パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

物語営業チラシの具体例その5



2011年7月30日【土】

朝9時開店



甘海地中海 4台

J-RUSH HSJ 4台



新台入替チラシだ。



B4両面

50000部



今回は甘海を4台売却して費用にあてたので、機械代はゼロ。



「ドキドキ」がテーマの今回のチラシのこだわりのまとめ







●浴衣姿のスタッフの顔をイベント案内で隠した写真



「隠れていると見てみたい」という心理があるのかないのか分からないが、妙にジラされてドキドキしてくる。



●台のウラ側、基盤写真



ほとんどのチラシは、台のオモテ面の盤面写真ばかり。台のウラ面、基盤側を紹介したチラシは、ナゼか今までなかったので今回実験。



スタッフが台をあけた時、変にドキドキしながら基盤を覗きこんだ経験は誰しもあるはず。



ドキドキするほど見たいんだったら、思い切って見せてしまおうと(笑)



オモテ面に「パチンコ台のウラ側をお見せします!」と興味をひき、ウラ面への誘導。



基盤写真だけですと、ただの「ヤバい雰囲気」のみになってしまうので、ナナコちゃんを割りばしの先につけ、一緒に撮影し、多少やわらかい雰囲気に。



「基盤写真」とか「台のウラの写真」いうと、なんだかヤバそうだという勝手な先入観があるが、冷静に考えると、どおって事ないはず。



公安委員会が正式に許可を出した基盤。



「普通の基盤写真をみて『ヤバい』と思う」のは「普通の女子高生をみて『エロい』と思う」のと同じ(笑)。



●「良いパチンコ店を見つける方法」という小見出し



最近、とある伝説のコピーバイブル的な本を読んで、かなり勉強になったので、今回はその本のエッセンスを注入。



「…する方法」という見出しは、呼んでもらえる率が高い見出しの1つだそうだ。



人間は誰しも、自分に役に立つ情報を知りたいそうだ。



●「土日輪番操業、おつかれさまです」という「工場関係の方へのねぎらい」の小見出し



エアポート周辺は、土日に輪番操業しているであろう車関係の工場もけっこう多い。



一般の人には、節電のための「輪番操業」という言葉は、ほとんど意味不明ながら、工場勤務の方のココロにはズッポリ入っていくかなと。



●東遊商の発行する「中古書類」の写真を



こちらも一般の人が見れないモノなので。



個人的には左のパンチ穴記号と、中央の金箔のマークなんかがドキドキポイント。



●ビニールに入った台の写真



中古台が店舗に配送されてきた時の状態。



ビニール台。



ビニ台?(笑)



●ジェイラッシュの導入ストーリー



ほぼ実話(笑)。



以下、チラシ内容。







▼オモテ面



■見出し



「本日、エアポートはドキドキする新台入替」



■スローガン



毎日パチンコ、したいじゃないですか。



■図版



顔をイベント案内で隠した浴衣姿のスタッフ



■キャプション



なんか…ドキドキしますよね(笑)エアポートの新台入替はドキドキ感を大切にしています。



■ヘッドライン



本日、【良いパチンコ屋はないかとお探しのあなた】の為の新台入替



●良いパチンコ屋を見つける方法



その方法は意外とカンタン。



「新台入替の時に行ってみる」事なんです。



このチラシを見ていただいているあなたは、もちろん新聞をとっていますよね。



パチンコ屋の新台入替チラシも、毎日けっこうあるじゃないですか。



そのパチンコ屋の新台入替チラシをみて「このパチンコ屋、面白そうだなぁ~」とか「良くも悪くも、他のパチンコ屋とは違うなぁ~」と感じたチラシのパチンコ屋に行ってみて下さい。



あなたの直感は、だいたい、いつの場合も正しいようになっています。



●土日輪番操業、おつかれさまです



もちろん、良いパチンコ屋を見つける方法はまだまだありますが、また今度お話いたしますね。



いよいよ本日、エアポートは新台入替初日です。



今日、明日、あさっての3日間、ずっとお店で待ってます。



お仕事帰りや、朝一【アサイチ】からでもお気軽に。



●衝撃の機械代金0円!



