パチンコ日報

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5年後を見据えた割高営業

遊技人口の減少、消費税アップ、店舗の大型化など、パチンコ業界を取り巻く環境は厳しさを増していきます。



おそらく、5年後には廃業に追い込まれる店舗が増えるでしょう。



特に、中小店舗は厳しくなります。



中小店舗が生き残る手段は割高営業しかないと思います。



大型店舗はスケールメリットを生かし、新台を大量導入します。



中小店舗が大型店舗と同じように機械を購入して、同じ割数で営業をしていけば、大手と何も変わらないので、遊戯環境や規模の論理から勝ち目はありません。



しかも、機械代は高騰し続けています。



サミーのエウレカは4台以下だと1台あたり45万円と3年前と比べたら、2割前後高くなっています。



50万円に近づくのは、時間の問題といったところでしょう。

1ヶ月持つか分からないような新台を1台あたり45万円で購入していったら、間違いなく、破綻が待ち受けています。



中小店舗は大手がやらない営業スタイルを確立しなければなりません。



大手がやらないこととは、新台を買わずに割数を上げることです。



大手は集客するために新台を導入します。



機械代や投資した設備などを回収するためや、グループ企業として、成長するために利益を確保する必要があり、ある一定の割数で営業します。



中小店舗は機械代を抑え、経費を極力減らして、割高営業をすれば、大手との差別化がされ、生き残る可能性が上がります。



今のうちからコツコツと割高営業をしていけば、5年後に効いてきます。



稼働が落ちた時にあわてて割数を上げても遅く、蓄積した負のイメージはなかなか払拭出来ません。



継続は力なり。

まさにその通りだと思います。



魚がいるから、その場の利益のために、乱獲していったら、最期は魚が取れなくなってしまいます。



なるべく、魚を取らないで、大切に漁場を育て上げていけば、漁場が豊富になります。



確かに、新台を導入すれば、集客して、稼働が上がり、割数を落として利益を確保出来ますが、将来的にはどうなんでしょうか?



新台入れ替えを極力抑えて割高営業をしていて、稼働の良い店舗があったのですが、新台をたくさん導入して、割数を落として、利益が上がりました。

すると、だんだんと稼働が落ちたのですが、新台を導入することを止められず、閉店に追い込まれました。



そのまま新台入れ替えを抑え、経費を抑え、割高営業を続けていれば、今でもお客様に支持され、お店は営業を続けていけたんだと後悔しています。



そのお店は、私が独立した1号店です。



中小店舗が生き残る手段は割高営業しかないと確信しています。



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