パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

シリーズ中断のお知らせ

非常に残念なお知らせです。



シリーズの途中ですが、元店長から以下のメールが届きました。



パチンコ日報は賛否両論コメントを掲載することを趣旨としていました。それで荒れ気味になってきたので、承認制としました。



よほどの個人的誹謗中傷でもない限り、それも承認してきました。最近はエントリーとは関係のない方向へ行きがちのことも多々ありましたが、議論が活発になればと承認してきました。



でも、その度が過ぎたようです。



コメントだけでなく非難のメールは本当に心が萎えるものです。



ボランティアで寄稿してもらっていますが、バカバカしくなってくる気も十分理解できます。



元店長のユニークな視点の寄稿は、営業の参考になるはずです。好評だから続けて来られたし、元店長のご好意に甘えてきました。



管理人として元店長に大変ご迷惑をかけてしまったことを、この場を借りてお詫びします。



申し訳ございませんでした。



^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^



毎々御高覧ありがとうございます。



表記のように今回のシリーズと寄稿を当分の間、中断したいと思います。



(´・ω・`)様やきんたろー様のご意見があると言うことは、相当数の読者がそう感じている証拠でしょう。



他様のコメントにもありましたが、残念なのは最後までご高覧して頂きたかったことです。



毎回シリーズ途中で批判が入るのは残念でなりません。



シリーズの出来が悪いのでしたら、最後にご批判を入れて欲しいものです。



コメントで皆さんからご意見を頂戴していますがそれに対するコメントは、最近は控えていました。



それには理由が有ります。



しかし今回は自信がなくなりました。



書き方や文脈の進め方は、寄稿者=書き手の考えや癖が出ます。



それが混乱を引き起こしているのでしたら、私はもう一度勉強をし直したいと思います。



最後に一言言わせて下さい。



批判が有るのでしたら、シリーズ最後にお願いします。



今までありがとうございました。



元店長



人気ブログランキング

番外編 なぜ劇団四季を取り上げたのか?

劇団四季シリーズのコメントの中に、観劇ファンとパチンコファンの客層が違う、というのがいくつかあった。



それは正解かも知れないし、不正解かも知れない。



では、パチンコとは関係なさそうに思える劇団四季をナゼ取り上げたのか?