今回、遊パチの海物語を迫力を出す為に1機種に統一することに成功しました。今までは2台ずつ3機種あったんですよね。



これでは、お客さまも遊びづらい。



「アグネスSAP」と「沖縄SAHS」中古市場で売却し、根強い人気のある「地中海SAF」を3倍に増台することに。



で、ウラ面で紹介する今回の新台入替の目玉機種も買いました。



今回も余裕の現金一括払い。



それどころか、逆にお釣りがきちゃいます。



●他の図版



地中海



地図



吉田インター



浴衣姿のナナコちゃん



エアポートの店舗外観



●エアポートは健全経営。パチンコ台のウラ側までお見せいたします→



▼裏面



■見出し



アレジン、エキサイト、アレンジマン、ビッキーチャンス



この言葉が分かるあなた、エアポートの新台入替へ



■スローガン



毎日パチンコ、したいじゃないですか。



■図版



ジェイラッシュの基盤のアップ写真をメインに。表の写真や中古書類も。



■キャプション



「CRジェイラッシュ」台のウラ側。スタッフが台をあけた時、台のウラをノゾくとドキドキしますよね(笑)



■ヘッドライン



人気が出れば【スグに増台】予定の新台入替



■サブヘッドライン



「北九州のとある炭鉱町で目撃し…」



●『ナンだ!この台は!?』



先日、とある北九州の炭鉱町のパチンコ屋で、ありえない衝撃の光景を目撃。



見たことないアレパチのような台が大量にズラリと並んでいた…



●満台…だと…!?



しかも、ド平日の昼間だというのに、そのコーナーは満員でギッシリ!



誰かが当たるたびに、台にかじりついている全員から嫉妬まじりの視線が向けられる。



「どっかで見たことある光景だな」と軽いデジャヴ【既視感】を感じながら、昔の記憶を必死でたぐりよせる。



…ピュイッ!



●「アレジンだ!」



そう、20年前に一世を風靡した伝説のアレパチ「アレジン」。その当時、アレジンのシマは、朝から晩まで活気がありました。その光景がまるで昨日の事のようによみがえる。





●その台は「CRジェイラッシュ」



スグにお店の部長様に名刺を出し、ずうずうしくも挨拶に行く。



私「スゴい人気ですね!ジェイラッシュ、こんなにイイ台だとは知りませんでした!」



部長様「いや~、この店だけですけん。こげん台が人気なんは。九州の人間は気が荒いですけんねぇ。たまたまですばい(笑)」と謙遜する。



聞けばこの部長様、業界歴30年の大ベテラン。



老練【ろうれん】という言葉がピタリとハマる、やり手のオーラが漂う雰囲気。



にこやかな笑顔の中にも、瞳の中にはジェイラッシュのたしかな手応えを見てとれました。



いよいよ本日からエアポートで「CR J-RUSH HSJ」が打てます!



最後までお読み頂き、ありがとうございます。



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開発担当の独り言

「スロットの醍醐味はボーナスゲーム。そのゲームの見せ方が開発の腕の見せ所になる。筋肉マンや秘宝伝がこけたのはメーカーとファンのニーズが乖離しすぎたこと。ファンは安い金額で大当たりが見られる機械を望んでいる」と話すのは開発担当者。



大当たりを簡単に引ける機械はパチンコ、スロットに共通した話だ。遊パチはその一つだが、店は粗利が抜けないので興味を示さない。



店は機械代を早く回収したいのでハイスペック機を導入しがちになる。客はとっくに付いて来れなくなっているのにも関わらずだ。



「新台を入れるということは、裏を返せば、支払いに追われることでもある。しかし、メーカーが用意する人気台には注文が集中する。秘宝伝の失敗は分かっていても、また同じことを繰り返すはず。お客もどうせ出ないのなら新しい台がいい。メーカー主導で短期間で新台を入れる流れはそう簡単には戻れない」とした上で、こう続ける。



