液晶が秘宝伝で賛否両論の3Dポリゴンを採用して、筐体サイドが動くものになっています。



演出は前作のものを残しつつ、新しいものを取り入れられています。



鷹狩り、追っかけ、百人切り演出は健在で、新たに力くらべ演出などが加わって、演出を盛り上げています。



シャッターが閉まり、高確からの家紋演出も健在です。



メーカー発表のコイン単価が秘宝伝と同じ3.2円、天井が1000G、ベースが1000円あたり31Gになっています。



疑似ボーナスの合成確率が設定1~設定6で1/252~1/180と秘宝伝よりも軽くなっていて、ベースを秘宝伝の34Gから31Gに下げ、ベースを辛くした分を初当たりを軽くしています。



このバランスは純増2.8枚のタイプではちょうどいいかと思います。

純増2.8枚の出始めの頃は、リプレイばかりで出目のバランスが悪かったのですが、最近の純増2.8枚のAT機はベルを上手く使い、出目のバランスが良くなっています。



純増2.8枚のAT機はパチンコでいうMAXタイプになり、純増2枚前後のART機はミドルタイプといったところで、今のパチスロは純増2.8枚のAT機が受けています。



最近のパチスロの機械では、打ち込もうと思える機械がなく、新台を少し触るぐらいになっています。



吉宗は久し振りに打ち込みたい機械です。



打ち込みたい機械がなく、パチスロから遠ざかっている、いわゆる休眠スロッターを呼び戻す最後の機械が、吉宗になるでしょう。



5号機初頭に出た新吉宗は出来が最悪だったのですが、デビュー当初はお客様で溢れかえっていたことを考えると、吉宗に対するユーザーの期待感は凄まじいものです。



4号機の吉宗はスペックだけで大ヒットしたように言われていますが、演出や出目のバランスもすばらしいものでした。



今回の吉宗の実機が上野に来てから、週に3回程度上野に行き、吉宗を打ち込んでいます。



通常基板ではなく、デモ基板なので、フラグが成立したらリセットをして、その作業を繰り返し、通常時もかなり打っていますが、とても良く出来ています。



また、疑似ボーナス中のジャキーンの音がなり、7が揃った時は、デモ機ですがとても楽しいです。



吉宗との比較になる純増2.8枚の北斗の拳転生が長く稼働した要因は、斬新なあべしシステムやゾーンが良かったこともありますが、同じ純増2.8枚のAT機の対抗機種がなかったことが大きい。



北斗の拳転生のリリース前の純増2.8枚の対抗機といえば、鬼浜爆走紅蓮隊ぐらいで、北斗の拳のリリース後は、純増2.0枚のAKB48、純増1.7枚の忍魂弐、同じく純増1.7枚の緑ドンと低純増機ばかりでしたので、高純増の機械は北斗の拳転生か鬼浜爆走紅蓮隊の選択肢しかありませんでした。



その後の高純増機は、販売台数の少ない、カイジや化物語ぐらいで、北斗の拳を脅かす機械はありませんでした。



吉宗は12月16日のデビューで、同日に魔法少女まどか☆マギカがデビューしますが、コンテンツが萌え系で純増2.2枚なので、吉宗と違った路線になり、対抗機種にはなりません。



現在、高純増機の主流の北斗の拳転生もさすがに陰りが見え始めているので、吉宗の対抗機種にはならないでしょう。



販売予定台数8万台の吉宗の対抗機種一番手は2週間前にデビューする販売予定台数4万8千台の獣王になりますが、獣王というコンテンツは、今の若い世代には全く馴染みがなく、40才前後の世代がターゲットになりますが、40才前後の世代は家庭を持ち、パチスロから遠ざかっているので、間口が狭く、数の論理からも主流になることは難しいでしょう。



獣王は猛獣王の面長な液晶を使用されていて、ドット演出の獣王の後継機というよりは、猛獣王の後継機になっていて、初代獣王の面影はありません。



年明けに名前の挙がっている機種は、機動戦士ガンダム、仮面ライダー、うみねこのなく頃になどがありますが、吉宗を凌いで主流になるだけのコンテンツ力はありません。



こういった対抗機種なども考えると、しばらくは吉宗がパチスロの主役になると思っています。



人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える





※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。コメントがエントリーになる場合もあります。

新台を買っての後悔はありますが、新台を買わないでの後悔はありません

最近のパチスロの新台はほとんどが短命に終わています。



中小規模の店舗では、今年の新台で多台数必要だったは北斗の拳~転生の章~のみでした。



それと、吉宗が多台数必要な新台になるでしょう。



この2機種に共通しているのは、超ビッグコンテンツとなります。



その他には、ぱちスロAKB48が多台数欲しかったのですが、それでも3カ月も経てば、バラエティーに1台で充分でした。



ミドルコンテンツである、ミリオンゴッドZEUS、新鬼武者再臨、アントニオ猪木が伝説にするパチスロ機、忍魂弐~烈火ノ章、緑ドン~キラメキ!炎のオーロラ伝説~、回胴黙示録カイジ、デビルメイクライ4などもバラエティーで充分な結果となりました。



デビルメイクライ4はオマケに機歴までついてきました。



新台を多台数購入するのであれば、その分を出玉で還元したほうが、よっぽど良いのではないかと思います。



なぜ、ホールはこれほど新台を購入してしまうのか?



新台を導入すれば、お客様が増えるのではないかという幻想を抱いていたり、新台を導入しなければ、お客様がいなくなってしまう、という強迫観念を抱いているからだと思います。



我々ホールが思っているほど、新台を導入しなくても、それほど変わりません。



お客様は新台よりも、お店の雰囲気やスタッフで来店されています。



機械代を抑えるのは、ホール側の勇気と我慢だけです。



機械を買うことは、機械代金を払うことだけなので、後からでも簡単に出来ることです。



一度、勇気を出して、新台を買わなければ景色が変わってきます。



機械代の負担が少なければ、どれだけ楽な運営が出来るかを考えてみてください。



私も5年前までは新台をたくさん購入していました。その結果、私が独立した1号店を失いました。



その教訓から、残った2号店は新台をあまり買わないように変えましたが、お客様は全く減りませんでした。



減るどころか、最近ではお客様が新台をたくさん買っている頃よりも増えています。



これは、長い年月をかけて、お客様との信頼関係が築けたのだと思います。



今年の結果を踏まえ、来年は超ビッグコンテンツである、北斗の拳、吉宗、番長のパチスロ3大ビッグネームのみを多台数導入しますが、他の機械はバラエティーに1台のみの購入に抑え、良ければ、後から増台というスタンスでいこうと思っています。



今まで新台を買っての後悔はたくさんありますが、新台を買わないでの後悔は一度もありません。





人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える





※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。コメントがエントリーになる場合もあります。