カンブリア宮殿で「劇団四季」の特集があると分かった時から、これはパチンコ業界には見習える点が多々ある、と思ったからだ。



私がここで伝えたいのは、お客さま層の問題ではなくて、パチンコ市場拡大のために、今、何をするべきか、ということだ。



従って、劇団四季とパチンコの客層の違いは、今回は無視した内容となっている。



これから書く内容は私の主観だが、それほど間違いはないと思う。



※私の主観

「日本の格差社会はもう解消できない可能性が高い」



日本の消費税に当たる税金は先進国では数多く採用している。



呼称は「付加価値税」とかの違いがあるが、欧米の税金は「19.6%」とか「25%」「17.6%」など、日本より高い。



将来、日本の税率も二桁になるのは間違いない。



欧米と日本の高校生、大学生の所持率を比較して、高い製品の中にルイ・ヴィトン(LV)がある。



LVはご存知の様に、フランスを代表するブランドだ。



何年か前の報道で、全世界のLVの販売金額の4割強が日本人と聞いたことがある。



読者の中にはフランスは勿論だが、ハワイ旅行でLVを購入した人もいるだろう。



フランス・シャンゼリゼ通りの歩行者を観察すると、LVの鞄を提げているのは日本人が多い。



フランスでは、普段用にLVを使う人は少ない。



これは余談として読んで欲しい内容だが、フランスの福祉は、ある点では日本より恵まれている。



フランスの健康保険は3割負担。



しかし、健康保険費に任意で保険料(友人の場合は1万円弱。所得により増減有り)を追加すると医療費の自己負担がほぼなくなる。



加えて、こんな例もある。



老眼鏡を買っても全額保険から下りる。しかもメガネフレームは、シャネルでもOKと来たもんだ。



歯の矯正も保険が使える。



日本での矯正費用は100万円単位になるが、私の友人は上下の矯正で自己負担は24万円だった。



学費は公立なら小学校から大学まではほとんど無料だ。



フランスで働いている親戚は、45歳でパリ大学医学部(パリ第5大学)に入学した。



年間の学費は3万円~5万円だ。



日本の国立大学の普通学科で年間65~70万円くらいだと考えると、格段に安い。



ゼロ歳~18歳までの子ども手当の総額は日本の6~7倍といわれている。



だから日本人夫婦がフランスで子育てしていると、日本には帰れないという。



揺り篭から墓場まで、といわれる高福祉国家のスウェーデン。

幼稚園児の待機児童などはいない。全員が入園できる。



これらは高税率が支えるサービスだ。



それを考えると、民主党の子供手当はどうなのか?と疑問を抱く。

実際には、海外からは愚策だといわれている。



貯金に回る可能性が高い子供手当てを支出するなら、待機児童ゼロを目指す政策や育児をしながら働ける環境づくりが一番重要だと考える。



こうして海外に目を向けたとき、日本はこの先どうなるのか見えてくる。



自民党政権時代の02年2月~07年10月までを「戦後最長の景気拡大」時期といわれていたが、庶民は肌で感じることはなかった。



この景気拡大時代、自民党政策で明確になったのは【格差拡大】だ。



この時、企業は株主などに利益を還元したが、労働者の賃金は上がらなかった。



戦後最長の景気拡大といわれながら、派遣労働のシステムが確立され、低賃金労働者が増えた。



この低賃金労働者の犠牲による、景気拡大であったのも否定できない。



オランダは雇用形態に関係なく、同一労働同一賃金の政策を掲げ、そのシステムが順調に拡大した。



日本も同じようなシステムにしない限り、賃金格差は縮まらない。



これらを総合的に考えると、将来的にパチンコ産業は拡大できない。



海外在住の友人や親戚をみれば分かる。これは自信をもっていえる。



海外の庶民は、パチンコに消費する余裕のある人は本当に少ない。

特に若者の給与は本当に安い。



消費税に相当する税率も高い。



日本は退職して、年金をもらえる年齢になっても、働かなければならない人が断然多い。



それをフランス人に伝えるとこう驚かれた。



「え?!フランスでは退職したあとの時間をどう使うかが楽しみで、退職後の労働なんか考えない」



「フランスは税金が高いので日本の様にたくさん貯金はできないけど、その代わり老後の心配はそれほどしていない。それがフランスの仕組み」と話す。



日本は老老介護の問題など山積みだ。



日本の将来は間違いなく、高負担高福祉に進む。



今の若者が高齢者になった時、今の高齢パチンコファンと同じ人口を維持するのは難しいだろう。



それを考え合わせながら、後半の寄稿を御高覧頂きたい。







人気ブログランキング

ホール運営の参考にしたい劇団四季の手法・・・その⑥ 自分のカタログと保証書を作ろう!

今回は私が研修講師の時の十八番を紹介する。



ここで書くと人材教育コンサルが真似したり、手を加えてアレンジするケールが出ると思うが、それでもいい。これを実践すると人も会社も客観的に見れるようになる。



①自分自身の「カタログと保証書」



②自ホールの「カタログと保証書」



これを考えて書くことで、あることに気づく。



是非、A4の紙に書いて欲しい。



☆ホールの品質保証とは何か?



あるホールは「接客態度苦情ゼロ宣言!」。また、あるホールは「ガセイベント撲滅」を宣言した。



第三者に向けて自店舗や己の「保証書」を書き上げるということは、それが明確な「目標」になるのである。



それがお客様の安心につながる。



それではパチンコホールの安心とは何か?



安心=品質保証



皆さんに可愛い美人の結婚適齢期の娘がいたとする。



その娘さんが「パパ、この人と結婚したいの」と言われた時、相手の「経歴書」やお見合いに欠かせない「釣書」があれば、判断材料の「安心度」が増す。



劇団四季の成功は、この安心度=お客様との信頼関係の構築が大きい。



常に高品質の舞台を提供してきたから今日がある。



今繁盛しているホールも同じだ。

お客様の信頼があるから繁盛している。



ホールの場合は「接客の質」「出玉の質」「対不正営業の質」など。



人間の場合は「ウソをつかない」「定職がある」「優しい」など。



これらに共通しているのは『実績が語る信頼』である。



話はそれる。

ある地域のホールの話。



Aホールは地域密着型。



Bホールは全国各地に店舗をもつ準大手。



このAホールとBホールが同じ所轄で営業している。



ある年、両ホールが店内改装した。このとき所轄の許可にある差別が生じた。

その差別とは、許可申請や許可期間。



Aホールは「優良認定」。

Bホールは「非認定」。



Aホールは改装書類は事後報告で営業可。



一方のBホールは、書類提出をして店内確認を受けなければ営業できない。



Bホールは、県外のチェーン店が悪さをした経緯があるからだ。



このA・B両ホールの差が公表されたら、Bホールの評判は落ちるだろう。



それが公表されなくとも、Bホールの経営は綱渡り状態だ。一時期は倒産寸前まで追い込まれ、いまでも好転していない。



話を戻そう。



ホール企業が保たなければならない「品質とは」何か?