「ホールの釘師や設定師の腕の見せ所をないがしろにしすぎ。出し方、回収の仕方のノウハウがまったく感じられない。稼働が落ちるとすぐに新台に走る。ホールが機械調整のノウハウがなくなっていることを露呈している。一度、機械が壊れているのではないかと思えるぐらい玉が出て、10人中7~8人が大勝するような調整をすれば、絶対に記憶に残る」



ま、こんなことは改めていわれなくても分かりきっていることだが、こんな簡単なことができない。



「今の営業は夢がない。月1回、この日だけは絶対に出る日を作れば、広告しなくても打っているお客は分かる。好きな機械ではなくても出る台があればお客は打つ。負けても出る日があることを知ると固定ファンをつかむことができる。どんなクソ台でも大勝ちすると必ず客は来る」



ことし、いよいよ市場に登場するのがお年寄り向けのスロットだ。



オール10のスロット版で、沢山の差玉とは一番かけ離れた機械でもある。



「今日は2000円負けた、3000円負けたという程度の機械。毎日ホールへ行って、ホールがお年寄りのコミュニティーになれるような機械」



そういうタイプのスロットはこれまでにも登場しているが、市場の反応は薄かった。





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無借金経営の強さ

「決して釘が渋いわけではない。イベントが中止になったこともあって開ける時に開けられなくなっただけ」と語るのはある大手ホール関係者。



開けるタイミングが掴めないままでいる状況をユーザーの感覚からすれば閉めているような錯覚に陥る。



そうなるとバカ出ししている出玉感の日もなく、ユーザーは取られっぱなしの感覚が定着していく。



出す日を作るためには、取ることは必要だが、どういうわけか取りっぱなしになっているのが現状だ。これではお客さんがついて来られるわけもない。そんなことは分かっていながら、現状を打破できない。



5年ほどまでは地方の地域一番店が今は、客が減り、開けられない店が稼働をさらに落とす悪循環に陥っている。



その一方で、開けても稼働に結びつかないケースも出ている。



4円等価がいかに今のご時世に合わなくなっているかを物語っているが、例えば、回すために、25個から33個に交換率を変更した場合、勝った時の換金額が大幅に減るため、お客さんにすれば損した感覚になり、33個の店では打ちたくなくなる。



そのチャレンジをしたホールは、結果を出すことができなかった。



「等価を33個に変更した場合、まったく新規のお客さんでなければ、受け入れられないと思う。かといってまったく新規の客を集客する方法が思い浮かばない」と手の打ちようがない。



ある団体のトップは「若いファンを増やすためには、若い人が業界に就くことではないだろうか」と述べている。これではタコが自分の足を食べているようなものだ。ホールで働いたカネでパチンコ店へ再び還元せよ、といっているようなものだ。



若年層を開拓する根本的解決にはなっていない、といえる。



トップがこれでは現場に創意・工夫する知恵も出てこない。



新規客を開拓するために、開始されたパチンコ・スロットのネットゲームが、所期の目的を遂げることもなく、本業に資源を集中するために、取り止めになることになった。



業界が迷走常態に入る中、それでも、未だに4円だけでしっかりお客さんをつけているホールがあることも事実。



そういう店舗は、無理な出店もしておらず、身の丈経営でほぼ無借金経営を貫いている。



新台は付き合い程度に購入し、古い台を大切に使っている。



借金や機械代の回収も急ぐ必要がないので、必要以上に取ることはしない。なおかつ、出す日は確実に出すので、常連客も安心して打てる。



店舗の主力がパチンコなら、スロットの等価交換に引きづられることなく、パチンコに合わせた交換率に。



大手が中小を淘汰して、大手と地方の有力ホールしか生き残れない、といわれているが、この先、生き残るのは借金のないところだけ?





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