パチンコ日報

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パチンコは快感産業であると業界が気づいた時復活する

パチンコ好きだった70代の会社経営者は、今から30年前に「パチンコは衰退する」と予言していた。30年前の1993年と言えばこの年の4月に発売された「CR花満開」が大ヒットしたことで、あれだけ業界が反対していたCR化が一気に加速した年でもあった。

賞球は7&15が主流で交換率も40玉交換だったので、非常に遊びやすかった時代でもあった。業界がピークを迎える1995年に向かってまだまだ右肩上がりの時代。等価交換でスタートが回らない時でもないのに、業界が衰退するなんて誰も予測することはできなかった。

理由は社長本人が禁煙したことだった。会社内でも禁煙にした。その代わり社員には3000円の禁煙手当てを出して、禁煙を勧めた。

禁煙したことによって、パチンコ好きだった社長のホールへ通う回数が激減した。当時の社長はタバコとパチンコはセットだった。タバコを燻らせながらパチンコ台に向かっている時が至福の時だった。

つまり、自分が禁煙したことでホールへ行く回数が減ったことから、世の中の禁煙志向が進めば、パチンコは衰退すると読んでいた。

ま、衰退理由は禁煙化だけではないにせよ、それは図らずとも当たることにはなった。

で、この社長はホールへ行くことはないが、好きなパチンコはネットで興じている。ネットでパチンコをやって何が楽しいのか、と言うと「数字が揃った時の快感」だと言う。

社長が数字を揃えるのは、パチンコだけではない。クルマの走行距離メーターなども「55555」「77777」などと揃わせて、その時クルマを止めて写真を撮ることにも快感を覚えるぐらいだ。

「数字が揃った瞬間の快感を求めてパチンコを打っていた。パチンコ業界がパチンコは快感を与えるものであると気づいた時に復活する。快感があるものは廃れることがない」と社長は持論を展開する。

70代の社長は自らの体験として、今の年齢でも未だにオナニーをやっている、という。それは出た時の快感があるからいくつになっても止められない。

出た時の快感という意味ではパチンコに通じるものがある。

社長の言に従えば、数字が揃った時の快感以外にも、もっと快感を得るものを工夫すればいい。今の当たりもしない無駄なリーチ演出は、むしろ不快を与えるばかりである。おカネを使わせるために煽るだけ煽るばかりの演出はもう時代遅れだ。



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