次回は劇団四季の厳しい保証の源を書く。



つづく



人気ブログランキング

ホール運営の参考にしたい劇団四季の手法・・・その⑤ 続・公演の品質保証とホールの品質保証

皆さんのコメントを拝読していると、劇団四季のヘビーなファンがいた事が分かる。



「なれ」「だれ」「され」と書かれた人だ。



このコメントを読んで、さっぱり意味が分からなかった営業1号さんはその意味を調べてみた、という。



この言葉は、ホール事務所に掲げてもいいと思う。どうだろうか。



画像は、ある日の「キャッツ」のキャスト表だ。

左がメス猫



右がオス猫



メス猫の俳優が11名



オス猫の俳優が13名



合計24名の俳優が27匹分の猫を演じる。



この日のキャストの4分の一は、中国人や韓国人・朝鮮人。



劇団四季の俳優の10%以上は、外国人なのだ。



ミュージカルキャッツが生まれたイギリス国籍の俳優もいれば、アジア人も多い。



これは劇団四季が実力本位で、国籍は問題にしない現れだ。



芸能の世界では当たり前のこと。



日本人バレエダンサーが、海外の劇団でトップを務めるのと同じ事だ。



コメントの中に、外人のミュージカルを観てみたいと書かれている人がいた。



「キャッツ」に関して言えば、劇団四季の「キャッツ」は世界一だと思う。

キャッツが生まれたイギリス(ウエストエンド)や、ニューヨーク(ブロードウェイ)のほかに、ヨーロッパツアー、アジアツアーでもキャッツを観劇したことがある。



イギリスの初期の頃は観ていないが、後半は何度も観た。これら全ての公演と比べて劇団四季のキャッツは世界一だ、と思う。

またキャッツ専用劇場を建設しているのは日本だけ。



5年前のアジアツアーの時は、台湾と韓国で観た。俳優は全員英国人。飛び抜けて素晴らしい俳優もいたが、トータルでは劇団四季に軍配が上がる。



さて、これから初めてキャッツを観る方にアドバイスをしたい。



3000円のC席で充分楽しめる。価格以上の価値に満足すること請け合い。



B席(6000円)で観るのなら、C席で2回観る方がお得かも。



最低2年はロングランするので、急がなくても大丈夫なので、ぜひご覧いただきたい。



さて本日の本題に移りたい。



公演の品質保証とホールの品質保証。



劇団四季の配役は、月曜日10時にその週の出演者がウェブ上で発表になる。



しかし公演直前に、別の俳優に切り替わることもあるのだ。



理由は様々。



例えば、その日の俳優のコンディションが悪いときとかである。



劇団四季は、公演日に出来るだけベストの状態の俳優を舞台に上げるのが基本だ。



劇団四季は、大型オーディション以外にも常に入団試験の門戸を開けている。



常に実力者や素質のある者が入ってくるのだ。



劇団四季の俳優は言う。

「劇団内の競争が激しくてキツイ!」と。



その理由は、下からどんどん若い才能のある人材が上がってくるからだ。

劇団四季の強みは新陳代謝が盛んなことだ。



それではなぜ、劇団四季に才能ある優秀な人材が集まるのか?



理由は多い。



その中で一番は【優秀な人材が優秀な人材を呼ぶ】のだ。



演劇界で劇団四季を凌ぐのは、宝塚歌劇団くらいか。しかし、それでも四季には及ばないだろう。



劇団の規模や稽古場の充実、教育方法や教育理論、いま先端を走るのが劇団四季だ。



これと同じ現象がパチンコ業界最大手マルハンの強さだ。この話は後ほど触れよう。



劇団四季は現在全国に専用劇場を9館運営している。

東京には「電通四季劇場・海」「JR東日本アートセンター・春・秋・自由劇場」

横浜には「キヤノン・キャッツシアター」



その他、名古屋・大阪・京都・福岡に専用劇場がある。



今年8月には大井町に「夏劇場」が竣工する。年末には札幌に11番目の劇場の建設が始まる(昔、札幌のJRの構内に四季の劇場があったこともある)。



これ以外にも、全国の劇場でロングラン公演を行う。広島ではマンマ・ミーアのロングラン公演の予定がある。



劇団四季とマルハンの共通点が各所に見られる。



全国の要所要所に、碁石を置くように戦略を立てているのだ。



劇団四季の場合、お客様の8割が女性なので、市場はまだまだ伸びる。そう男性客の確保だ。この部分が空白。そこを埋めれば売上はあと最低でも1.5倍になる。



劇団四季は一昨年、入場料金を全席値下げした。



この値下げによる収入減は18億円。子供料金も設定した。



値下げ効果でチケット販売枚数が急増。その増加分は10憶円。



18憶円-10憶円=8億円減収だが、その分、観客数が増え、客層の幅が拡がった。



これは何を意味するのかと言うと、将来のお客様が増えた、ということ。



劇団四季の演目を一度観ると、リピーター客になる確率が高い。

ここにもマルハンと共通する部分がある。



マルハンが強い理由は、多くの業界人が語っているが、私がここで書こうとする理由があるのだ。



それを踏まえ、次回も「公演の品質保証とホールの品質保証」について語る。



つづく



人気ブログランキング

ホール運営の参考にしたい劇団四季の手法・・・その④公演の品質保証とホールの品質保証

本題に入る前に劇団四季を少々紹介してみたい。



今、芸能界で活躍している俳優の中には、「え、そうなんだ」と思う元劇団四季の俳優が多いのも事実だ。



「石坂浩二」はかつて劇団四季の演出部に所属していたことがある。



篠原涼子のご主人で、テレビドラマに数多く出演している「市村正親」。

市村は劇団四季のトップ俳優であった。

オペラ座の怪人の日本初演の時のファントム役は市村。



その他には「榎本孝明」「大和田伸也」「川崎麻世」「滝田栄」、伊藤みどりの元夫の「八巻大」、CR料理の鉄人に出ている「鹿賀丈史」。

研究生だった「原日出子」。



そしてここ数年の間にも、劇団四季のトップ俳優が何人も退団している。



しかし、それでも劇団四季のレベルは落ちないのだ。



その理由は何か?



それは今日の表題「公演の品質保証とホールの品質保証」の要について書くので、それを読めば理解できると思う。



現在、劇団四季の俳優は700人。これでも足りない。



10年以上前に入団した俳優で、同期が残っているのは3人。

今年のオーディションで合格したのは36人。10年後に残るのは1割だろう。



劇団四季は常に新しい人材を育てている。



劇団内の競争は本当に凄まじいのだ。



詳細は書けないが、かつての私の彼女は、劇団四季のオーディションを受け研究生として舞台女優の人生を歩み始めた。10数年前のことだった。



今も在籍していて舞台に上がっている。



その彼女から聞いた厳しい内容がこれだ。



入団と同時に「ゴールの無い試合に参加することになる」という。



しかし、ゴールが突然訪れる事もある。



それは「クビ」だ。



劇団四季は俳優と年間契約をしている。ある日「次の契約はない」と宣告を受ける。



プロの世界はどこでも厳しいのだ。



クビにならないで残ることができても、ゴールの無い練習の日々が永遠とつづく。



でも、これは俳優にとっては幸せなのだ。好きな舞台だけで飯が食えるから。



しかも、多くの人々に感動と夢と生きる力を与えられる。



感動を伝えるには、日々の練習は欠かせない。



今日の舞台は成功だったと思うのではなく、今日の舞台で直さなければならない所はどこかを探す日々だ。



カンブリア宮殿の中で、演出家でもある浅利慶太から注意を受けていた男女の俳優がいたのを記憶されている読者もいるだろう。



男性は劇団四季の中ではトップクラスで、芸大出身の実力者である。

彼はオペラ座の怪人の主役も務められるほど。



注意を受けた彼は「ずっとやっていると、垢が付いてくる。その垢を取ってシンプルにもう1回、元に戻す」と素直に応じる。



浅利代表の言葉に次のものがある。



※【人間は慣れると崩れる】



※【1000回やって飽きるんだったら役者なんか辞めろ!】



劇団四季の稽古場には昔からこの言葉が掲げられている。



※【慣れ・だれ・崩れ=去れ】



※【一音落とす者は、去れ!】



これは番組の中でも紹介された言葉だ。



※印4点は、ホールの管理職が部下を指導する上でそのまんま役立つ。

それぞれのホールで、アレンジすればいい。



話を戻す。



飛び抜けた才能がない場合、アンサンブルに採用されて頑張る。その間も練習を重ね、上のステージ(役)を目指す。



朝から昼すぎまでは定番の発声とバレエの練習をする。そのあとは、自主練習になる。



主役の座を射止めた俳優でも、公演前には深夜まで自主練習をするのが当たり前。



木戸銭は3000円から9800円だが、俳優が骨身を削りながら舞台に上がっている事を知れば、決して高くないと思う。



アンサンブルでも準主役でも、翌日は降ろされることがよくある。



実力だけの世界だ。



俳優はベテランでも新人でも練習量は同じと考えてもいい。



その理由は役を与えられた俳優でも、いつ降ろされるか分からない。劇団内には熾烈な競争システムがあるからだ。



新人採用のオーディションと同様に、今度は配役を掴むための劇団四季内でのオーディションがあるのだ。



正式に俳優になってからでも、実力で役を掴まなければならない。



俳優=ホールスタッフ



ホール=舞台



こう考えると本日のエントリー表題「公演の品質保証とホールの品質保証」の意味が分かって頂けるだろう。



つづく



人気ブログランキング